違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【災害とインフラ】停電時のタワーマンション(令和元年10月追記)

追記を冒頭に記します。

 

 

タワーマンションの弱点は地震や強風で揺れることと思われていたが令和元年10月の台風19号で想定外の弱点が露呈することになった。

 

当初、超強力な風台風になると思われていた台風19号は雨台風として猛威を振るうことになった。

 

前年の大阪を襲った台風21号が超強力な風台風でタワーマンションの上層階に住む人々にトラウマとなる恐怖を与えたが、台風19号ではそういう話はほとんど出なかった。

 

その代わりに新たに露呈したのが、二つの想定外!

 

 

 

停電は想定していても、原因はタワーマンションの外側で起きるものだと考えられていたが、地下に設置された受電変電設備が浸水で機能を消失し、復旧も簡単ではないだろうから長期戦を強いられることが露呈したのだ。

 

受変電設備が浸水を回避できる場所に設置されてるかは要チェック事項だ。

 

もう一つは、更に想定外だった。

 

 

多摩川の氾濫というよりは下水の構造と元々の土地の特徴が関係してるようだが詳細は不明で諸説あるようだが、タワーマンションが建つような場所は伝統的な住宅地ではないことから想像は広がる。

 

 

ここから先はオーソドックスな停電に関しての話で元々のエントリー。

 

〜〜

今更ながら、台風21号と北海道胆振東部地震での長時間続いた停電の際にタワーマンションは、どうなっていたのかをTwitterから拾ってみた。

 

 

 

あると無いとでは大違いなのが自家発電だろう。

 

自家発電設備はあっても、燃料が備蓄されてなければ無いのと同じだ。

 

 

 

 

 

 

この方のツイートには気になることも書いてあった、真偽不明だが。

 

 

 

 

 

自家発電設備を備えているマンションでは、

 

 

 

 

自家発電を備えていても、それでカバーできる範囲は緊急避難的な感じもする。

 

念のためにと調べてみた、タワーマンションには自家発電設備を備えることが義務付けられているらしいが、その義務の程度とは?

 

タワーマンション、停電時について

停電時には自家発電とか無いんですか?
自家発電出来ればエレベーター も止まらないかなぁーと。
chiebukuro.yahoo.

建築士です。

 

タワーマンションには、防災機器(スプリンクラーや屋内消火栓や火災報知器や非常用エレベーター等)のために、自家発電が義務付けられています。

 

ただし、あくまで「法律に定められた最低限の防災機器」専用です。

 

「タワーマンションに住むなら、停電時は諦めて下さい」

これが今の日本では現実です。

 

 

この回答は、2012年になされてるが、今も事情はあまり変わってなさそうだ。