違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『小顔』になりたい人々!

大学生の頃、同年代の友人で、やたらにその当時の小学生の動向に詳しい奴がいた。

 

なんて言うことはない、小学生の家庭教師をしていたからだが、その友人は、学力アップを依頼されていたわけではなく、子供の遊び相手になって欲しいと依頼されていたので、コミュニケーションも濃密になったようだし、相性も良かったのだろう。

 

その友人から聞く小学生の行動は、とても活き活きと感じられたのは、彼が小学生の生態を正しく理解できていたからだろう。

 

日本人は、世代が異なると、なかなか上手にコミュニケーションが取れないことがある。

 

世代が異なると、対等にならず、上下関係や主従関係を当てはめがちになるからかもしれないし、持っている価値観や美意識も違っているだろう。

 

世代が同じであったら、今度は自分の価値観が通じるものだと勝手に思い込みがちになるが、人間の考えることは千差万別と言われるくらい多種多様なのだが、それを簡単に分類できると非常に便利だろうなと思う。

 

広告やマーケティングに関連してる人の中には、多様な人々との接点を密に持ってる人がいて、人力でビッグデータを処理している。

 

そんな多様なデータをまとめた中高年シングルが日本を動かす 人口激減社会の消費と行動 (朝日新書)、という本を読んだ。

 

この本では、シングル(独身)世帯を6つに分けて解説している。

 

34歳以下の男性と女性、本の中では"ヤング"と呼んでいる。

 

35歳〜59歳の男性と女性、こちらは"ミドル"

 

60歳以上の男性と女性は、"シニア"。

 

 

この本の中には、おもしろい話があるので、その一部を切り口に話を展開してみたい。

 

注意点は、あくまでもシングルに関する話だということ。

 

34歳以下のヤング女性にとって、『小顔』はなによりも重要らしい。

 

どこまで鵜呑みにしてよいかは微妙だろうが、最近のヤング女性の中には、朝の洗顔が不十分な人がいるらしいが、洗顔する時間よりも小顔マッサージを優先するからだそうだ。

 

『小顔』>『洗顔』

 

『小顔』>『美肌』

 

ということらしい。

 

Google Trendsは、年齢や男女の違いは全く反映しないが、比較してみると

 

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年齢や性別を考慮に入れなければ、洗顔>小顔>美肌、となる。

 

ただし、注意しなければいけないのは、この本は全て消費行動の分析であり、投じられた金額で判断されているので、その点を考慮しなければいけない。

 

本を離れ、一般論として"小顔"をキーワードにしていろいろ検索する中で、こんなものがあった。

 

小顔メイクに“毛穴”は厳禁!

毛穴隠してSMART肌。毛穴も顔ゆるみに関係していた?!

だらしなく開いた毛穴や重力に負けて垂れた毛穴は、肌をゆるんだように、顔を膨張したように見せる原因に。毛穴隠しは、小顔メイクの決め手なのです!

 

 

小顔がテーマでも、結局、関心があるのはフェイスケアということかなと思い、"にきび"、"しわ"、"毛穴"、"美白"と"小顔"を比較すると、

 

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直近に限ると、毛穴>美白≧小顔、とわかる、"美白"が2016年から急上昇してるが、検索すると美白を謳った商品が多く出てるようなので、そのせいかもしれないが、その背景に何があるかはよくわからなかった。

 

 

こうやって検索してると思い出すのが、「色の白いは七難隠す」ということばだ。

 

「色の白いは七難隠す」の七難全部言えますか?

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この七難は、時代によって変化するはずだが、色白と小顔の対比が現れてるツイートを古いものも含めて探してみた。

 

 

 

 

 

 

 

芸能人になるには、小顔でなければいけないとはよく聞くが、そんな小顔の持ち主ばかりが集まった芸能界で、小顔っぷりを轟かせている方たちの顔ぶれを見てみたい。

 

小顔の芸能人まとめ!男性&女性12名と顔が小さい基準を徹底紹介 2018/06/27

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『小顔』に全く興味も関心も無かった私には、全く見えない世界が存在していたことを知るきっかけになった。

 

私の『小顔』に対するイメージを代弁してるツイートを探したらあったが、ずいぶん日付を遡ってしまった。

 

それだけ、『小顔』はポジティブに受け入れられているのだろう。

 

 

 

いろいろ調べると、小顔になりたがってるのは女性だけではないと分かり、少し不思議な気がしている。

 

きれい、かわいい、かっこいい、と表現することばが一致した時、価値観を共有できた気がするが、その中身まで詳しく追求すると、全く価値観が違っていることがあるかもしれないとわかった。

 

同じ言葉を用いても、背景を理解してないと、人はほんとうの意味では分かり合えないかもしれない。