新しいお笑いスターが誕生した。
豊田真由子議員だ。
「このハゲーーー!」で鮮烈なデビューを飾った豊田真由子。
最初この音声を聞いた時誰しも、自分が秘書だったらどうするだろうと考えてゾッとし、また議員の立場で考えると「部分」を切り取られることの恐ろしさを感じただろう。
例外的な行為が独り歩きする恐ろしさだ。
しかし、録られてた音声が次から次に出、詳しい情報や、辞めた過去の秘書や運転手の肉声が伝えられるようになると、例外的な行為だったのではなく、常態化していたことが露呈した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/豊田真由子
1974年、千葉県に生まれる。血液型A型。3人姉妹の次女。船橋市立法典東小学校、桜蔭中学校、桜蔭高等学校に進学。1993年に東京大学文科一類に入学。法学部第2類(公法コース)に進み、佐々木毅教授の政治学ゼミで指導を受けた。姉は医師で妹は弁護士である。
生い立ちに闇を感じる部分は無い、というよりもおそらくすごく恵まれた環境で育ったことが伺える。
ラジオでテレホン人生相談を聞くことがある、自分だったらどう回答するだろうかと考えながら聞くが、そんな時にパーソナリティの加藤諦三さんは、幼いころの両親との関係がどうだったのかを重視することがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/加藤諦三
テレフォン人生相談に現在出演しているパーソナリティの中では出演歴は一番長い。1980年代後半より出演しているが、正確な初出演日は本人も覚えておらず、ニッポン放送にも記録は残っていない。特に家族関係の相談を得意とし、相談者を厳しく叱責することもある。ただ相談を聞いているような受け答えをしているが、精神分析学を基にした非常に的確な分析を即座に行っており、相談者を本心に近づける話術にも優れている。リスナーの間では「加藤先生の神回答」などと絶賛されることも多々あるが、精神分析に基づいた受け答えをしており根拠のない体験談のみで話しているわけではない。
人が後の人生で問題を起こす時、問題が起きた直近の表面的な出来事だけでは説明がつかないことがある。
幼いころの心のダメージが、後の人生を狂わせることがある。
この件も、ずっと引きずってる心の傷のようなものがあるような気がする。
この件で、類似キャラとしてトバッチリを受けたのが、
高島さんは2016年、息子がゲームの時間を守らなかったことに怒ってゲーム機を破壊。「ゲーム機バキバキ事件」と言われるなど、激しい言動や行動が度々話題となっている。
高嶋ちさ子には、豊田真由子と同じ臭いを感じない。
余談だが、「次はあなたよ」で思い出すのが、twitterで話題になったこの画像だ。
今年の3月頃の話だ。
しかし、豊田真由子の録音されてる音声を聞くたびに、腹を抱えて笑ってしまう。
頭のいい人が、持ってる語彙をフル活用し、脳をフル回転させて、不満を瞬時に言葉に変換してることがよくわかる。
もはや、高度な芸になっているのだ。
この芸が密室でしか披露されないことがもったいないと思う。
政治家にしておくのはもったいない。
ぜひ芸能界に入って欲しい、豊田真由子のライバルと言うか共演者として頭に浮かんだのが、香川照之だ。
ドラマ「半沢直樹」に出演し、その迫真の顔芸で一世を風靡したことを覚えてる人も多いだろう。
シリアスなシーンでの迫真の顔芸は、緊迫感を感じさせるのだが、なぜか笑いを誘う。
お笑いタレントでは不可能な笑いがそこにある。
「言葉責め」VS「顔芸」のドラマを見てみたい。
格調高く仕上げるためには脚本も大事だろう、ここは古沢良太あたりに頑張ってもらいたい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/古沢良太
2016年にはデータニュース社によるテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)において、2012年4月以降に放送されたテレビドラマの脚本家別満足度ランキングで、『リーガル・ハイ』シリーズや『デート〜恋とはどんなものかしら〜』が高満足度基準の3.7を上回る高数値を記録し、“高満足度脚本家”1位となった。
笑うところじゃないのに笑ってしまうということを考えていて思い出したことがある。
映画のタイトルは覚えてないが、スプラッター系の映画だった、学生時代の話。
https://ja.wikipedia.org/wiki/スプラッター映画
スプラッター映画(スプラッターえいが、splatter movie)とは、殺害シーンにおける生々しい描写に特徴のある、映画の様式のひとつである。大部分は広義のホラー映画に含まれるが(スプラッター的要素のまったく無いホラー映画は少なくない)、身体の一部が切断されてはね飛んだり、血しぶき(splash)が吹き上がったりするといった、誇張を含むあからさまな表現は、スプラッター映画独自のものといってよい。
ドキドキしながら見てると、劇場の一角から、怖いシーンのたびに笑い声を上げるグループがいた。
男の声も女の声もする。
恐怖を紛らせるためにわざと笑ってるのかなとも思ったが、恐怖シーンのたびに本当に楽しそうに笑うので、やがて彼らが笑うと他の観客が釣られて小さく笑うようになっていった。
映画が終わって、明かりが点くと、笑っていたのは外人の男女4人だった。
なるほど〜、笑いのツボが違うんだ〜と皆が納得したのが伝わってきた。
豊田真由子の録音音声を聞いて笑う自分が、スプラッター・ムービーを見ながら笑っていた外人のようで、ちょっとした感慨がある。
私の笑いのセンスもグローバル化してるのかもしれない。