違う見方

見方を変えると目からウロコが落ちるかもという独断と偏見による雑記、備忘録

ドーパミンに注目!

世の中には、行きたくない方向に進む人が意外と多い。

 

幸せになりたいと思いながら、不幸せに向かっていったり、束縛が嫌なはずなのに、自由には向かわなかったり、という行動を取る人が意外と多い。

 

人間は考えながら行動してるようでいて、別の本能に近い原始的な何かに実は動かされてることが多い。

 

そういうことがあるということに気付いている人と気付いてない人がいる。

 

人の弱みに付け込むモンスターを生み出した —— 元フェイスブック社長らが語る後悔とは

「『どうすれば、ユーザーの時間や意識、注目を最大限に奪えるか? 』という、Facebookをはじめとしたアプリ開発者の思考プロセスが全てを物語っている」とパーカー氏は言う。

 

「そのためには、ユーザーの写真や投稿などに対して『いいね』やコメントがつくことで、ユーザーの脳に少量のドーパミンを分泌させることが必要だ」と同氏は指摘する。「そうすることで、ユーザーがより多くのコンテンツを投稿するようになり、ユーザーはコメントやいいねを更にもらえるようになる」

 

「これが、社会的評価のフィードバック・ループだ……人間の心理に存在する『脆弱性』に付け入る、私のようなハッカーが思いつくような発想だ」と同氏は付け加えた。

 

「発案者や開発者 —— つまり私やマーク(ザッカーバーグ氏)、インスタグラムのケビン・シストロム(Kevin Systrom )氏やその他大勢はこれを認識し、そして理解していた」「だが、私たちはそれを世に送り出したんだ」

 

 

意欲やモチベーションを掻き立てるものは大きく2種類ある。

 

1つは外部からの情報で刺激されたり、もう1つは自身の内側から出てくるいわゆる自己啓発だったりするが、どちらにしても自分自身の思考を通じての判断の結果だと思ってる事が多い。

 

しかし、上記の記事のように我々が思考の結果辿り着いたと思ってることは、脳内物質の分泌がもたらしただけかもしれない。

 

人間の多幸感に影響を与える脳内物質として知られてるものに、ドーパミン、アドレナリン、セロトニン、恐怖や不快感に関わるノルアドレナリンなどがあり、聞いたことがあるという人は多いだろう。

 

これらの脳内物質は名前は聞いたことがあっても違いが判らずにゴチャゴチャになることが多く、実際に私自身がそうだったがちょっと調べたらおもしろいことがわかった。

 

理解しやすくするためには単純化して捉えるほうが良いので、単純に言うと、

 

①全ての入り口は外部からの刺激や情報がもたらすドーパミンの量の変化でこれは『快感』に反応している。

 

②ドーパミンが多いとアドレナリンが増え、『意欲・やる気』が出て来る、ドーパミンが少ないとノルアドレナリンが増え、『ネガティブ感情』が強くなる。

 

③アドレナリンとノルアドレナリンのバランスを取ろうと働くのがセロトニンで、セロトニンは『落ち着き・満足』に関わる。

 

 

カッとなって怒りに任せて反応するような行動を、意思に基づかない行動という意味で脊髄反射と言うことがあるが、現代人の行動は深く考えての行動のように見えて、実は”ドーパミン反射”であることが多いかもしれない。

 

ドーパミンという観点で人々の行動を見ることは、新しい発見に繋がるかもしれない。

 

良いことばかりではないのがドーパミンの面白いところで、『依存症』と言われる症状にはドーパミンが関係していて、この場合のドーパミンは覚醒剤と似た作用を及ぼしている。

 

SNSはコンセプト的には自由でオープンな意見交換の場であるはずだが、実際には主義主張を一方的にまくし立てる場になってるようにも見え、異なる意見を受け入れない傾向が強くなっているかもしれない。

 

オープンな場に閉鎖性が感じられる一方で、閉鎖性しか無さそうに見える路上での物乞いに新しい兆しが見えてるらしい。

 

「物乞い」の行為をデザインする

ストリート・ディベートは路上で問題提起をし、世論を硬貨で可視化する職業である。これは、路上での「ものごい」に代わる行為でもあり、尊厳を損なわずにお金を稼ぐことができる誰もが出来る方法である。

路上で暮らすことを余儀なくされた人々が、友好的な会話を通して社会へ対等な立場で再接続する最初のステップとなることを目指している。

 

 

 

人間を動かすのは、志というよりもドーパミンかもしれない、そういう目で世の中を見ると、今起きてる出来事の見え方が変わるような気がする。

 

最初に引用した記事には、こんなことも書いてあった。

 

我々は、思ってる以上にドーパミンに踊らされているだろう。

 

このうちの1人であるローレン・ブリヒター(Loren Brichter)氏は、今やスマートフォンで広く採用されている、スロットマシーンのように画面を下に引っ張ることで画面を更新できるメカニズム「引っ張って更新(Pull to Refresh)」を生み出したデザイナーだ。同氏は「私が今まで行ってきたことが、社会や人類にとって少しでも良い影響をもたらしたのかどうか、何時間も何週間も、何カ月も何年も悩み続けています」とコメントしている。

 

「『引っ張って更新』には中毒性がある。ツイッター(Twitter)にも中毒性がある。これらは良いことではない。開発当時は、そのことに考えが及ばないような未熟者だった。今も未熟ではないとは言わないが、以前よりはいくらか思慮深くなっており、この負の一面を後悔している」と同氏は付け加えている。

 

 

時代の変化のせいだと思っていることの中には、ドーパミンの刺激のされ方が変わったことで起きているかもしれないことがたくさんありそうな気がする、だとすれば人間は進歩的に反応してるというよりも原始的に反応しているはずだ。