違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ゾゾはどうなるか?

2018年末のpaypayを上回る規模で盛り上がったのがゾゾの前澤社長の100人に100万円をプレゼントするという企画。

 

応募方法は、

 

 

応募した(=リツイートした)のはご覧の通り500万人を超えている。

 

ちなみに私はフォローはしてたがリツイートはしなかった。

 

そして、このブログを書く前にフォローを外した。

 

これだけの話題を振りまいているゾゾだが、芳しくない噂が多い。

 

 

「ZOZO離れ」オンワードだけではない!?セレクト各社の危機感

真の狙いは、セレクト側が強化しつつある自社ECサイトへの対抗策ではないか」(初出の大手セレクト幹部)との懸念が生まれている。確かにZOZOが恒常的に値下げをすれば、ZOZOTOWNに出店しているセレクト各社の自社ECサイトと、消費者を取り合う構図となる。

 

ゾゾは調子が良いのか悪いのかよくわからないのは、賛否が極端だからだが、評価が極端に分かれるのはヒットしてるものにつきまとう宿命でもある。

 

 

 

 

これらのツイートから推理できるのは、ゾゾがターゲットにしている客層は、地方在住の情弱となるだろうか?!

 

そんな先入観を持つ私が、ゾゾを知ったのは、「ツケ払い」という仕組みを使ってるということでだった。

 

ツケで払うというのは昔からあるが、GoogleTrendsで検索可能な2004年以降で見てみると、

 

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ご覧のように急増するのは2016年の11月からで、この時期にゾゾがツケ払いをスタートしたのだ。

 

現代のツケ払いは、「ゾゾのツケ払い」なのだ。

 

 

リンク先の記事には、

 

サービス開始から約10カ月の2017年8月18日、ZOZOTOWNでは、「ツケ払い」の利用者数が100万人を突破したと発表。同時に利用者の属性も公表した。

 

「ツケ払い」利用者は、ZOZOTOWNのアクティブ会員属性と同様に、男女比では女性の比率が高く、年齢分布についても20~30代を中心に幅広い層に利用されているとした。

 

リリースからは、従来よりもZOZOTOWNを利用する顧客層を広げるという目的は達成されているように見受けられる。

 

 

また、この記事にはゾゾにハマった女性の生態が描かれている。

 

「ショッピングの女王」として名を馳せた作家の中村うさぎさんもおっしゃっていたとおり、どうやら「女の攻撃性は買い物に出る」らしい。昔から女子には、不安なことやむしゃくしゃすることがあると、衝動買いなど、普段はしないような買い方や買い物に走る傾向が少なからずあるように思う。

 

 

 

この記事には、ドロ沼に陥った方のおもしろい対処法も載っている。

 

「ゾゾってはいるの。カードで支払いも済ます……でも、配達日をずっと先に指定して、発送前にキャンセルするの」。

 

こういう心理を精神科医の香山リカさんは、

 

「ストレスを感じてネットショッピングに走るのは、物欲を満たすためではなく、緊張と弛緩のプロセスに覚える快感のせい」という。

 

つまりポチる→決済までの流れが体験できればそれでストレス解消はできてしまう。服は必要ないのだ。

 

 

こうやって、ゾゾが展開してきた作戦を振り返ると、巧みに心の弱みを突いていることがよく分かる。

 

ゾゾに魅力を感じるということは、自分で自分自身を上手にコントロールできてないという証かもしれない。

 

ゾゾは、アマゾンのアパレル版を目指しているのかもという指摘が上記に出ていたが、揺るぎない地位を築いているように見えるアマゾンにもこういう指摘がある。

 

アマゾンの弱点は「Z世代」の顧客 魅了できない原因は?

ケネディはアマゾンがZ世代の消費者を魅了することに成功していない最大の原因は、買い物に利用する人が増加しているソーシャルメディアを活用できていないことにあるとみている。消費者は製品に関する体験について、ソーシャルメディアを通じて公開し、製品に関する意見を交換したり、購入を勧めたりしている。 

 

流行が、流行に留まるだけだったら、いづれはフェードアウトしていく。

 

そう考えると、長い目で見ると独り勝ちはないと思えることは、エコシステムが正常に機能してるということかも知れない!

 

ゾゾはこれからどうなるのだろうかを考える事は、ゾゾで買い物をする人はどんな人達なのかを考える事だ。

 

ゾゾの話題が、昨年の仮想通貨と被って見えるのは私だけだろうか?

 

ゾゾがどうなるか、今後の動きは要注目だ。