違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

佐野研二郎と電通の共通点が感じさせる「憎まれっ子世にはばかる」と言うことわざが死語になる日

「憎まれっ子世にはばかる」

 

このことわざが死語になりそうだ。

 

憎まれっ子は生きていけなくなりそうだ。

 

 

過去の人になった感があった佐野研二郎さんが思わぬ形で話題に。

 

不謹慎すぎる!佐野研二郎さんの葬式ごっこが多摩美大で行われる

 

完全に悪ノリだ。

 

多摩美学祭「佐野研二郎の葬式」 実行委員会は「公式ではない」

 

ゲリラ的に、学外の人物が行った可能性も高いが、周到な準備の元に行われた高い計画性が伺える。

 

佐野さんって最近何か話題になってたかなと思い検索してみたが出てくるのは、

 

 

パクリエイターの佐野研二郎、風貌を変えて表参道で800円のカレーをパクリ  2016年3月28日

 

色々パクリまくった佐野研二郎の今の姿  2016年7月5日

 

 

出てくるのは、姿を伝える程度のもの。

 

 

悪ノリとしても、旬のネタではないからセンスが悪いなと言う印象しかなかった。

 

 

しかし、そう言えば佐野さんは博報堂だったよなーという記憶が蘇り、広告代理店というキーワードで何か見つからないかなと検索すると、

 

博報堂→独立 佐野研二郎「俺は普通のデザイナーとは違う」と慢心か 2015年8月27日

 

 

博報堂ネタを探していたが、途中からデザインをキーワードに検索すると、

 

電通がWWFで受賞したデザインにパクリ疑惑が浮上。海外のデザイナーが抗議 2016年1月1日

 

 

東京五輪・パラリンピックを仕切る電通は、最大の黒幕企業だ!  2016年06月14日

 

五輪の裏でゼネコン、電通と「神宮外苑再開発」利権  2016年10月4日

 

 

社員の自殺に端を発する、一連の電通バッシングは記憶に新しい。

 

 

電通東大卒女性社員自殺 一般家庭出身社員へのしわ寄せ 

記事は2016年10月20日、自殺の労災認定は2016年9月30日、自殺は2015年12月25日

 

電通「働きやすい」認定取り消し検討 厚労相「厳正対処」  2016年10月28日

 

<過労社会 電通ショック> (1)新人は奴隷 超タテ社会 2016年10月29日

 

厚労省 電通を強制捜査 複数社員に違法な長時間労働か 2016年11月7日

 

残業「大半の社員が過少申告」 電通を書類送検へ 日本経済新聞 2016年11月7日

 

電通強制捜査に88人、異例の規模 全国から動員  2016年11月7日

 

 

 

電通の社員にもさまざまな反応があるようだ。

 

電通に強制捜査 社長が社員にメッセージ 2016年11月7日

 

 

 

 

あらゆるモノがコモディティ化するこれからの未来に切り札があるとすれば、その1つはデザインだ。

 

デザインの世界で生きている人やデザインの世界を志望する人で、そのことを理解してる人にとって、デザインの世界に出来レースを持ち込んで定着させた電通は許せない存在だろう。

 

 

そのデザイン界も、オリンピックのエンブレム選定をみてもわかるように、コモディティ化の波にさらされるだろう。

 

 

電通バッシングが盛んな今、佐野さんの葬式という形で、デザイン業界を弄んだ広告代理店を糾弾するのが目的だったとするなら、やり方を間違えたと言える。

 

やるなら世間の賛同が得られなければ逆効果だ。

 

 

憎まれっ子が生きていけない時代になったようだ。

 

 

やり方が間違ってなければ、広告代理店(特に電通)を攻める内容は多くの賛同が得られるはず。

 

 

実際はただの悪ノリだろうが、誰も賛同してないから、イベントとしては失敗。

 

 

どうやらわたしも悪ノリしてるようだ。

 

反省。反省。