最近語られる巨大プラットフォーマーはGAFAと言われる。
Google、Apple、Facebook、Amazon。
これに、Microsoftを加えることもある。
圧倒的に世界一だったMicrosoftが落ち目になったのはいつ頃だろうか?
若者の「PC離れ」が話題になることが多いが、おもしろいグラフがあった、データは2011年までだが。
WindowsとMacのシェア、27年間の推移を比較したデータが話題に 2012/7/10
縦軸の数字は、windowsがmacの何倍売れたかを示していて、金額ではなくデバイスの台数を示している。
2004年にはwindowsはmacの56倍売れ、2011年の時点でも18倍以上の差があったと分かる。
このmacの数に、2007年から発売されたiphoneや2010年から発売されたipadを加えると次のグラフになる。
もう一度書くが、これは売上等の金額の比較ではなく、デバイスの数を示している。
Appleが急速にMicrosoftの牙城を脅かしたことが分かる。
2011年の時点で、iphoneとipadを含めるとmacは2倍にまで差を詰めているのだ。
Appleだけでwindowsを扱う複数のグローバルメーカーの半分の数量を売ったことになるので圧倒的だと言えるだろう。
変化の真っ只中にいると、新しいものが出てきて急速に普及するだけにしか見えてないが、それが一過性だとブームと言われるだけで世の中に大きな変化はもたらさないが、定着し独自に発展し始めるとシフトが起きる。
シフトが起きる時は、トレードオフしたものが顕在化する。
PCが発展するプロセスでは、スペックが絶えず向上し、アプリやソフトを活用し、できることをより早く、より高度にと発展してきた。
PCの発展のプロセスでは、あれもできる、これもできるが大事で、大きなトレードオフは許容されなかったように感じる。
PCからスマホやタブレットへのシフトは表面的には、デスクトップからモバイルへのシフトと言える。
このシフトを可能にした背景には、大きく二つの事情が関係している。
・通信の発達
・データの取扱い
データの取扱に関しては、企業ならばセキュリティや情報漏洩が関係するかもしれないが、そういう難しい話は抜きにして、大きいことの一つとして、紙の取扱が関係してる気がする。
デバイスにデータとして取り込むことで、紙を必要としない状況が増えたというペーパーレス化へのシフトが浸透したように感じる。
個人的にはプリンターの使用頻度がこの数年で激減したことに気付く。
果たしてペーパーレス化は進んでいるのだろうか?
もし進んでいるならば、プリンターメーカの業績は下がっているのだろうか?
調べてみると、OA機器メーカーはグローバル企業が多いからなのか、トータルの業績は各社この数年横ばいという現状だが、国内市場に限ればやはりペーパーレス化の煽りを食らっていると言われている。
果たして実態はどうなのだろうか?
Twitterから声を拾ってみた。
Appleが急速にMicrosoftを脅かしている頃、
グーグル帝国文化を利用すると、授業の提出物のペーパーレス化が楽にできる。それは、プリンターを買えない学生にとっては大きいと思う。大学でプリントできても、印刷枚数制限や料金に悩む学生も多いはず。
— 沼崎一郎 (@Ichy_Numa) May 25, 2012
3年前こんな風に予測されていた。
テレビ東京WBSでオフィスのペーパーレス化、電子書籍の普及で古紙不足と言っている。80年代はコンピューター化でラインプリンターで印刷した大量のアウトプットで逆に紙の洪水になっていたが、とうとうオフィスのペーパーレス化が実現したか。昔は入力が正しいか紙でチェックしていたからな。
— のび太くん植物人間説 (@funaq) October 19, 2015
それを裏付けるような話がたくさん出てくる。
iPadにして仕事用メモもiPadに書き込めるのでペーパーレス化ができた。ほとんど印刷しなくなった。
— 途上国で働く助産師 (@improve_MCH) August 13, 2018
ただ、内部打ち合わせ資料を準備するためだけにプリンターが必要となっている非効率。データで送ってくれる方が管理しやすいのだが。 https://t.co/rwpgy2KUhZ
プリンタービジネスって、モノクロ1枚10円、カラー1枚30円取る上に保守料も取るから結構な金額毎月払う仕組みだからそれをタブレットでペーパレス化したらかなりの経費削減になる QT 事務機大手、リストラ断行=ペーパーレス化で市場縮小(時事通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/VssPzL4rgh
— キュラ太郎@11/24 MI68 (@qurataro) May 2, 2018
個人レベルでは、意識は確実にペーパーレス化に向かっているようだが、
IT企業の社長が業務をシステム化すればダンボール一杯になる紙を節約することができると演説していた。
— くわっちょ@社畜犬 (@kuwaccho0711) March 7, 2018
すると、1人の従業員が「我々はペーパーレス化へ向かって進んでいるのになぜ、プリンターの紙とトナーが不足しているのか?」と尋ねた。#ITアネクドート
【きょうの文具】
— 出雲 義和(フリーランスライター) (@izupapa0211) June 10, 2018
ペーパーレス化が叫ばれる中、プレスリリースなどの資料や原稿をチェックする為のプリントアウトやらで500枚パッケージが追いつかなくなり、Amazonでこいつをポチッ!半年は持つだろう・・・
次はレーザープリンターを買わねば(笑)#書斎がオフィス化 #文具 pic.twitter.com/FJLLDXizJS
オフィスオートメーションはペーパーレス化なんて言われてたのに、蓋を開けてみたらみんなプリンターがんがん使うようになって紙の消費量が増えたみたいな話もあるから、予測って難しいもんだよね。
— 岡田哲哉 (@t_okada) March 15, 2017
お上司さまが会議資料が多すぎてプリンター3台を同時に利用してる
— 夏雪 (@Natsuyuki_san) November 20, 2018
ペーパーレス化はよ
日本流のガラパゴスは、意識の切り替えができないことにありそうな気がしてくる。
また、ボトムアップの風潮が弱いので、上の意識が変わらなければすべてがなし崩し的に簡単に壊れる傾向が見えてくる。
ペーパーレス化を図っているのにプリンターを使ってる姿は、禁煙したほうが良いのが分かっているのにタバコを止められない人に見えてくる。
千円札をプリンターで40枚“印刷”たばこなど買う https://t.co/syHRR00LHV
— 稲本望 (@nosmokerider) June 7, 2017
仕事がなく、生活するためだった、と供述。偽札を作って、生活のためにタバコを買うんだ。お金がなくてもタバコをやめられない。薬物依存症は生活を壊す。