私たちの生活にスマホが浸透し始めて約10年。
経験的に“ながらスマホ”をする人がゾンビ化するということを理解してるだろう。
ゾンビに眉をひそめるのは、本来は生きてる人間のはずなのに、現代はゾンビに眉をひそめるのもゾンビというケースが増えている。
「人のふり見て我がふり直せ」のつもりが、「ミイラ取りがミイラになる」となっている。
スマホ見ながらふらふらゆっくり歩くの人のこと海外では「スマートフォン・ゾンビ」って言うんだ。
— U-SKE (@USKE_ASADA) June 14, 2018
ゾンビ…妙に納得。
スマホを見ながら歩く人を
— 清潭ゲストハウス (@chongdamdong123) November 21, 2016
スマホとゾンビの合成語で
韓国ではスモmビ #스몸비 といいます。
企業では勤務中のスマホ使用を禁止にしてるとこもあるぐらい社会問題になっています。
国内は勿論の事ですが、
外国では更にスモmビにならぬよう
気をつけてください🙏🏻🙏🏻#스마트폰좀비 https://t.co/TfEB8QCT19
少しまじめにゾンビ化を考察したデータがある。
愛知工科大学の小塚一宏教授の研究によると、スマホの画面を見ながら歩いている人の視野は、通常の5%という(NTTdocomo作成の動画「もしも渋谷スクランブル交差点を横断する人が、全員歩きスマホだったら?」)。ならば、歩きスマホによる事故は頻発していそうに思える。
駅構内で旅行パンフレットを見ながら歩く場合と、スマホを見ながら歩く場合との、被験者の視線の動きを比較している。パンフレットの場合、電車の入り口や時刻表など、周囲にも目を配っているのに対し、スマホでは、視線が「くぎ付け」となり、周囲をほとんど見ていないことが判明した。
東京消防庁の救急搬送のデータによると、2016年度の日常生活による事故救急搬送は13万1925件で、うち主要な事故形態は、「ころぶ」7万3510件、「落ちる」1万6300件、「ぶつかる」7756件などで、「歩きスマホ等に係る事故」とされるものは58件で、0.05%に満たない。
以上のデータは以下の二つのサイトからの引用。
歩行中・自転車運転中の“ながらスマホ”時の 視線計測と危険性の考察 :小塚一宏
https://toyokeizai.net/articles/amp/247168
問題は、このように事件や事故にカウントされないところで起きている。
つまり、日常生活のシーンの一つとして街の風景になりはじめているということにある。
そんな日常を描いてるツイートをいくつか紹介すると、
駅のホームで電車待ちながらスマホ見ててふと顔を上げたら、向かい側のホームにいつの間にか電車から降りた人達がぶわ〜って歩いてて、うわ〜もしこの人達がゾンビだったら気づかない間に囲まれて喰われてたな〜と思ってスマホ閉まった。数秒後にこのツイート書き出してた、、🙄🙄🙄 いつか喰われる
— ゆずこしょーのくま! (@eif69) November 19, 2018
いまどきのゾンビはみんなスマホ片手にうろうろするんじゃないか。街を徘徊しながら、人間がいる場所を調べたり、インスタにゾンビ写真アップしたり、アプリで明日の空気の乾燥具合をチェックしたり、「眼球 もどす」とか検索したり。駅の壁には「歩きスマホゾンビはやめましょう」の標語。
— 永田泰大(ほぼ日) (@1101_nagata) July 18, 2018
ディスるわけじゃないけど今日の昼食会で先輩が7号館にルアーモジュール設置して10分もすれば人が集まってくるはずですって言ったあと10分くらいして外見たらスマホを眺めた人が本当にぞろぞろ歩きながら来て本当にゾンビっぽいなと思った
— tanishiking24 (@tanishiking) July 25, 2016
映画に出てくるゾンビは、動作はスローだが、人間に食いついてくる。
それに対して、現代のスマホゾンビを語るキーワードは、“体当たり”だ。
体当たりは、する場合と、される場合がある。
歩きスマホの前に車がガッと入って停車したの見てそれはねえだろと思ったけど、歩きスマホ側も体当たり寸前で気づいた後、車に向かって傘振り回してるの見て流石Smartphone Zombieの呼び名通り、視界どころか脳みそまで腐り落ちてんだなという認識を新たにした
— 1,2-DCN (@eHyTbl) March 7, 2019
スマホのながら歩きしてる女ばっかり体当たりしたり足掛けしながら歩いてるおじさん見掛けた
— 若苗 (@FF9TOE) March 7, 2019
ながら歩きだからされてるほうも自業自得だし、してるほうもそんなことでしか存在感誇示できないの辛すぎてこの世の地獄を見た感じ
注意しなければいけないのはスマホゾンビだけではない。
自転車ゾンビも歩行者ゾンビもいるのだ。
自動車学校の教官
— きりの (@imksoo) November 17, 2016
「基本的に下町の路上にいる自転車は当たり屋だと思ってください」
「基本的に下町の路上にいる高齢者はゾンビかなんかで周り見てないと思ってください」
〇〇ゾンビと言うよりも、全てがゾンビ予備軍と言えそう。
今日もまたわざとぶつかるおじさんに遭遇した。何度か体当たりしてくるな、人も多いし混んでるからかな、私の思い過ごしかなと思ったら、いきなり「このクソ女!」と悪態をつかれました。咄嗟のこと過ぎて言い返せなかった、睨み返すことしか出来なかったのが悔しい。
— 町田彩夏/まっちー (@Ayaka_m_y) March 5, 2019
新宿駅をご利用の皆様へ注意喚起。
— 寝起き妖怪カッサカサ (@Diablo_Lucifero) December 18, 2018
女性を狙って(?)体当たりする『突き飛ばし通り魔』が複数目撃されている模様です。
一人は20~30代と見られるリュックの男性。
もう一人は50~60代と見られる前から薄毛になってる男性。
どちらも逃走中です。
同僚にも被害者出てます。
当たり屋ゾンビは、妊娠中の女性にも当たってくるようです。
次のツイートは残念なことに頼みの夫もゾンビだったようです。
ひどいですね…。お身体と赤ちゃんが心配です。
— まむでん (@mamzown) March 7, 2019
私も横浜駅ですが妊娠中に、若い男性に体当たりされました。隣に夫がいましたがスマホに夢中で何もせず…。
産後は体痛い中、銀座線の乗り換えでベビーカーを階段で運んでも誰も手伝ってくれませんでした。日本は本当に残念な国だと思います…
現代はゾンビだらです。
隣にいる人や、正面から向かってくる人の中にもゾンビはいます。
わたしも注意したいと思うのは、ついつい進路を譲るのは負けを認める気がするという心理が働きそうになることです。
でも、向かってくるのが全員ゾンビだと思ったら、さっさと道を譲った方が賢いと言えるでしょう。
それだけではありません、ムカつく人っていますよね、それらは全員ゾンビです、ゾンビとは関わらないのが一番です、だから前もって心構えと心の準備が必要です。
この心構えと心の準備の敵は、「怒り」や「正義感」であることをしっかり覚えておきましょう。
どうしても、逃げるわけには行かず「怒り」や「正義感」を行使せざるを得ない時は徹底的にやる覚悟を持つ必要があります。
覚悟を持った場合、たぶん社会的には無傷では済みません。
皆さんもゾンビには気を付けましょう、そして忘れてはいけないのは、油断すると自分自身もゾンビになるということを!