違う見方

誰でもできるけど、自分にしかできないのが、判断するということ! 情報過多な現代は偏り(バイアス)も強いので思わぬ方向にずれていくこともある。そんなズレを修正したりブレーキをかけるために少し違う目線を持ってみたいという備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

コスト削減が開いた世界

20世紀のビジネスは、売上至上主義で売上が増えれば利益も増えるということをを目指すことが正義だった。

 

バブル崩壊後の不景気や低成長は、21世紀に入って、売上が上がらなくても利益の拡大はコスト削減でも達成できるという方向に舵を切り出した。

 

このコスト削減という領域のビジネスは、無駄なお金を使わないと捉えると魅力的なのだが、見栄が張れないあるいはセコいと捉えられるとかっこ悪く感じるので、当初は、経営者の価値観次第でピンキリの反応だった。

 

しかし、徐々にすべての分野でコスト削減は浸透し、今やコストを掛けるのはバカだと言わんばかりの風潮が出来上がった。

 

この風潮は、先進国の中では日本が一番顕著かもしれない。

 

日本では、今や、必要なコストもケチりたいというのが本音になっている。

 

「素人エキストラ頼み」でトラブル続出 テレビ撮影現場の裏側

「視聴率不振に伴う経費削減で、どこの局もボランティアや素人参加企画に頼らざるを得ない状況になっている。ボランティアならたしかに予算は削減できますが、トラブルも増えているんです」

 

どんな方法でコストを削減するかというと、

 

ノーギャラで交通費も自腹というボランティアのエキストラを使う作品が増えているという。

 

「謝礼は『番組グッズのみ』というところが大半です。それでもジャニーズや人気俳優らが参加する作品は応募者が殺到する。逆に人気俳優が出ていない作品だと撮影当日までメルマガやSNSで参加者を募集したり、現地で地元の人をスカウトすることも……」(制作会社AD)

 

 

 

必要なコストを削減すると出現するトラブルというのはどういうものだろうか?

 

「出演者の熱心なファンだと約束事をちゃんと守ってくれるんですが、ただのミーハーな素人がエキストラをやると、情報解禁前にSNSに収録現場の写真をアップしたりする」

 

 

「街をブラつくロケで声をかけたぐらいのレベルでも、いまは必ず『出演同意書』を書いてもらっています。それでも、『あんな形で使われるとは思わなかった』『酔っていて覚えていない』などクレームが入ることが多い。余計な仕事が増える一方ですよ」(前出・AD)

 

ギャラが出なくても人気と知名度が上がる一般人も出てくる。

 

「人気があっても、常連であってもノーギャラだから、あまり強くは言えないのですが……有名出演者のなかには『SASUKE』の名を使ってスポンサーを集めたり、胡散(うさん)臭いビジネスを始める人もいて……。もちろん、ウチはまったく関与していないんですが、クレームは局に来るんですよね」(TBS関係者)

 

「一般人なのに追っかけがいる出演者がいて、SNSを介してファンとつながり、揉(も)めたことがありました。タレントかよって(笑)」

 

 

 

 

芸能人や著名人だけでなく、一般人でも有名になれば影響力を持ち、"インフルエンサー"と呼ばれるようになる。

 

SNSで多数のフォロワーを持つ人々なども、その発言はフォロワーの行動に大きな影響力を与えると考えられ、広告塔としていろいろな企業からも注目されている。

 

そんな"インフルエンサー"ということばが世間に認知されたのはいつ頃だろうか?

 

 

Wikipediaによると、2002年頃に概念として生まれ、2007年頃から一般への認知が進んだと言われている。

 

私は、ここ数年で広まったような気がしていたが、意外と歴史がありそうだ。

 

2017年の3月にインフルエンサーというタイトルの乃木坂46の曲が出てるのでその影響も受けているだろう。

 

直近5年の動きを見ると、

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検索数から見える認知の拡大は、この2〜3年と言っていいだろう。

 

 

最近のSNSをリードしているインスタグラムはどのような動きを取っているだろうか?

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この5年間で右肩上がりに検索数は増えているが、直近は高止まりのようにも見える。

 

この二つを同時に検索すると、

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インスタグラムの方が断然多い。

 

このような新しい動きに比べたらブログは陳腐化しているのだろうなと思うが、直近5年で検索すると、

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思ったほどではないが、緩やかな下降線を描いている。

 

よく見ると、現在は5年前の半分以下になっている。

 

では、この三つを同時検索すると、

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もう圧倒的にブログがダントツに多いのだ。

 

先入観で持っていたイメージと真逆の結果だ。

 

この検索結果に、年齢や世代を反映させることができれば、全然印象が変わる結果が出たのかもしれない。

 

下降線を描いているとは言え、これだけ多く検索されてるということは、それなりの需要があるからで、これは文字が伝える情報力が、写真に負けてないという事だろう。

 

では動画と比べるとどうなるだろうか?

 

You Tubeを加えて同時検索すると、

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ブログとYou Tubeは検索件数に関してはほぼ同じだが、ブログはカタカナで検索しYou Tubeはアルファベットで検索したことを考慮すると、ブログの健闘ぶりはスゴイと言えるだろう。

 

コスト削減化が進む出版業界が、ブログを発展させ、同じくコスト削減化するテレビ業界が動画サイトの発展に寄与してることは間違いないだろう。

 

コストの縛りを受けない作品は、完成度で劣るかもしれないが、自由度は数段高くなる。

 

世の中は、自由度が上がる方向にシフトしてる気がする。

 

そう考えると次に排除されだすのは、コストの掛かる人物だろう。

 

AIが奪う職業なんていう話題も多いがそれよりも、自由度を妨げる現場に出ないマネージャーや管理職の方が先に淘汰が進みそうだ。