違う見方

見方を変えると目からウロコが落ちるかもという独断と偏見による雑記、備忘録

リソースの有効活用

先日、働き方に関してグーグルの先進性を示す記事が出て話題になっていた。

 

グーグル社員が「労働時間」を問われない理由 —— 「時間で管理は愚かな考え方」だ

人が集中して何かに取り組んでいる状態のことを「フロー状態」と言いますが、ある研究によると、ホワイトカラーの人は一日8時間の勤務時間のうち、「30分」しかフロー状態にないそうです。

 

しかし、それを「90分」にするだけで、生産性は3倍になる。大切なのは労働時間ではなくて、このほんとうに生産性の高い「フロー状態にいる時間」をできるだけ長くすることなんです。

 

 

そんなグーグルが”企業のマネジメント”に関して、従来取り入れていたMBA型マネジメントを変更しトヨタ自動車を参考にし舵の切り直しを図っているという次回記事の予告が日経テクノロジーオンライン通信のメールに書かれていた。

 

 

トヨタ流のマネジメントは『トヨタ生産方式(TPS)』と呼ばれ”生産”と付くため工場などの生産現場向けのものだと思われがちだが、現在ではトヨタ社内では「トータルTPS 」と呼ばれ、生産方式というよりも経営思想を示すものになっているようだ。

 

日本企業が知らないトヨタ生産方式の本質---改善と成長が続く理由
豊田エンジニアリングCEOの堀切俊雄氏に聞く 2016/03/26

 見える化は、とても大切な仕掛けです。見える化するかしないかで、成果の大きさは全く違うものとなります。見える化することで初めてPDCAのサイクルを回すことができる、すなわち改善を着実に進めることができるからです。

 

2000年台初頭コスト削減がキーワードになり始めた頃、電気代を削減するために、使用電力を計測するモニター装置を導入することを「電気の見える化」と呼び始めたことがきっかけで社会に広まった「見える化」は、今では見えないものを見えるようにすること全般に用いられる言葉になった。

 

トヨタの「トータルTPS」では、働く人のやる気や意欲の見える化も狙っている。

 

グーグルの取り組みは先進的に思えるが、どこかに足りないところがあるからトヨタを見習おうとしてるのかもしれない。

 

機械化、自動化が進んでる現在でも、まだ100%ではないので、どこかに人手が必要になる。

 

その人手が必要な領域に携わる人は、真面目にやってるはずなのに、やる気や意欲の違いが生産性に関係するのが面白い。

 

システムの弱点をボトルネックと呼ぶ。

 

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https://ja.wikipedia.org/wiki/ボトルネック

 

 

機械化、自動化されたシステムでは、人が介在する所がボトルネックになるであろうことは容易に想像がつく。

 

人間を一言で定義するならば「リソースが少ない、小さい」だろう。

 

スポーツでフォームが大切になるのも体力という少ないリソースを有効活用するためだし、自転車や車など操縦するものの場合、体に合わせてポジションを整えるのも体力や知力という少ないリソースを有効活用するためだ。

 

グローバル化し、機械化し、自動化が進んだ現在、人間はその恩恵を受ける中で、自分を有効活用することを怠ってきたのかもしれない。

 

人間が、自分を有効活用したいと思ったら、頭と体を使うしかない。

 

一部でスポーツが流行ってるのも、筋トレやランニングや登山、はたまた過酷なフルマラソンやトライアスロンなどを行う人が増えてるのは、一種の原点回帰かもしれない。

 

 

おそらく原点回帰で有効活用という発想が必要になるのは人だけでなく社会もだろう。

 

地球環境や資源が有限であることを思い知らされてる現代人には、少ないリソースの有効活用という考え方が重要になる。

 

しかし技術の開発の名の下に無理を通そうとする、あるいは時代錯誤な発想に囚われる時は、地球は無限だという間違った前提に立ってることもある。

 

「リニアモーターカー」開業すれば大赤字必至で新幹線と一緒に共倒れ!?

 

 

今日、こんなことを書いてみようと思ったのは昨日見たこの記事がきっかけ。

 

JAL、超音速機開発で米社と提携、20年代の実現目指す

BOOMが開発中の超音速旅客機は、洋上の巡航速度がマッハ2.2(時速換算2335キロ)と、現在の航空機の約2.6倍の速さで、航続距離は8334キロ、座席数はビジネスクラスで45-55席を計画。JALは航空会社として、仕様策定などのサポートやプロモーションに協力し、将来の優先発注権を20機分持つ。

 

イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機コンコルドが、なぜ商業的に失敗したのかを忘れているのか、あるいはアメリカや日本や中国の超富裕層を相手にしたニッチビジネスに勝機を感じているかだろう。

 

いづれにしても、発想のどこにもリソースの有効活用はなさそうだ。