違う見方

見方を変えると目からウロコが落ちるかもという独断と偏見による雑記、備忘録

若者のパソコン離れが示すこと

若者がパソコン離れしてると言われてるが、字面から受ける印象には多様性を感じないが、実は様々なことを示している。

 

「若者のパソコン離れ」が示唆する恐ろしい未来

「製品が時代遅れになっていて、競合におされている」という警報シグナルがあがっていたのだが、本社がそれに気づくのに遅れて製品改良が後手に回ったのだ。

それでそのメーカーの製品の何が遅れていたのかというと、操作パネルがキーボードのままだったのだそうだ。

 

 

入力インターフェースが進化した場合、変化に取り残されるのは、実際のところ若者ではなく中高年だ。

 

この記事では、パソコン離れが悪いことではなく、パソコンに拘る中高年が時代に取り残されてるという見方で、若者のパソコン離れを捉えている。

 

一方、次の記事では、パソコンが苦手な若者がビジネスの現場で使えないという話だ。

 

 

若者のPC離れ、キーボードよりフリックが速く上司嘆く

「もちろん大学生でも向上心が強い子はPCを使いますし、ワードやエクセルなどのソフトも使いこなす。一方で、そうではない学生はブラインドタッチもできず、社会に出ても仕事を任せてもらえないなどの問題が生じています」

 

どっちもどっちのようにも感じるが、最初に引用した記事で製品が時代遅れになった現場は、海外で状況は下記のようなものだった。

 

 

日本国内では同じ不満を工場の若手工員は感じていたそうだが、声が小さくて上には伝わらなかったようだ。ところがアジアの顧客の場合は、ロボットを使う工場の上の方の人間や、本社の購買意思決定者も、最初からスマホ世代という国が少なくない。アジアの変化に日本の本社のキーボード世代のおじさんたちがついていけなかった結果、シェアを落とすという、一風変わった業績悪化が起きたのだ。

 

なんだか『若者のパソコン離れ』は『中高年のパソコン執着』というガラパゴスなのかもしれない側面が見えてくる。

 

 

しかし、スマホVSパソコンに見えるが、果たしてそうだろうかという話をしてみたい。

 

下記のサイトに参考になるグラフが多数あったので引用すると。

 

若者のパソコン離れは本当?若年層のパソコン事情調査  2017.05.11

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思った以上に若者はパソコンを嫌がってないように感じたのだが、圧倒的に大多数がパソコン=Windowsであることがわかる。

 

Apple製品が凄く売れてると言っても、市場に出回ってる総数で見るとこれだけ違いがあるということがわかる。

 

世界初のスマホである初代のiphoneが登場したのは2007年で、日本での発売は2008年からの次のモデルからとなる。

 

ここから先は、個人的な感想に近い意見になる。

 

パソコン離れしてるという若者が起こしてるのは”Windows離れ”なのではないだろうか?

 

スマホが世に出た頃、私はWindowsを使っていて、パソコンで設定をいじったりすることが大好きだった。

 

その頃、巷でLinuxを使ったデュアルブートで万一のバックアップを行うと言うことが広まりだしていて、私は『Ubuntu』というLinuxを使用した。

 

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2283015

コンピューターに 2 つのオペレーティングシステム (OS) をインストールして、コンピューターを起動するたびに使用する OS を選択可能にすることができます。この状態は、デュアルブートと呼ばれます。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu

Ubuntu(ウブントゥ)は、Debian GNU/Linuxをベースとしたオペレーティングシステム (OS) である。Linuxディストリビューションの1つであり、自由なソフトウェアとして提供されている。

 

難しいことは抜きにして、このデュアルブートにして自分自身の変化に驚いたことがある。

 

WindowsでYahooのトップページを開いてもなんとも思わないのに、Ubuntuで開くとワクワクするのだ。

 

何が違うかというと、一言で言うとフォントの違いなのだが、試しにWindowsの設定を変えても同じ気持ちにはならない。

 

Ubuntuでネットに接続してると、同じ情報がWindowsより楽しい情報に感じるのだ。

 

このことが不思議であると同時に、思い出したのがMacを使ってる人がしばしば口にする『フォントが気持ち良い』ということばだった。

 

調べてみると、UbuntuはMacに近いと出て来る。

 

丁度この頃、スティーブ・ジョブズが2005年のスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチを知った頃でもあった。

 

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学での卒業式スピーチ

当時のリード大学はたぶん、この国で最高の文字芸術(calligraphy)の授業を行っていた。キャンパス中のすべてのポスター、すべての引き出しのラベルが美しく手書きされていた。私は中退していて普通の授業を受ける必要はなかったので、文字芸術の授業を取ってその手法を学んだ。セリフとサンセリフの書体について、文字の組み合わせによって文字間のスペースを変えることについて、素晴らしい印刷物は何が素晴らしいのか、を学んだ。それは美しく、歴史的で、科学では捉えられない芸術的繊細さで、私には魅力的だった。

 

これらのどれも私の人生で実際に活用する見込みはなかった。しかし10年後最初のマッキントッシュを設計しているときにそれが私に蘇ってきた。そしてそれをすべてマッキントッシュの設計に取り入れた。マッキントッシュは文字を美しく表示し印刷できる最初のコンピューターとなった。

 

私が感じたフォントの気持ちよさと言うのは、このことだろうとピンときた。

 

このことがあってからApple製品に興味を持つようになり、メインパソコンをMacにした。

 

スマホにとって幸運だったのは、良くも悪くもiphoneが基準になったため、良いところが真似された結果だろうがAndroidのフォントも悪くない。

 

私は、月に1回アップデートのためだけにWindowsを起動するが、昔より良くなったとは言え、気持ち良いとは言えない。

 

 

初めて使ったデジタルデバイスがスマホの人は、パソコンを使う機会があるとすれば、ほとんどのケースがWindowsであることを考えると、たぶん印象が良くないはずだ。

 

その理由を追求したりせず、単に使いたくないものになるような気がする。

 

 

 

今は、この気持ちよさを表現する言葉が与えられている。

 

UI(User Interface)/UX(User eXperience)と呼ばれている。

 

5分でわかるUIとUXの違い

UIデザインはこのような不便がないようにユーザとデジタル機器とのコミュニケーションをより早く、より便利に、より正確に出来るようにすることです。

 

 

 

UXデザインはユーザがサービスの目的に共感して、上記のようなポジティブな体験・満足を得られるようにユーザの感情・行動・態度をデザインすることです。

 

 

若者のパソコン離れには、様々な理由があるのだろうが、その中にはパソコンを使う中高年世代の鈍感さに起因してるものもありそうだ。

 

UI/UXを意識してない人は、どんどん取り残されるだろう。

 

余談だが、できればipadで全てを完結したいと考え何度かチャレンジするが、結局最後はOSの壁にぶち当たり、パソコンは当分手放せそうにない。