違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

トランプ大統領誕生が開く新しい扉!

トランプ大統領が誕生した

 

ツイッターでも声明を発表している。

 

いろいろなニュースや新聞でも訳は載せたり引用したりしてるが、原文で見るほうがメッセージは伝わる。

 

むづかしい表現はなく、シンプルな分だけ伝わりやすい。

 

かつての小泉首相の発言のようなわかりやすさと力強さを感じる。

 

計算しながら発してる言葉ではない。

 

 

 

 

 

 

 

明らかに、新しい扉が開こうとしている。

 

アメリカが、アメリカのドメスティックな問題として新しい価値にシフトしようとしている。

 

しかし、アメリカがシフトすれば、世界がシフトする。

 

 

シフトしている価値とは何か

 

表面的に出てくるのは、反グローバル化の話だ。

 

グローバル化の起源をたどれば、細々と冒険と紙一重に始まった貿易取引に行き着くのではないだろうか。

 

そして、18世紀半ばの産業革命以降本格化し、資本主義の発展とリンクして、グローバル化は拡大した。

 

今取り上げられるグローバル化のもたらした負の要素とされてるのは、

 

  • 雇用の海外流出(国内の空洞化)

 

  • 一部の富裕な投資家や権力者が富の大半を独占することでの格差拡大

 

  • 移民の問題

 

 

これらが、トランプ大統領誕生の背景にあると言われている。

 

 

グローバル化は、経済をより発展させ、さらなる効率化を目指し、拡大した。

 

その際の基準となるのは、コスト低減であり、結果としてもたらされる成長率アップを指標にした。

 

 

そして現在、さらなるコストの低減も成長率のアップも見込めない状態になってきた。

 

それなのに、格差の拡大だけが目立っていることが多くの人の不満になっているのだ。

 

 

 

グローバル化は、物理的に空間を移動するため飛行機や船舶や通信などの技術とそれを動かすためのエネルギーを必要とし、それらが発展したから可能になった。

 

グローバル化の結果がもたらす負の要素を嫌っているが、その前提になった技術の発展は嫌われてはいない。

 

しかし、エネルギーは問題を抱えている。

 

最初からわかっていたが、石油や石炭などの化石燃料は有限エネルギーだ。

 

そして、このエネルギーの問題は温暖化や公害という別の問題を起こしている。

 

 

これらは、別々に独立した問題として起きているのではなく、すべて根は同じだ。

 

 

グローバル化の最初は、冒険としてスタートしている。

 

その頃の人びとにとって「地球は無限」の存在だった。

 

 

今生きてる人間で、地球が無限だと思ってる人はいないだろう。

 

地球から掘り出した資源やエネルギーが減る一方で、増える一方のゴミや廃棄物というリソースの問題を抱えている。

 

物理的に地球が無限でないことを知ってはいるが、地震や火山活動や気象現象などは理解しきれていない。

 

 

トランプ大統領はドメスティックな問題解決として反グローバルを打ち出しているようにしか見えないが、この動きがグローバル化にブレーキをかけることは間違いないだろう。

 

 

グローバル化は、発展途上国を発展させるためには役に立つし、そうしてインフラ整備を果たす必要もあるだろうが、経済規模としては小さくなって行くべきだろう。

 

 

 

長いストレートをアクセル全開で走ってきたが、目の前にはヘアピンカーブが迫ってきてる。

 

 

 

トランプ大統領の誕生が、シフトさせる価値は「地球は無限ではなく、有限」だ。