面白いツイートが目に付いた。
さて、木力館(きりょくかん)は「木の博物館」ですが、岩槻の特産品である「人形」と「木」は接点がない様に思われます。しかし、人形の頭の素材には「桐」の粉を固め、ハマグリ等貝殻でできた胡粉(ごふん)で仕上げる桐塑頭(とうそがしら)・練り頭(ねりがしら)と呼ばれるものが主流でした(続
— 大槻忠男 (@kiryokukan) March 3, 2018
ひな人形を作るための素材もずいぶん変化したのだろうなと想像できるが、素材の変化はあらゆる分野で起きているはずだ。
時代と共に、使われる素材がどのように変化したのかを人々の声から拾ってみた。
まずは釣り竿から。
豊かな体験活動①野山の素材で釣り竿作り。安全にナイフを使うことも指導します。#miyazaki #morotsuka pic.twitter.com/jD95ZZei
— 百彩の森 諸塚村観光協会 (@MorotsuKanko) May 24, 2012
晁直さん
— 🍒るい🥁求:lynch.主催2日目 (@rui_sixinc69) May 15, 2017
「釣り竿を作ってます!」
竹じゃないの?「竹じゃないです!!」
カーボン素材の棒にカスタマイズして作る
自分の欲しいものが作れる
よく釣れるわけではない自己満足
葉月さん「晁直さんにオーダーしてる3本!」
自然素材から先端を行く人工素材にシフトしてることが分かるが、良いことばかりではなさそうだ。
で更に言うと、なんで稲光りを見た瞬間から拍を数えるなんてことを突然やるのかって話ですが、これは釣り師には皆さん覚えて欲しいことですが、殆どの釣り竿の素材のカーボンは雷が落ちる素材でありまして、雷が鳴ってる最中に釣り竿を高く掲げるのは雷様どうぞここに落ちてくだいという愚行なわけです
— 石田ショーキチ (@Ishidalf) July 18, 2017
素材だけでなく形状も関係してるのだろうか。
注意報情報
— 千葉科学大学 学生消防隊 (@CIS_DPS) June 25, 2014
現在、銚子市近辺に雷注意報が発令されています。
以下の点に注意してください。
・樹木(小枝や葉も含めて)の4m以内に近づかないでください。木のそばへの避難は、大変危険です。
・釣り竿、ゴルフクラブなど長い物体は、素材に関わらず、体から離して地面に寝かせてください。
釣り竿は、先端素材がいち早く現場に投入される世界の一つだ。
19世紀だとグラスファイバーもカーボンもないわけで、釣り竿は天然素材。日本だと竹が使われてたけれど、ロシアには竹がないので白樺、胡桃、楡などの木を使って作ったらしい。穂先は芦や鯨の髭。そして、「アジアでとれる竹が手に入れば最高」といった記述があった気がする。
— おそロシ庵 (@Goncharov_jp) July 18, 2014
私はかつてオートバイを改造しまくっていたが、改造を積み重ねていると自然と分かることの一つに金属パーツの素材による印象の違いがある。
一般的には軽さと強度で使い分けるが、切ったり削ったり穴を開けたりする際の加工のし易さに素材の特性の違いが出る。
鉄を基準にすると、アルミは柔らかいので加工が容易、この柔らかいという意味は加工経験が無いとピンとこないかもしれない工具を通して伝わる感触の違いだ。
反対にステンレスは鉄がベースの金属だが、鉄とは段違いの硬さを持っていて、オートバイに用いるステンレスパーツは大抵パイプなのだが、パイプだからドリルの刃が立てにくいのだが、それを差し引いても穴を一つ開けるだけでもヘトヘトになるし、ドリルの刃もすぐダメになる。
この加工に伴う印象以上に素材の違いが感じられたのがマフラーのサイレンサーに使った場合の音(質)の違いだ。
鉄を基準にすると、アルミは角が取れて丸みを帯びたサウンドを奏でる、カーボンを使った場合はアルミ以上に角が取れたサウンドになる。
現在では、これらの素材の違いは自転車のフレームで語られることが多いが、私はアルミフレームの自転車しか乗ってないので比較することはできてないのだが、どうやら素材の違いがかなり乗り味に影響を与えるらしい。
カーボンに関してはどのようにも味付けできるようなので一概にカーボンの特性とはと語れないようだが、金属だと特性の違いが持ち味としてあるようだ。
大きな点は弾力性に関してだ、鉄は弾力性がありバネ感があると表現されるがこれには良い点も悪い点もあり、良く作用すると心地良く疲れないと評価されるが、悪く作用するとパワーロスが発生すると言われる。
反対にアルミは全く弾力性が無いのでパワーがロス無く伝わるが乗り心地が硬く、悪く作用すると疲れやすいとなる。
他の素材は、鉄とアルミの中間になるようだ。
鉄<アルミ<チタン<カーボンが優れてるって流れはどこから来たんだろ。チタンは外されちゃった感じがあるし。
— 鈴木友也 (@suzukitomoya611) February 10, 2018
素材の違いは、DIYを楽しむような人は感じているだろうが、圧倒的に大多数は、形やデザインは気にするが素材は気にしなくなっているだろう。
そういう時代になればなるほど、元祖の素材の希少価値が際立つようになる。
自然素材や鉄には、捨てがたい味があることを忘れてはいけない!