「私は誤解されやすい」と思いながら生きてる人は意外に多いかもしれない。
はあちゅうは「作家」か「ライター」か? 吉田豪、掟ポルシェ、津田大介、及川眠子、春日太一らで議論勃発!
〈読モライターのまとめを見て見たらまさかの私がいた。私、ライターではない...〉
〈書く人ってことで雑にまとめられること多いけど私は作家を名乗っていて、肩書きがライターになってる時は全部修正してもらってる(´ω`)
「あなたの評価は他人が決める」と言うセリフを言われたことのある人も多いだろう。
子供の頃だったら、勉強ができたりできなかったり、スポーツが得意だったり不得手だったりで最初の印象が定着したりする。
だから、クラス替えや転校や進学はイメージチェンジのチャンスでもあった。
しかし、小学校から中学校に上がる時は、周りのメンバーがほとんど同じだったりするとなかなかイメージが変えられなかったりする。
そういう意味で、大学進学や就職や転職は自分のイメージを変える大きなチャンスだ。
今や人だけでなく、企業もイメージチェンジをしたくてしょうがなさそうだ。
ビジネス分野では、どの業界も、エンドユーザーと向き合わない習慣が長年続いて、有効な策がわからなくなっている姿が見える。
時系列で並べてみると、
ファッション雑誌が大部数を売る時代は二度と来ない 2015年8月
ファッション雑誌は購読料よりも広告収入で成り立っている。
部数が減るということはそれだけ読者が減って影響力が低下したと見なされて、広告の出稿数が減る。
広告出稿が減るとたちどころに収益が悪化して雑誌発行が続けられなくなる。
コンテンツマーケティング施策、主目的は「認知獲得」と「マインドシェアの向上」
課題は「効果を図る指標がない」こと、全体の55.8%が回答 2015年8月7日
国内大手企業の2015年の動画広告出稿率は前年比189%増見込み。約6割は前年出稿額を上回ると回答【CA調べ】2015年10月16日
サイバーエージェントオンラインビデオ総研は「足元の課題は、”効果指標が未確立”ということ。各媒体で効果指標の定義が異なっており相互比較が難しい状況なことに加え、動画広告内だけでなく、テレビCMとの効果比較も必要とされてるため、早急な効果指標の確立(統一)が求められる。」と見解を述べています。
逃げるなら早めに!このままでは銀行が潰れる【最前線レポート】 2016年10月
顧客から手数料を搾り取ることで生き残りを図ろうとしている。
グーグルやアマゾンが決済のやり取りのすべてを抱え込むようになれば、銀行はおカネの流れの外に置かれる。そうなると、銀行は『リアルなおカネを預ける金庫』という、さえない存在になってしまうのです。銀行がいらなくなる日は十分にリアリティがあります」(楽天証券経済研究所客員研究員・山崎元氏)
バブル崩壊時も現在も、銀行の問題は与信判断能力の欠如と言えるだろう。
CMは時代遅れ? Netflixしか見ない子どものほとんどが知らない(調査結果) 2017/03/21 huffingtonpost.
動画配信サービスに関するアメリカの情報サイト「Exstreamist」が、10歳未満の子どもがいる100世帯を対象に調査を実施した。Netflixしか見ない50世帯と、テレビを見る50世帯にそれぞれ、子どもがCMが何か知っているかどうかアンケートを取った。
その結果、「知らない」と回答したのは、テレビ家庭が38%だったのに対し、Netflix家庭は82%と、テレビを見ない家庭の大多数の子どもがCMを知らないことが明らかになった。
世界最大級の広告代理店がユーチューブから撤退 悪質動画に反発 2017/03/21 forbesjapan
グーグルは3月17日、イギリス内閣府に呼び出され、内務特別委員長から「極めて問題のある」活動を行っていると指摘された。「グーグルは著作権に問題のある動画はユーチューブから即座に削除しているが、憎悪や偏見に満ちたコンテンツを野放しにしている」と委員長はグーグル宛ての書簡で述べた。
ユーチューブ広告問題、グーグルがスタッフ増員で監視強化へ
ロイター 3/22(水)
グーグルによると、ユーチューブに投稿される動画は毎秒400時間に上る。今後は大規模な増員で動画の審査を早め、人種や宗教などに基づき他人を攻撃する内容を含んだ動画には広告を掲載しないようにする。
イメージチェンジが必要なのは、人や企業だけではなく、国家や社会の仕組みもだ。
「資本主義の終焉と歴史の危機」のなかで、水野和夫は下記のように言っている。
近代資本主義を駆動させていた「より速く、より遠く、より合理的」という価値観や理念を逆回転させて、「よりゆっくり、より近く、より曖昧に」に転じる必要がある。
SmartNewsのCEO鈴木健は「なめらかな社会とその敵」の中で下記のように言っている。
近代国家は、土地や国民、法律などの様々な境界を、国家のもとに一元化させてきた。
なめらか社会では、それらがばらばらに組み合わさった中間的な状態が許容されるようになる。
中間的な状態が豊かに広がる社会では、お互いに完全に一致するアイデンティティを探すことはほぼ不可能で、万人がマイノリティであるような世界をつくりだす。
今までの例外状態が例外ではなくなり、フラットやステップのような両極端な状態の方が例外になる。
悪い医者は、患者の病気を治さずに、いつまでも治療を続け儲かる。
良い医者は、患者の病気をすぐに治し、儲からない。
この不合理を解消するような仕組みが社会に必要になる。
良い医者は、患者をすぐに治すことで、患者の社会的価値を高めている、この高めた価値を評価する仕組みが必要となる。
この仕組ができれば、医者は患者を治すだけ考えれば儲かるので、儲けを考える必要がなくなる。
このような仕組みが出来上がれば、皆が良いことをしようとする、そしてそのような行動はなめらかに影響を与えあう。
二人とも違う立場ではあるが、似たようなことを主張している。
しかし、何もしないで勝手にいい時代が来るわけではなさそうだ。
そもそもなぜイメージチェンジが必要になるのか?
それは勝手に周りの他人にイメージを付けられてしまうからだ。
そんな傾向は、ますます強くなるだろう。
2015年末に出版された「勝手に選別される世界」。
この本によると我々は、他人からだけではなく、アルゴリズムからもイメージを付けられ、そのイメージが独り歩きするなかで評価されることになる。
- レピュテーション経済の到来
- 全てが保管される
- 全てが点数化される
- 全てが機械化される
- 全てがランク付けされる
- 全てが定量化される
- 全てがリアルタイム化される
- 全てが互換性を持つ
- 全てが脱文脈化される(攻撃は理不尽)
- 全てが先手必勝になる
- レピュテーション経済で生き残るルール
11.レピュテーション経済で生き残るルールとして挙げられているのは、
- パイオニアになる努力をしよう
- ビジネスチャンスを掴むための看板を掲げよう
- 常に先回りしよう
- 自分にしかできないことをしよう
- 良い評判を稼ごう
この生き残りのルールとして挙げられてることを実行できると、水野和夫や鈴木健が考えている次世代が生きやすくなりそうな気がする。
勝手に選別される世界――ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか
- 作者: マイケル・ファーティック,デビッド・トンプソン,中里京子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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