昭和から平成と時が流れる中で変わったものがいっぱいある。
昔、子供の頃”人生50年”と教えられたことがある。
しばらくしたら、人生は80年と言われるようになっていた。
〜〜引用ここから(一部抜粋)〜〜
厚生労働省は2016年7月27日、2015年分の簡易生命表の概況を発表した。
それによると2015年における日本の平均寿命は、
男性が80.79歳、女性が87.05歳となった。
男性の平均寿命80歳超えは2013年分が初めてで今2015年が連続の3年目となる。
〜〜引用ここまで〜〜
やっぱりそう遠くない過去には人生50年という時代があったんだ。
食事や医療の変化が寿命を延ばしたというのは、そうだろうなと思う。
人間の寿命の目安として心拍数23億回というのがあるらしい。
検索してみるが決定的なものではなさそう。
ただ、昔の生活を想像すると、仕事をしていても家事をしていても体を動かすことが多そうで、心拍数も高めな気もする。
時代が進み、便利が増えると体は楽になるだろう。
その結果、普通に生活すると運動不足になる。
人間の体は合理的に出来ていて、使う機能は伸び、使わない機能は衰える。
人生50年時代の人と人生80年時代の人の違いはなんだろう。
”時は金なり”、”時間は平等”、”時間は買えない”、
時間のたいせつさを表現する言葉だ。
多くの時間を得てるという意味では、長いほうが良いのか?
心拍数23億回が生存の限界と考えると、死はまるで電池が切れるように動きがとまるイメージだ。
このイメージで人生を捉えると、長生きするというのは、何か省エネっぽい薄い印象を受ける。
上記の寿命の推移のグラフと似たカーブを描くのが、水道の普及率推移のグラフだ。
出典:水道の普及率推移
資料の抽出元は厚生労働省の水道対策に関する政策関連資料の現時点では2015年3月末時点・2014年度分までの各種状況のデータが収録。上水道の普及率推移水道事業者によって水道の供給を受けている人、専用水道(寄宿舎や社宅などの自家用水道などで100人を超える居住者に給水するもの、または1日最大給水量が20立方メートルを超えるもの)利用人から成る給水人口が、全人口の何%に当たるかを示したもの。
「水道水は、臭いし、残留塩素が体に悪いので浄水器をつけるべきだ」と言う意見を以前よく聞いた。どうでもいいやと思っていたが、本当に体に悪いのか調べてみた。
その途中で興味が違う方向に行きだした。
水道の普及率のグラフと寿命のグラフに相関がありそうにみえないだろうか?
水道水が体に悪いのかを調べてる中で、水道が寿命を延ばした、特に女性の寿命を。
という見出しを見ることがあった。最初は、塩素殺菌悪く無いじゃんと思ったが、どうもニュアンスが違っていて、そもそも水道が普及する前、水を調達することつまり水を汲むという作業は食卓を与る女性の仕事だったらしい。
これがあまりにも重労働なため女性の寿命が短かったと言われてるらしい。
おまけに、汲んだ水は衛生上の問題もあった。
それを考えると、少々臭くても塩素殺菌された水道は本当にありがたい。
もちろん、食材や食事の質が上がったことも関係してるし、医療の発達も関係してるだろうが、すべて大前提として塩素で殺菌された水道が普及してるからこそじゃないだろうか。
水道のありがたさを説明してる話の引用で締めます。