上司と部下、先生と生徒、親分と子分、その他たくさんの上下関係が日常に溢れている。
建前上は平等のはずの友人同士であっても、何らかの上下関係が生じることは珍しくなく、きっかけは些細な貸し借りのようなことだったりする。
貸し借りは、持ちつ持たれつであれば何も問題はないが、貸しっぱなし、借りっぱなしが起きると関係がおかしくなる。
お金の貸し借りだけでなく、恩の貸し借りを清算しない場合にギクシャクした関係になる。
ギクシャクした関係のつじつま合わせのために上下関係が生まれる場合があり、借りたものを返さない代わりに服従するという関係に置き換わったりする、この場合の関係は両者はお互いに納得していることが多い。
しかし、世の中には納得できない貸し借りや、そもそも発生すらしてない貸し借りを巡って消耗戦が行われることが多い。
こんなツイートがあった。
なんかテレビで恐ろしい数字を見た。
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) February 17, 2019
なんと
日本人の6割が体罰容認なんですってよ。
日本人の6割が体罰容認なんですってよ。
思わず二度見したわ。
ああでもそう言われてみると確かにそんなに違和感ない気もする。
全体の意識がそれじゃそらディストピアになるわけですね(溜息
自分がされるとイヤなことを他人にすることが平気な日本人は思ってるよりはるかに多い。
弱いものイジメが好きな日本人!
イジメだけでなく理不尽な仕打ちがまかり通る背景には、「空気」の存在がある。
そういう時の空気は弱肉強食の臭いを醸し出す、つまり大自然の理屈だ。
この空気に対抗するためには、強い味方を持つか、自分が強くなるしかない。
いや、強くなる必要まではない、弱い奴だと思われなければ良いのだ!
これは大事なことだから繰り返しいいます。
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) February 19, 2019
クソリプや罵声に辟易しているあなた。アイコンを筋トレ写真に変更するといいよ。ww
筋トレブームの背景には、弱いものイジメへの対抗手段という意味も大きく関係してるかもしれない。
少し懐かしい言葉を思い出した。
少林寺拳法「道訓」 己こそ己の寄る辺、己をおきて誰に寄るべぞ。良く整えし己こそ、まこと得難き寄る辺なり。自ら悪をなさば、自らが汚れ、自ら悪をなさざれば、自らが清し。清きも清かざるも、自らのことなり。他の者によりて、清むることを得ず。
— Kazunori Asada (@asada0) February 16, 2010
今日から生き方を変えたとして、成果はいつ得られるだろうか?
何事も時間がかかることをイヤがる現代人には、こんな方法を取る人もいる。
はじめまして。僕も過去の車につけていました。ブレーキ連動で目が赤く光るようにしていて、昼間の視認性もバツグンでした。
— たかはっしー (@megm_in) February 18, 2019
知り合い曰く、夜後ろを走ってる時は何も見えないのに、信号待ちで近づくと急に青い顔が現れて死ぬかと思ったとのことです。 pic.twitter.com/ySsPMc0i02
日本人の「弱いものイジメ好き」を集めてみた。
あおり運転の原因のひとつとして、弱いものイジメがあると報道してた。これって根強い日本人の悪い癖だね。小さい車に乗ってる人をいじめる。障害のある弱い人をいじめる。アジアから来た人をいじめる。少数派をいじめる。本当は大きい、強い人は弱い人を助けてあげなくてはいけないのに。
— Toshiko ISE🐝 (@toshikoise) December 14, 2018
日本人の「弱いものイジメ好き」には、『虎の威を借る狐』の臭いがプンプン漂う。
この話も勘違いが多いので参考に。
マルサは弱いものイジメ!「大企業」には入らない https://t.co/I2L04McJi4 … … pic.twitter.com/BN2VtB3FES
— wakaさん (@wyidaki) February 15, 2019
笑いのネタにも「弱いものイジメ」は多い。
どこの国にもあるのだろうが、日本でも表と裏の使い分けという生態系(エコシステム)が成り立っている。
日本では虎になりたがる人間も多いが、虎になれないならば、せめて「虎の威を借る」狐になりたがる人が多いように感じられる。
権力や法律を含めて、力が支配する世の中には、イジメの構図がある。
暴力を受けている1人に対して暴力を振るっているのが3人という構図。一見イジメに見える。しかしズームしてよく観ると1人のほうがバイキンマンで3人のほうがアンパンマンと食パンマンとカレーパンマンだった。するとこれはイジメではなく、勧善懲悪ということになる。
— 梵太郎 (@Bontalow) February 18, 2019
