違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

【パクる・マネする】勝手にブレーキがかかるのはナゼ?!

パクツイ(=パクリツイート)をよく見る。

 

面白いこと言ってるツイートを見ると、そのリプライにも目を通すのだが、そうすると時々パクリを指摘するものがあり、場合によってはリプライの殆どがパクリの指摘だったりすることもある。

 

最近だったらコレ。

 

 

よくよく調べると、いいねやリツイートが多いツイートをコピーするbotも存在してるようだ。

 

パクツイに不快感を感じるのは、オリジナルではないからだろうが、現代のように誰もが好き放題になんでも発言できるようになると、オリジナルの拠り所を「最初に言った」に求めるだけでは弱いかもしれない。

 

また、パクツイに不快感を感じる理由には、パクっただけなのに世間にウケてることへの僻みも入っているだろう。

 

ツイートに限らず、ブログなどSNSで発信されるネタは、内容のみで判断されたり評価されるわけではない。

 

そのネタが、どんなタイミングで誰に届くか分からないが、その不確定要素に左右される。

 

と、ここまで考えたら、ウケたネタをパクればウケるわけではないと気付く。

 

パクツイがウケてる場合、その発信の間などタイミングの妙という見習うべきワザを持っていると言わざるを得ないかもしれない。

 

現代では、どの商品やサービスもほとんど差がない、だから吟味しないで選ぶ人も多いと言う。

 

詐欺がこれだけ成立するのも、巷に出回る話の多くがどこかで聞いた話ばかりだからかもしれない。

 

だから、ネタやアイデアを真似をしたりパクるだけで望む結果が得られるほど簡単ではないだろう。

 

そこまで思いが至ると、パクったり真似をすることで上手くいってるやり方には、見習うべきノウハウが隠れているはずだと分かる。

 

松下電器(現パナソニック)が、マネシタ電器と言われていたことを思い出す。

 

 

 

同様に、単純に真似すれば良いというものではない手法は他にもある。

 

 

このことを、付加価値と解釈するならば、昔からある手法で決して新しくはないが、コンサルタントが好むテーマとしては今も旬のものだろう、ビジネス的な解説としては次のようになる。

 

 

しかし、ノウハウとは知ってるだけでは役に立たないので、ついつい次のように考える。

 

 

 

現代の付加価値は、錯覚に宿る。

 

いや、錯覚させること自体が、付加価値になっている。

 

今年の夏から定着した考え方だ。

 

 

 

ビジネスという看板を掲げると、客集めをすることは当然だと思われ、少々見苦しい真似をしても「しょうがないな〜」という感じで済むが、個人の活動で同じことをすると、

 

 

と、小バカにされるが、大同小異だ。

 

 

この違いを生んでいるのは、立場に対する意識の違いだ。

 

逆に考えるとおもしろい。

 

ビジネスの看板背負うと許容される行為を個人がすると嫌われるということは、ビジネスとは虚飾の世界だと本音のどこかで思っているからだろう。

 

虚飾ということは、嘘をつき偽ることだ。

 

ビジネスは金儲けだからしょうがないが、それは個人ではやってはいけないと心のどこかで思っているのだ。

 

 

日本には、未だにこんな話がある。

 

 

私たちの心にブレーキをかけるものの一つに、『立場に対する先入観』があるかもしれない。

 

道徳心がブレーキをかけさせてると思ってることや、善悪で判断してブレーキがかかっていると思ってることの中には、ブレーキがかかるから良いということもたくさんある。

 

しかし、やれるものならやりたい、やらずに済むならやりたくない、と思うことの中には、法律に反するわけでもないのに、勝手にブレーキがかかることが多い。

 

 

 

パクったり真似をすることにネガティブなイメージを持つ人は多い。

 

 

 

今日言いたいことは、「パクれ、真似しろ」と言うことではなく、心にブレーキを掛けさせてる正体に気付く必要があるということ。

 

前に進もうと思った時には、ブレーキを緩める必要がある。

 

われわれは、どうでもいい事に、思った以上に、縛られている!