違う見方

これから時代はどう変化するのかを時事ネタを交えて考察。考える際のヒント。気付くためのヒント。

人生いろいろ、プラットフォームもいろいろ

『場』を提供し、そこにコミュニケーションを生み出すことがプラットフォームの役割。

 

多くの人は、自分に相応しいプラットフォームを見つけることに躍起になり、そこでの出会いに期待する。

 

ところでこのプラットフォームの反対に位置するものは何か考えたことがあるだろうか?

 

プラットフォーマーやプラットフォーム側に従事してる人が、原則タッチしないとされてるものがそれに当たるが、いわゆる"コンテンツ"だ。

 

"はてな"も立派なプラットフォームなのだ。

 

 

代表的なプラットフォーマー(プラットフォームの運営者)を誕生順に記すと、Apple(1976)、Amazon(1994)、Google(1998)、Facebook(2004)。

 

少し前までこの中にはMicrosoft(1975)も入っていたが、モバイル化の波に乗り損なったと言う扱いを受け脱落している。

 

もともとは『場』として評価されていたプラットフォームだが、現在はその『場』では、全てを個人に紐付けられる多岐に渡る情報を収集できることに価値が移ってきている。

 

だから、Facebookの情報漏洩が大きな問題になった。

 

コンテンツには手を出さないプラットフォーマーにとって大切なのは、プラットフォーム上で展開されるコンテンツの質だ。

 

この場合の質は集客力とみなされるので、アクセス数やPV(ページビュー)数が増えることを狙い、逆に質の低下を起こすことと紙一重の状態を生み出す。

 

原則、コンテンツに手を出さないプラットフォーマーにとって、自前の良質のコンテンツを持つことは夢のまた夢と考えられていたが、そんな夢をあっさり突破したと言われてるのがNetflix(1997)だ。

 

正直に言って、個人的にはどこが良いのか全くわからないがNetflixは快進撃を続けている、顕著な動きはアメリカだけかもしれないが。

 

検索すると、その快進撃の理由を説明するものはたくさん出てくる。

 

Netflixの成功を見て、他のプラットフォーマーも自前コンテンツに意欲を見せるようになってきた。

 

Netflix、ハリウッドの次はシリコンヴァレーに挑む──「アップル対抗」を打ち出したCEOの決意 2018/4/18

いまや、すべての巨大テック企業がオリジナルの動画コンテンツづくりに取り組もうとしているように見える。こうした状況の下では、アップルの対極を進もうと「アンチ・アップル」を掲げるネットフリックスはシリコンヴァレー全体と対立している。

 

アップルは17年、ローンチ予定のストリーミングサーヴィスのために、オリジナルコンテンツの獲得と開発に10億ドル(約1,071億円)を費やすと発表した。また同年、スポーツ以外のコンテンツ獲得に、アマゾンは45億ドル(約4,818億円)、フールー(Hulu)は25億ドル(約2,677億円)を投入している

 

Netflixはこの競争によって萎縮してはいない。コンテンツ制作に80億ドル(約8,565億円)かける計画を立て、コンテンツの半数を自主制作することを目標にしている。

 

 

Netflixの時価総額がワーナー・ブラザースやフォックス、ソニーを大きく上回る  2018/4/19

 

 

これまでコンテンツに手を出さなかったプラットフォーマーがコンテンツに手を出すという動きは日本でも起きている。

 

日本国内に目を向けると、LINEやZOZOTOWNも情報収集プラットフォームに位置づけられる。

 

そう考えると面白い動きを取っていると思われるのが田端信太郎さんだ。

 

元LINEの執行役員でtwitterで炎上をよく起こしていたが、今年ZOZOを展開する株式会社スタートトゥデイのコミュニケーションデザイン室長になった。

 

そんな田端さんは、LINEを辞めZOZOに移った理由としてこんなことを言っている。

 

ZOZO田端信太郎×LINE古賀美奈子 LINEの広告事業、田端から受け継ぐもの・変えていくコト 2018/3/2

これからの時代、狭い意味での広告にこだわっているとビジネスとして終わると思うんですよ。LINEでの最後の2・3年も、広告の意味を拡張しようとしてきました。大量に作って、流通させ、その上でマスプロモーションによって消費を促すという流れがずっと続いてきたわけです。ですが、Amazon Dash Button(アマゾン ダッシュ ボタン)やZOZOSUITなんかを見ていると、広告やマーケティングという次元だけでなく、大量生産が先にあって、大量プロモーションから大量消費へとつながる経済やビジネスのあり方全体のパラダイムが変わってきているんじゃないかと。

 

私自身が在庫を持ってビジネスする事業会社に入り、リスクを取れるパンクなオーナー企業でサラリーマンでも、ここまで自由にできる! という働き方改革の実例を示していきたいと思っています。

 

「在庫を持って・・・」とあるように、ZOZOには服というコンテンツがある。

 

"ファッション"と言う括りでコンテンツを拡大解釈することはいくらでもできる。

 

勝ち組と言われてるプラットフォーマーが自前コンテンツに進出し、潰し合いを始めるのがこれからだ。

 

 

私の生活には全く無縁なとてつもなく大きな世界を語ってしまったが、規模の大小は関係なく、『場』としてのプラットフォームを意識することはこれからはとても大事になるだろう。

 

 

 

 

これから大事になるプラットフォームとは、小規模な居心地の良いプラットフォームで、序列や競争があってもそれは『段位』を競うようなものだ。

 

これまで多くの人は、会社や学校など所属や帰属を拠り所にしてきたが、所属や帰属には序列や競争が付きもので、上で取り上げたプラットフォーマー達はその最前線にいるが、そういう序列や競争は負の側面も大きく閉塞感も生みやすい、序列や競争を避けるというと"ゆとり教育"のように平等のはき違えが起こるが、序列や競争とは異なる『同じ理想や目標を追求する』というような『場』としてのプラットフォームはきっと求められている。

 

SNSをうまく使えば、そういう相手が探せると思いたい。

 

誰にでもチャンスは回ってくるが、その時に備えて準備しておく必要がある。

 

チャンスが回ってきてから準備しようとしても遅いかもしれない。