違う見方

これから時代はどう変化するのかを時事ネタを交えて考察。考える際のヒント。気付くためのヒント。

2018年前半のスポーツ界

2018年が半分経過するが、今年はスポーツ界受難の年となっているようであり、膿が出始めたようにも感じる話題が多い。

 

昨年以来くすぶっていた相撲協会の問題が、年明けと同時に貴乃花の問題になり、つい先日自身が総帥を努める貴乃花一門を離脱すると発表した。

 

「これってどういうこと?」と思った人も多いだろう、私もその一人だ。

 

志らく、貴乃花親方の一門離脱は「10年20年先を見越してやっていると思う」 2018/6/25

貴乃花親方の一門離脱について、志らくは「貴乃花部屋がなくなるというわけではなくて、要は政治の世界でいう派閥、派閥がなくなるということ」と説明。

 

Google Trendsで今年に入ってからの貴乃花を検索すると、もうこの一門離脱という話題も全く世間では話題になっていないことが分かる。

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この貴ノ花の話題がトーンダウンしかかった時期に浮上したのがレスリングのパワハラ問題だ。

 

貴乃花と比較すると、ワイドショーでも大きく取り上げられていたが、そもそものネームバリューが違っているんだなと感じられる結果が出た。

 

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このレスリングの問題はパワハラが大きなテーマになっていたので、「レスリング」と「パワハラ」を比較すると、

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『レスリング=パワハラ』という動きを見せていたことがわかる。

 

このレスリングのパワハラ問題が落ち着きを見せ始めた頃に、日大のアメフト問題が起きた。

 

レスリングのパワハラも大きな話題になっていたのだが、アメフト問題は桁が違っていたようだ。

 

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単独で「日大」も比較してみると、

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完全に、日大=アメフト、と言う印象が定着したように感じる。

 

レスリングの問題が、「パワハラ」の問題だったのに対して、日大アメフトの問題は、「パワハラ」+「反則の強要」であり、犯罪の領域に踏み込んでいた。

 

このアメフトの問題が落ち着いた頃にプロゴルファーの片山晋呉のマナーを巡って話題が勃発した。

 

片山晋呉の態度にプロアマ戦招待客激怒…ポケットに手入れ会話、グリーンで自分の練習優先 2018年6月7日

 

あくまでもマナーの問題であり、ルールに違反したわけではないのだが、大いに人々の感情を刺激した。

 

Google Trendsで見ると、

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マナー上の問題だからだろうが、キーワードとしては「不適切」というワードが出てくる。

 

「貴乃花」と「片山晋呉」も加えて比較すると、

 

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アメフトの話題がいかに大きかったかが分かる。

 

そして上半期のスポーツの話題を締めくくるように、サッカーワールドカップでの日本チームのプレーが話題になっている。

 

観客もがっかり? 日本の“つまらない”パス回しに会場大ブーイング、終了前にゾロゾロ帰宅 2018.06.29

試合後に結果を知った日本の選手たちは喜びを露わにしたが、会場は歓喜とは異なる空気に包まれていた。

 

別にルールに違反したわけでもなく、サッカー通の人ほど「勝つための戦術としてアリだ!」と主張するプレーを巡って、賛否両論が出ている。

 

キーワードは、「ブーイング」と「がっかり」だ。

 

期間を長く取ると直近の出来事がきちんと反映されないので、期間を直近1週間でGoogle Trendsを見てみると、試合直後から急上昇。

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私も、がっかりした一人だが、実はがっかりしながら不思議に感じてることがあった。

 

なんで私はがっかりしてるのだろう、サッカーファンでもないのに?

 

そう私は、世間で言われる"にわかファン"なのだ。

 

だから、視点がちょっとズレてるのかもしれない。

 

 

 

ワールドカップが始まる前、こう言われていた。

 

岡田武史が語る、代表監督に必要な覚悟
「日本人は時として美学が言い訳になる」 飯尾篤史 2018/6/8

代表監督には、とてつもないプレッシャーがかかる。岡田武史氏はかつて1998年のフランス大会、2010年の南アフリカ大会と日本代表を率いて2度のワールドカップ(W杯)を戦い、グループリーグ敗退と突破を両方経験した。

 

岡田氏によると、日本人には特有の「美学」があり、それは外国人にはなかなか理解できないものらしい。そしてその美学は、時として言い訳になることもある。数々の修羅場を潜り抜けてきた岡田氏は、日本人監督が代表を率いて世界で結果を残すためには、「腹をくくること」が重要だという。日本代表のW杯ロシア大会での戦いが始まる前に、岡田氏の言葉に耳を傾けてほしい。(取材日:2018年5月22日)

 

 

初戦がダメだったら、ダメだと思う。

 

 

 

「醜く勝つぐらいなら、美しく負けた方がいい」というクライフの哲学が日本人は大好きなんだ。でも、僕はクライフと対談したこともあるし、試合でマークしたこともあるんだけれど、クライフは負けるのが大嫌いで、あれは、負けて悔しくて言った言葉だと思う。

 

この話を読んでいると、いつの間にか、がっかりしていた気持ちがどこかに行った。

 

わかっているか、わかっていないか、その差が大きい、それがリテラシーだと改めて感じた。

 

西野監督も選手も、スッキリ爽やかではないだろうが、次につながったことだけは確かなのだ。

 

次の試合は、少し違う気持ちで応援したい。