一般には、単純な向きを示すために使われる「右」と「左」。
私は、無意識に「右と左」のように「右」を先に言ってしまう。
しかし、くっつけると「左右」と左が先になる。
右を先に言うのは、私の中では、単に語呂がよく感じるからで特に意味はない(つもり)。
しかし、単純に向きを意味する「右」「左」は身体機能の特徴や思想信条を示す際にも用いられる。
- 右利き、左利き
- 右脳、左脳
- 右派(翼)、左派(翼)
- 右前、左前
政治的・思想的な立場を表すために右と左の語が用いられる場合がある。右(右翼・右派)は保守的・国粋的な立場を、左(左翼・左派)は急進的・革新的な立場をそれぞれ意味することが一般的である。この由来は、フランス革命時の国民議会で、議長席から見て、右に保守派、左に急進派のジャコバン党が座ったことである。
意味のない思想信条の「左右」
個人的には、思想信条はノンポリなせいか、思想信条の左右がいつもピンとこない。
wikipediaを見て由来がわかったが、思想信条としての左右を考える時、最初に浮かぶのが時系列を表す数直線やグラフなので、左が示すのは「現在、過去、古い」であり、右が示すのは「未来、新しい」となり、思想信条の左右とリンクしないので右翼、左翼がピンとこない。
wikipediaの説明にあるように、思想信条を示す左右は座席の位置関係に由来するならばたまたまそうなっただけで特に意味はなさそうだ。
謎がいっぱいの身体性に関する「左右」
手や足に右利き、左利きがあるように、脳にも右利き、左利きがあります。
いわば「利き脳」です。
脳が右利きか左利きかは分析は可能だろうが、手や足の右利き左利きと違い実感が得られないので納得が得にくい。
「左利き」を矯正された人でも、とっさのときには左手が動く!?
──あきらかに違う、「左利き」の人の脳の特徴
医学的なデータによると、日本人の場合、右利きの人は成人の95%だとされています。他の国でも状況はほぼ同じ。左利きは残りの5%のみです。人類は厳然たる右手社会をつくっているのです。
研究者たちは、左利きの場合にどうしてそうなるのかを追究してきましたが、いまだに明快な答えには至っていません。
左利きから右利きに矯正したとしても、言語機能の中心は以前のままです。
言語機能は、生まれた時に宿ったままで、その機能が右利き左利きに影響してるとすれば、運動機能に関係してるのも言語機能かもしれない。
人間は進化の過程で、動物として運動機能を低下させたがトレードオフとして言語機能を大幅に向上させたのかもしれない。
不思議や謎がいっぱいだ。
不思議といえば下記の図を是非試して欲しい。
画像の出典:https://jp.pinterest.com/source/heaaart.com
私は「うう脳」だった。
不思議なのは、指も腕も逆に組むことが全くできないことだ。
逆に組もうとすると、かなり不自然で違和感に満ち溢れる。
つい逆に組んでしまうなんて日常生活では絶対ありえない位の違和感だ。
私だけだろうか?
右と左の「違いと不思議」を少しだけ考えてみたが、優劣という観点で捉えるのは意味が無いだろう。
視力の差があっても、右目と左目が機能することで計っているのが立体感。
人間の2つの目は、微妙にズレてモノが見えるようになっており、それを「両眼視差」というのですが、その両眼視差でズレて見える映像を補正して、ひとつの映像として見ることによって、立体感をつかむことができる仕組みになっています。
「右と左」違いや差はあっても、本来は、対立するものではないはず。
二つ揃って取れてるバランスがある。
右と左は仲良しの友達のはずだ。