この言葉を最初に見たのは、10年位前PCのスペック解説の中でだ。
”あちらを立てればこちらが立たず”という意味だ。
最初は珍しく感じたこの言葉も、今では経済やビジネスを語る時には欠かせない言葉になってきた。
据置からモバイルへ、そして最近ではウェアラブルへ最新デバイスが移行する中で、備えるべき機能と削ぎ落とされる機能が出る。
そして、その最新デバイスに合わせたライフスタイルに急速にシフトするようになって来た。
テクノロジーの進歩が機能のトレードオフを繰り返しながら、豊かで便利なライフスタイルの実現に向かっている。
このテクノロジーの進歩が可能にした豊かで便利なライフスタイルとトレードオフされたものがある。
- 地球温暖化
- 寿命は延びたのに不健康な人間が増えた
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地球温暖化
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地球温暖化は、水の循環を変化させる。結果として気象と生態系へ悪影響を及ぼす。異常気象は、既に多くの人が実感してるはず。
生態系の変化を実感するのはこれからかな、海や山では起き始めてるのでは?
ちなみにこういうのもありました。
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不健康
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不健康の多くは、運動不足と過食が原因だ。人間の身体は合理的にできてるので、使う機能は発達するが、使わない機能は衰える。
脳と体、外側の筋肉と内臓は常に一体だ。おかしくなる時は、連動しておかしくなる。
人間のDNAの辞書には”過食”はないらしい。人類にとって長い間生きる上での最大の敵は”飢えと寒さ”だったので飢えをマネジメントする機能は持ってる。
しかし過食の繰り返しが招くメタボ系の病気になると訳のわからない症状が出る事がある。
これは、過食なのに体は飢えに備えた反応をするからだろう。
遺伝的な個人差はあっても今生きてる人全の課題だろう。
行動には必ずトレードオフがある。
何を選んで、何を捨てたのかを理解しておく必要がある。