世界で最も発行部数が多い本は聖書(バイブル)。
Wikipediaには、推定で1815年~1998年に約3880億冊が発行されたとある。
だからだろうか、世間では誰もが知るべきであり、かつベストな指針となることが書いてあるとされる本は、その分野ごとに「〇〇のバイブル」と言われる。
しかし、スポーツライターがスポーツ界を見ると、バイブルが無いと見えるらしい。
日本の野球界には育成メソッドがないと感じる。スーパースターは、何となく生まれてきた。いわば、競技人口に支えられてきた。これからはそうは行かない。ある選手の足跡をたどる取材をしていると、育成において重要な要素が見えてくる。それをbibleとして残すことは非常に大事だと思う。
— 氏原英明 (@daikon_no_ken) December 6, 2018
もうすぐ受験シーズンが開幕するが、受験生のバイブルは何だろうか?
この前お会いしたメディア論の先生に自分の研究の話をしたら、受験生時代は『英文解釈教室』がバイブルだったらしく、「あの本がすごいのは、『こういう間違いをする者が多いが、こういう知識が足りないのではないか』みたいに書かれていて、実際自分がその通りの間違いをしてるねんな」と仰っていた。
— すしむら (@suciology) January 29, 2018
英文解釈教室は1977年に出版された参考書らしいが、この本をバイブルにして受験以降も英語に勤しんだ方はこう言っている。
伊藤和夫英文解釈教室三部作を10周して
— neterobinson01 (@fujisawa99) December 6, 2018
英検1級とったがCNNも映画め聞き取れないし
片言でしかベシャれないから、受験英語なんてやめちまえ。AI自動翻訳機にまかせよう。
壮大な時間の無駄だったぜ
バイブルは手に入れた時が感情の盛り上がりがピークで、その後は生かすも殺すも自分次第なのだ。
よし、バイブルが来た。風俗営業許可申請まかせろ!! pic.twitter.com/2Vt4Ysu7YT
— 地方創生行政書士 三輪功 (@makasete1) December 6, 2018
バイブルと言えば、現代では外せない名著として2000年に出版されたこの本がある。
面白いツイートがあった。
【事業家集団あるある】
— もしけん@徒歩で四国八十八ヶ所巡礼✨ (@moshiken_life) October 29, 2018
・全力リアクション
・毎月15万の自己とうし
・師弟関係
・金持ち父さんがバイブル
・仲間9人集めよう
・山手線上のHUBに高確率出現
・セミナーが優先順位TOP https://t.co/3SULFtvt2u
心に残る本がマルチ商法会員のバイブル「金持ち父さん貧乏父さん」。アムウェイと仲が良いのも納得。
— ズュータン (@zyuutang) November 22, 2016
株式会社タニタ 谷田千里|KENJA GLOBAL https://t.co/Xq5HL4KJF1
大家の会とかに行くと、不動産一本でニートしてる大家さんたちは、みんな金持ち父さんシリーズを深く読み込んでました。永遠のバイブルなんですよね。 https://t.co/TxEyymOFSQ
— サウザー (@Fist_of_Phoenix) December 20, 2017
2001年、夢がお金持ちだった可愛くない小学生の時、クロネさんと全く同時期に金持ち父さん貧乏父さんに衝撃受けました。
— 佐々木ゴウ先生📝webライターの先生、ゴウサロン運営中 (@goh_ssk) January 24, 2018
マルチのバイブルというのが残念ですが、あれは実際良い本ですよね・・・!
(なお、いまだにラットレース走ってるといえる模様)
その後2013年に改訂版も出ている。
私も改訂前の本を読んだことがある、読んだということは覚えているが、中身は全く覚えていなかった、読んだ当時の私には響かなかったのだろう。
私の心に響かなかったことは、私にとってはラッキーだったかもしれない、と言うのはバイブルと言われるだけに、この本にはどうやら魔力が潜んでそうなのだ。
そんな魔力への注意点が下記に書いてある。
【ネタバレ注意】金持ち父さん貧乏父さんの内容を要約!勧誘被害も暴露!
読みやすいが非常に長い文なので私が伝えたい部分だけ引用する。
金持ち父さんの口ぐせ
- 「金がないことこそが悪の根源だ」
- 「税金は生産するものを罰し、生産しないものに褒美をくれてやるためのものだ」
- (欲しいものが買えないときには、)「どうやったらそれを買うためのお金を作り出せるだろうか?と考えろ!」
貧乏父さんの口ぐせ
- 「金への執着は諸悪の根源だ」
- 「金持ちはお金に困っている人を助けるためにもっと税金を払うべきだ」
- 「それを買うためのお金はない」
バイブルをキーワードに検索していて気付いたのは、諸悪の根源は『無い物ねだり』だということだ。
しかし、無い物を追いかけることが人間とも言えるという矛盾が成立するのは、全てが悪い事ばかりではないからだ。
そして、そんな矛盾をうまく取りなすようにバイブルが出来上がるように見える。
バイブルは諸刃の剣なので要注意!
冒頭で引用したツイートでは、スポーツ界にバイブルが無いとあったが、これは良い事なのかもしれない。