違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【卓球に見習う】オープンにするということ!

日本の卓球が男女共快進撃を見せている。

 

 

 

目立つのは特定の選手だが、全体が底上げされていることはこの数年感じられる現象だった。

 

次のツイートと記事は平野美宇さんに関する話だが、これは日本人の卓球選手に共通することのようにも思える。

 

 

リンク先の記事にはこう書いてある。

 

4年前から平野を指導してきた中国人コーチ・劉潔(リウ・ジエ)さんが強さの秘密を語った。

 

「彼女は毎回の練習、そして一球一球に対してとても真剣に取り組んでいた。それは目を見れば分かる。技術的な探究心はもっと強くて、分からないところがあれば必ず徹底的に研究する。これは、同じ年ごろの他の選手にはなかなか見られなかったこと」

 

 

もちろん、身体的な資質があることは重要だろうが、その先はきわめてオーソドックスな事が問われるし、そこが最も重要な違いを生むのだ。

 

そんなスポーツ界の流れと逆行するのが日本の産業界だが、スポーツ界の身体的な資質に相当するのが、産業界では「技術的ノウハウ」と言われる。

 

ノウハウと人材の流出が目立つ日本の産業界が衰退するのは、有利さが表面的なものにのみ宿っていたことを示す結果にもなっているように見える。

 

 

 

下町の工場の技術力が日本の高度成長を支えたと言われる。

 

そんな心意気は、今も日本人の心に焼き付いているかもしれない、そんな心意気が描かれているのがドラマ「下町ロケット」なのかもしれないが、そのモデルになったかのような経営者がいる。

 

テレビで見た事がある人も多いだろう、会社の名前は岡野工業。

 

 

しかし、

 

 

大勢の人が働きたいと思う仕事ではないかもしれないが、腕一本で世界を相手にできるのは魅力だと思うが、なぜ後継者がいないのか?

 

 

このオープンにすることを望んでなさそうというのが結構致命的なのではないかと感じる。

 

日本の卓球界がなぜ急速に世界に通用するようになり、世界をリードするようになれたのかと対比させると、「オープン」がキーワードになるかもしれないと気付く。

 

 

 

リンク先にはこう書いてある。

 

中国は

超一流系の選手か、遊びでやっている方か!!??

 

この2極化をした

スポーツだったんです。

 

いろんな中国の方と

話をしていると

 

卓球で生活をする、卓球のプロになる。

 

それができないから

やらない。

 

という

卓球の中国の選手としての競技が、

 

 

お金を持った卓球で英才教育ができる、

超エリートしか基本はできません。

 

 

日本なら卓球といえば

 

誰もが気軽にできるスポーツ!!

 

 

生涯スポーツとしても

注目を浴びてると思います。

 

 

日本の卓球界が世界トップの中国に追いつき、世界をリードできるまでになった背景には「オープン」な環境があることが大きいのかもしれない、それが証拠には若手の注目選手が次から次に出て来ている。

 

ごく少数の特別な人だけが支えているのではなく、下に続く層の厚さが全体を支えていることが感じられる。

 

 

岡野工業に話を戻すと、

 

 

 

お金が人を変えるとよく言うが、

 

 

性格が変わると言われてることの中には、元々持っている性格や特性が時間の経過で弱くなったり、強くなったりと、変化することで印象が変わっただけのものがあるように感じる。

 

元々の性格がどのように変化するかに強く影響を与えるのが、気質や態度が「オープン」か「クローズド」かに関係してるだろう。

 

 

 

 

しかし、生まれつきにも一定の時間の幅がありそうだ。

 

 

たぶん、われわれは思ってる以上に「生まれつき」の要素に縛られている。

 

これは残念なことなのではなく、ちゃんと気付けば、どこに集中すれば良いのかのヒントが見えてくるはずだ。

 

ノウハウは秘密にしたいと考える人が多いようだが、本当のノウハウは知っただけでは役に立たない。

 

ノウハウですらないものを、ノウハウだと有り難がったり、過大評価することが多いのが現代で、ノウハウと称すれば売り買いの対象にされ、時には盗みの対象にもされる。

 

こうして、「オープン」にできない人は、秘密主義、隠蔽主義に陥り、自意識過剰や被害妄想が強くなる。

 

結果、「クローズド」な振る舞いばかりになり、人を寄せ付けなくなる、だから後継者がいなくなる。

 

オープンにしてはいけないこともあるということが厄介な点だが、現代は「クローズド」が行き詰まりの原因になることが多いだろう。

 

 

組織や会社では難しくても、個人だったらハードルは低くなる!