ふと思った、人間は『探し続ける生き物』だなと。
『探す=求める』でもある。
具体的に上げ出すとキリがないが、要素や項目で上げると、
・答え
・方法
・策
・ノウハウ
などが浮かぶ。
これらは、絶えず次の課題に直面するので、とどまることを知らない要求になる。
この繰り返しで、人間は進歩したのだが、最近ではどこに向かっているのか、何を求めているのか、それは何になるのか、がよくわからないものも増えている。
探し続けることをやめると、どうなるのだろうか、何が起きるのだろうか?
これも、具体的に上げ始めるとキリがないので、項目や要素で上げると、
・飽きる
・退屈する
・陳腐化する
・通用しなくなる
などが浮かぶ。
現代では、探す手段として『検索』というのが重要な役割を果たしているが、その検索も"次"が求められ始めている。
キーワード検索はもう古い? 元最年少社員が生み出したグーグルキラー
顧客や顧客の事業を適切なタイミングで適切な機会と結びつけることで、同社はウェブ上の「セレンディピティ(予期せぬ出会い)を活性化」したいと考えている。
「自分が何を探し求めているのか把握できている場合、『検索』は非常に有益だ。
グーグルなどを使ったキーワード検索は、しばしば不毛な試みに感じられる。ヒット件数は数百万を超え、その中から本当に必要な情報を探し出すのは、時間のかかる作業だ。
本来、探すというのは、入り口であり、スタートであり、始まりを意味するだけなのだが、現代では探すことが目的化し、時にはゴールであるかのように扱われる。
日本では、何が見つかるかわからない探検や冒険や基礎研究が脚光を浴びなくなっている。
基礎研究を尊重する社会では、探検家や冒険家と呼ばれる人々をそれなりに評価している。仕事以外の社会奉仕も然り。日本ではあまり評価されないあたり、国際的には商人国家としての評価しかされないんじゃなかろうか。
— 岩海苔昆布 (@IwanoriCOMB) January 2, 2012
ノーベル賞絡みで日本の基礎研究予算の少なさを嘆く声がちらほらあるけど、これからはアメリカや中国がやるから心配無用。
— 底辺理三 (@shameofirongate) October 2, 2018
潤沢な予算がつくのは覇権国だけで、かつての覇権国モンゴルやスペインに今そんなこと期待しないでしょ。
日本は「かつて覇権国だった国」になっていくんだから目を覚まそう。
探してばかりの姿を想像すると、二つの曲が頭に浮かんだ。
一つは、童謡の"いぬのおまわりさん"に出てくる迷子の子猫ちゃんだ。
考えてみたら、いぬのおまわりさんの歌詞だって結局子猫ちゃんは迷子のままでおまわりさんは困ってしまって終わりだな…何故そんなに幼子に厳しいのだ…
— よく眠りたまに色々考える主婦 甘木サカヱ (@toppinpararin) March 11, 2015
もう一つは45年前の曲で、"探しもの"はこう歌われていた。
ふと。井上陽水さんの「夢の中へ」の「探しものはなんですか?」と聞いたあとに、「それより僕と踊りませんか」って言っちゃう歌詞は、ほんと最高だと思う。だって、なんの解決にもなってないんだもん。でも、結局、俺たちには、それくらいのことしか言えないんだよな。
— 沢田チャレンジ (@sawachalle) January 16, 2014
探しものは何ですか?
— 懐メロ歌詞BOX (@natsumeroiine) October 9, 2018
見つけにくいものですか?
カバンの中もつくえの中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
夢の中へ/井上 陽水
一周回ったのか、二周回ったのかは不明だが、探しものを歌った歌詞は含蓄があるような気がする。
探すことに疲れた時に、聴いてみると味わい深そうだ。