低所得者から、軽減税率が適用される新聞社へと富が移転されるわけね。新聞が政治力で貧乏人をイジメる最悪な構図/低所得者の医療や介護の負担を軽くする「総合合算制度」の見送りで4千億円、たばこ増税と給与所得控除の縮小で3千億円を財源に充てる軽減税率、財源にメド https://t.co/1LCRogwmJQ
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) December 15, 2018
日本人のイジメ好きの原点であり頂点にはヤクザというガラパゴス文化が関係してる気がする。
https://t.co/n6Ies8TKem
— 沖田 臥竜/おきた がりょう (@pinlkiai) April 27, 2018
暴走族をやっていた頃、戸ノ内では単車をあまり吹かしてはいけないという暗黙の了解があった。何故ならば「やかましわいっ!」とヤクザや右翼が怒鳴ってくるからである。一見ガラが悪いと思われるかもしれないが、逆にそうして治安は守られてきていた。
日本ではまだまだエコシステムとして機能しているのがイジメだ。
貴乃花親方に通じる「業界にいられなくされる」とはどういうことか、力の弱いものが受けるイジメがどれくらいか?違う例かもしれませんが記事読んでみてください。
— 小西寛子 / Hiroko Konishi (@HirokoKonishi) September 25, 2018
『おじゃる丸』声優・小西寛子氏が激白、私がNHKに声を無断使用され、告訴に至るまでの全容 https://t.co/FvGYbqI0Mu @biz_journal
虎だの狐だのと言っても所詮人間のやることだから、ちょっとしたキッカケで立場は逆転してしまう。
強いものに殴られたら弱いものに殴り返す、古参兵にイジメられたら新兵にイジメ返す、等々は、古来、ニッポンのウツクしいデントーであります。https://t.co/niJf7eHeNG
— のびくん28号♥建前を嘘から理想へ♡ (@nobikun28) December 5, 2018
貴ノ岩が付け人に暴行を働いた。芝田山広報部長は「自覚ないんでしょう。だからこういうことになる」と悔しがったが、相撲記者クラブ会友の大隅潔さんは「番付が悪い上下関係を生む元凶」である旨の解説をしていた。身分社会ニッポンのイジメやブラック労働は無くならない。https://t.co/m3W3UeuM8U
— Nobuo Okamoto (@okamotonobuo) December 6, 2018
上下関係が厳しい組織では、秩序がイジメの構造で維持されてるものが多い。
弱い者イジメについて呟くと
— 🦀Cooper(✌️'ω'✌️ )🌈 (@gonshoken2012) February 17, 2019
「どこでもそういうものです。日本だけではない」
から始まり、果ては
「逆差別につながりますので貴方も注意した方が良い」
というリプまで飛んできます。
これ、歴史改竄主義者と全く同じ論法なのです。
そして問題は深刻に捉えられる事なく
悪化の一途を辿る。
小林さん、我が日本は「強きを助け、弱きを挫く」という、とことん弱いものイジメが好きで、強いものには沈黙して盲従する卑怯者が多いのです。 https://t.co/hEDduIHj0R
— 烏賀陽 弘道 (@hirougaya) February 11, 2019
日本人がおかしな行動をとる時、細部に目を凝らすとそこには上下関係の弊害があることに気付く。
体育会系の部活なんかで上級生が下級生に雑用させたりするのが慣習だけど、逆にしたらすごい人間性育つと思うわ。上級生が水汲みしてあげたり、道具の片付けしたりすれば後輩は先輩をより尊敬できて、先輩は社会に出る準備もできるし思いやりを持てる。誰かにやらせるより誰かを思える選手になれる。。
— 武井壮 (@sosotakei) February 22, 2017
強い人は守る、豊かな人は支える、偉い人は思いやる、全ての人が感謝できる。。そんな世の中になったら日本はもっと素晴らしい。。
— 武井壮 (@sosotakei) February 22, 2017
おい、そこで誰かをいじめてるやつ。。もし社会に出て上司が毎日お前をパシッて殴って、なじったら人生楽しいか?人の人生を苦しくさせる野郎に魅力なんかねえだろう?
強い人も、豊かな人も、偉い人も、「もっともっと」を求めている。
80年代の日本は経済で世界一の称号を得たことが短期間だけあった。
その際に、世界から突き付けられたのは「日本よ、次はどこを目指すんだ?」だったが、それに対する答えが見付けられずにズルズルと失速していった。
日本人の、強い人にも、豊かな人にも、偉い人にも、共通しているのが「次」を持っていないことだ。
「次」を持てない人が、イジメに走っている!
「次」を持てれば、付き合う人種が変わってくる。
イジメに悩む人は「次」を探せば良い。
イジメる側の人間は、「次」を持つことを逃げだと言うが、気にすることはない、それだけで悪い縁は切れやすくなる。
そう考えると、病気や体調不良は良いきっかけと言えるだろう。