平昌オリンピックで羽生結弦が金メダルを獲得し、日本のテレビ番組は大いに盛り上がっている。
羽生結弦を見てると、"天は二物を与えた"と思えるが、そんな羽生結弦には、昨年の怪我以外にも乗り越えた苦しみがあったということが知られた。
信憑性に若干の疑問も呈されてるが、若くして人気と実力を開花させ、嫉妬と羨望の対象になったが故の苦しみがあったことは想像できる。
アスリートの世界には、最高のパフォーマンスを発揮させる時に『ゾーン』に入っているという言い方をすることがある。
最高のパフォーマンスを発揮する際の圧倒的な集中力を生むのが『ゾーン』だと言われる。
清水宏保が語る、金メダリストにも、熟達のサラリーマンにも、共通する「ゾーン」 2018.02.19
アスリートが体感する機会の多い「ゾーン」の存在に言及。「何年も掛けて準備した方々や、神経は高ぶっているんだけど肉体はどことなく力が抜けている(特に表情筋や指先)……」など、感覚的な説明を行ったうえで、「それはアスリートだけのものではない」とも主張。「日常の仕事の中でも集中したことにより仕事が熟せ、いつもよりも時間の流れや進みが遅く感じられる。それも1つのゾーン。熟達したサラリーマンにも似た現象はあるはず」と語った。
『ゾーン』は、入念な準備を行い、予想しうる状況に対策し、最大限の緊張を緩めること無く脱力(リラックス)するという、凡人には矛盾にしか感じない状態なのだ。
比較する話としてどうかとは思うが、下記の話何がダメだったのだろうか?
「思い切りましたねー!」の一言に、心が折れてしまったTさん。結局、誰とも連絡先を交換することなく、無人島から脱出して帰ったそうです。
リア充すぎてまぶしい。若きオタク女性たち
「今の子たちはオタクであることに抵抗がない上に、それを生かして行動していてすごいなって思います。僕らの頃は、オタクであることは言えないし、ましてやお見合いパーティーなんて恥ずかしくて行けませんでしたから」と、うなだれるTさん。
Tさんの知識と経験は、オタ婚活ではかなりの武器になるはずですが、引っ込み思案な性格ゆえに持てあましている様子。また、彼の中で年齢がコンプレックスになっているようです。
「同世代のオタクが集まる場所に行けば、年齢を気にせずのびのびできる気もするのですが……」
上記の『ゾーン』の話に照らし合わせると、準備はそれなりにできていると言って良いだろう。
彼に欠けていたのは、緊張の先のリラックスだ。
緊張感を維持してリラックスするためにどうすれば良かったのだろうか?
常に緊張感を強いられながらリラックスを強いられる世界に、お笑いの世界がある。
直接的には、芸を競っているし、我々見る側はその芸のおもしろさを求めている。
しかし、売れてる芸人は、少し違う捉え方をしているらしい。
お客は、意外性という面白さも求めてるが、それとは別に"安心感"を求めていると感じられるらしい。
バカリズム「僕たぶんいい笑顔してるっぽいんですよ」
2018年1月6日発売『群像 2018年2月号』(講談社)
石塚英彦「基本笑ってればそこそこ芸能界やっていける」
2018年1月5日放送「よんぱち 48hours」(TOKYO FM)
今田耕司「皆売れるとタレ目になってくる」
2014年8月15日放送「よんぱち 48hours」(TOKYO FM)
最近評価が急上昇中の出川哲朗を見ても確かに"安心感"が重要だと感じられるし、老化や肥満が原因かもしれないが、今田耕司が言うようにタレ目になってる気がしないでもない。
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芸人は、舞台の上で最高に緊張していても、売れっ子だったら笑顔になれる。
アスリートは、舞台の上では笑顔ではないかもしれないが、心の中には笑顔があるはずだ。
緊張で笑顔なんかとても出来ない状況で、笑顔を見せることができれば大抵のことはうまくいくはずだ。