違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

事件は会議室で起きている!

世の中には、「同じことば」でありながら全く違う意味で使われることがある。

 

会話や議論は表面上は成立するが、意味する中身は完全にすれ違ってるというケースがある。

 

 

おもしろいツイートがあった。

 

 

一般的には、「公務員」の反対を「民間人」と呼び、同様に企業の場合、経営に国や自治体が関与しない場合「民間企業」と呼ぶが、今の日本では民間企業と言われてる企業の中には?が付く企業も増えている。

 

 

「公⇔民」という対立関係に想いを馳せていると、立場で認識が変わりそうなことばに「人材(人財)」があるなと思い浮かんだ。

 

政治家   「人材(人財)」

 

公務員   「人材(人財)」

 

経営者   「人材(人財)」

 

派遣業   「人材(人財)」

 

ブラック「人材(人財)」

 

優秀な人「人材(人財)」

 

一般人   「人材(人財)」

 

 

民間企業の一部が国営企業と揶揄される現代の日本では、公務員が民間企業へは形式上自由に転身することができない。

 

 

気になるツイートがあった。

 

 

リンク先のブログは削除されている。

 

おそらく、そのブログのことだろうが、こちらもリンク先は存在していない。

 

 

河野太郎さんがツイートを発したのは2011年11月、東日本大震災の後で日本の原発政策を先頭に立って非難していた頃の発言だから、本音で書かれた忖度無しのブログだったはずだ!

 

 

天下りロンダリングの説明は、下記のサイトを参考に。

 

追及リポート 「霞が関官僚がまたまた編み出した高等詐欺を暴く!『三角天下り』疑惑の83人」 全文(週刊ポスト6/11号)

 

 

 

日本に派遣業が定着したのは、人件費の削減のためだと思われてるし、わたしも長いことそう思っていたが、そこを隠れ蓑にして天下りをロンダリングするシステムとして機能させるためのものだったのかもしれないと今は思うようになってきた。

 

天下りをするような立場の人と、その立場の人に指示を出され現場で活動する立場の人が、協働するものに警察の捜査がある。

 

織田裕二主演の「踊る大捜査線」で有名なセリフがある。

 

青島俊作(織田裕二)の「事件は会議室で起きているんじゃない」に対して、沖田仁美(警視正  真矢みき)から「事件は、会議室で起きているのよ」と言い返されるというシーンだ。

 

 

このセリフは2003年に劇場公開された時のもので、この当時はおもしろいギャグだと思っていたが、今振り返ると、この頃から事件は会議室で起きるようになっていたのかもしれない、そして現代では、現場で起こる事件は会議室で作られているのかもしれない。

 

会議室では何が仕掛けられているのだろうか?

 

文章が読めない「新聞読まない人」の末路

Siri、コンピュータ将棋ソフト、お掃除ロボットにスマートスピーカーなど、AI(人工知能)技術は身近なものとなっている。だが、人間がAIの判断に依存することで、考える力を失ってしまう世代が生まれてくるという。いま、どのような教育が必要なのか。

 

 

自分が本当に何をしたいのか。自分で切実に欲求する前に、与えられたものだけを消費してしまうことになる。

 

 

AIは統治者にとっては非常に有利なツールでもあります。ですから、統治者側の子どもたちには、そういったものには一切触れさせない一方で、統治される側のほうにはAI時代というかたちで浸透させていく。実際、新聞を読まない人たち、つまり、SNSに依存する度合いが強い人たちほど現政権を支持する傾向が高くなっています。

 

 

AIはお金を持っている人たちが制御しやすいツールなのです。どのように正解データをつくるかで、AIの動き方は決まってくる。それを客観的で公平なものだと思っていると本当に不利になります。

 

 

この話は面白いので読むことをおすすめします。

 

これを読むと、事件を起こす会議室は身近なデバイス上に移っていると分かる。

 

受け身で接してると、ドンドン思わぬ方向に押しやられてしまうだろう。

 

最後に、これも会議室で起きていたんだという最近の事例を二つ紹介して終わり。

 

 

この件は、旧来の会議室の出来事で、最新の会議室が次のツイート。

 

箱根駅伝は、この数年シューズの争いでもあった。

 

アディダス(青学)vsナイキ(東洋)が注目されていたが、伏兵が隠れていた。

 

 

リンク先の記事には、

 

東海大が取り組むのは、練習は平地で、それ以外は高地で過ごす「リブハイ・トレインロー」。

 

東海大には低圧室もあり、標高3千メートル以上相当の環境で血中酸素濃度が通常の70%以下になるまで追い込む練習をしたり、逆に低酸素状態が副交感神経を優位にする効果を利用して、体力の回復を促す練習もしたりしている。

 

 

今年の箱根駅伝は会議室が制したのかもしれない!