違う見方

見方を変えると目からウロコが落ちるかもという独断と偏見による雑記、備忘録

『シン・ゴジラ』が面白かった(40分しか見てないけど)

昨夜、テレビ(テレビ朝日系)で『シン・ゴジラ』が放送されていて前半の40分位だけ見た、昼間肉体労働をしていたので疲れて眠くなり、ビデオも取らなかったので前半40分位の印象だけなのだが、先入観で怪獣映画だと思っていたのとはずいぶん趣が違っていて面白そうだった。

 

昨年の邦画で話題をさらっていたが、只の怪獣映画で特撮シーンが話題になっているだけだと勝手に思い込み全く興味を持たなかった。

 

Wikipedia:シン・ゴジラ

2017年11月12日21:00 - 23:20にテレビ朝日系列にて地上波初放送。平均視聴率は15.2%を記録した。

 

 

私が少しだけ見た『シン・ゴジラ』に感じた面白さは、人間のドタバタ劇(特に政府の)としてだった。

 

真剣だけどバカバカしいどこか他人事な感じが、実際の危機に際した時の日本政府の動きはこんな感じなんだろうなと思わせるリアリティがあった。

 

そういう意味でヒットした理由が分かるような気がした。

 

私が違う意味で『シン・ゴジラ』に少し関心を持ったのは、今年の春ある本を読んでいて『シン・ゴジラ』の撮影にiphoneやipadが使われていたと書いてあったのを読んだときだった。

 

 

現代人がリアリティを感じる映像は、自身が使うスマホのカメラの画像や動画が基準になりつつあり、腕の良いカメラマンが高価なプロ用機材を駆使して撮影する映像よりも感情移入がし易く、また最新のスマホ動画は映画のスクリーンサイズまで拡大しても視聴に耐えるクオリティが得られるというようなことがその本には書いてあった。

 

この話は結構有名なようで、検索すると色々出るがひとつだけ紹介すると、

 

「シン・ゴジラ」舞台裏を支えたのはiPhoneとiPad? 監督が明かす
クランクインから1年で完成していた。その秘訣は?

撮影には、本格的な機材の他にGo ProやiPhoneが多く使われた。

 

「庵野さんが現場で自分でも素材を撮る人だから」だそうで、冒頭のカットはそれが採用された。

 

「テスト撮影のときに『iPhoneが使えるか?』という話になって、試しに使ってみて…試写で見たら愕然としたんですよ。よくて」(佐藤)

 

「狭い室内や入りたいアングルに大きなカメラだとすっと入れない。iPhoneだとひゅっと入れちゃう」(佐藤)

 

もちろんiPhoneにだって問題はある。タッチパネルで触れた部分に自動的にフォーカスが当てられてしまう点だ。

 

「自分でどこにフォーカスを設定することがお芝居を撮るときに重要なので。こんなことを言っていると、そのうちアプリが開発されたりね…期待したいです」(樋口)

 

 

 

 

ところで全編見たわけではないが、この作品のおもしろさは人間の描き方にあるような気がしてる。

 

そして日常では全くよくわからない首相官邸に存在する多くのセクションが描かれていることである。

 

映画でいきなり見ると、何がなんだか分からないとなるかもしれないので予備知識として下記のような情報を持ってると違った楽しみ方もできるかもしれない。

 

矢口蘭堂と巨災対が“根城”にした首相官邸6つの謎 ゴジラと対峙した「権力の中枢」を徹底解説する - 石動 竜仁

これまでのゴジラ映画に多く見られた子供向け要素や、空想科学的なガジェットを排して、現実の日本とゴジラとの戦いを描いた点だ。劇中には実在する日本政府・官庁の組織や役職が多数登場し、危機管理のスキームも忠実に再現されている。

 

 

首相官邸での危機対応のやりとりにリアリティがあったからだろうが、田原総一朗さんが自身のサイトで取り上げている。

 

田原総一朗公式サイト 映画「シン・ゴジラ」を観て思った、日本の抱える問題がここにあった!

怪獣映画というジャンルに入るのだろう。しかし、自衛隊と憲法、官僚制度の欠陥、核と原発……、日本という国の抱える問題を、非常にリアルに描いている。僕はとてもおもしろく観ることができた。

興行成績がトップクラスだというのも納得である。現役の政治家や官僚たちも、ぜひ観ていただきたい。

 

 

 

『シン・ゴジラ』は2016年8月1日から11月16日まで公開され、その約1年後にテレビで放送されたわけだが、このタイミングにも時代の変化は現れているのだろうか?

 

劇場公開した作品がテレビ放送されるまでの期間はどれくらいか

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邦画としては珍しくないタイミングだが、大作としたら少し早いタイミングにも感じる。

 

SNSがタイムラインで情報を次から次に流すことに慣れてしまった我々は、次から次に情報を捨てているとも言える。

 

情報の賞味期限がドンドン短くなっているのだろう。

 

撮影にiphoneやipadが使われて革新性を見せた『シン・ゴジラ』もSNS上のタイムラインと同じように流れて消えるのだろうか。

 

 

『シン・ゴジラ』の見てない残りを是非見たいと今は思ってるが、果たして私は見るだろうか?