『弱肉強食』とトレードオフの関係にあるのが『治安』。
『治安』は、良い悪いで語られ、良い場合は維持されるものであり、その結果は、安定・不安定という尺度で計られることが多い。
治安が安定すればこそ共存共栄(=弱肉強食の辞書的な反対語)が成り立つ。
現代日本の人間社会における弱肉強食は、命のやり取りではなく、経済的、社会的な属性のどこに位置してるかということで、社会的なヒエラルキーの中で序列を決定されることによって起きる。
この弱肉強食の恐ろしさは、容赦ない序列付けにあるように捉えられがちだが、一番恐ろしいのは世間の目を意識するあまりに、序列の呪縛に囚われて心を病むことだ。
一般的な弱肉強食の世界では、強い者が加害者(=支配者)であり、弱い者が被害者になる。
加害者と被害者。互いを否定し、互いを憎む。その連鎖の先にあるのは闇。なぜ、人はその連鎖から逃れられないのか。それは生きる目的が「生き残る」になっているからだと思う。より高い目的をもって生きれば、人を支配するなど思いつかない。結局人は、今も「弱肉強食」の世界に生きているということ。
— 津田 明彦 (@akihiko_tsuda) May 14, 2018
人間を含めて自然界の弱肉強食は、基本は異なる種の間での競合だが、種の内部でも弱肉強食は起こる。
しかし、人間社会で弱肉強食を語る時は、人間同士の闘いのみを意味する。
だから、人間の目には絶対的な差があるように見えても、異なる種の目から見ると、おそらく大した違いが無い筈だ。
人類は、個体としては、弱肉強食の自然状態では余りにも弱すぎるからこそ、社会を維持して来た訳で、強い個体だけが生き残る、と言う事を社会が身も蓋も無く認めてしまっては、人類の自己否定になってしまうんじゃないか、というのはあるんだよな。
— 千川兄弟【BARRY中】 (@bonkuratv) September 30, 2017
実は、人間社会の変遷を見ていくと、決して弱肉強食ではないことに気づく。
自然界は苛酷だ。弱肉強食、弱い者が淘汰される。人間界もしかり。特に男社会は淘汰が激しい。強い男ばかり生き残ると争い事で人類が破滅するので、弱い男が出現した。弱い男が破滅しないように、さらに弱いゲイやトランスジェンダーが出現した。彼ら?は弱い男が生き残れるように存在しているのだ。
— 大津まり@貧乏古民家住まい (@mari_yurihime) August 14, 2016
人間社会の多様性の展開をよく見ると、弱者の裾野が拡大してるようにも見える。
しかし、弱肉強食の世界である以上、一定水準が求められる。
昔から日本にも海外諸国にも貧困はあって、治安の悪さも当然あるわけで、何処まで逃げたってリスクはある。どこに逃げ出したって弱肉強食。お金は無いよりあったほうがいいけど、1番の財産は健康な体。
— meglalala(つるみません) (@kissmeyummy) January 28, 2018
そして、その健康自体も弱肉強食化しているかもしれない。
どっちにしろ自分の健康は自分で守らなきゃいけない時代がくる。ある意味弱肉強食のような。。。
— ダイエットコーチEICO® 『気づくだけダイエット』6刷! (@diet_EICO) December 10, 2012
人間社会では、弱肉強食の理屈にも多様性が生じているのかもしれない。
弱いから取ってると思われてる行動が、強者の理屈になるかもしれない。
弱肉強食と言ってしまったら、その後に返す言葉も無いんだけど、仕事をするという事は人の健康を脅かしてまでする事なんだろうか? と一昨日に病院で過労と診断された俺が言ってみる。
— drumatrixx_mag (@drumatrixx_mag) August 6, 2013
そもそも、弱肉強食とは、強者が弱者を支配してる事だと思いがちだが、実は強者だと思われてる者が、弱者に依存してるとも言えるのだ。
昔から言われる「弱肉強食」って四字熟語。あれは、昔の中国の人が人間の権勢や衰退を見て嘆息して呟いた言葉だよ。/実際の自然界では、ライオンや虎は、獲物になってくれる獣の存在や健康に依存していて、ある意味弱い存在。/ライオンやトラは、人間が家畜を飼うみたいに獲物を飼ったりしないよ。
— Dirty Mind (@EiichiroNoguchi) November 12, 2011
昭和から平成に跨って生きてる程度の短い時間の中でも、意味が変わる言葉が出てくる。
時の流れの中で意味を変える言葉のように、自然界を支配している理屈にも定義の変化が訪れてるかもしれない。
弱肉強食の弱者と強者の定義も逆になる日が近づいてる気配を感じる。