違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

受け継ぐのは、知恵くらいがちょうど良い!

このブログを読んでくださる方は、おそらく私と同じで何の権力も持っていないだろう。(決めつけてすいません)

 

権力を持たない人間が『権力』について考えや想像を巡らす時は、「どうやったら権力を持てるか?」が多いだろう。

 

しかし、すでに権力を持っている人々は、「さらに強大な権力を得るためには?」あるいは「この権力をずっと維持するためには?」と、権力の持続を前提に考え事を巡らすはずだ。

 

そうすると、実は権力とは関係ないところにエネルギーが向かい出す。

 

そして、ごく一般的な『健康』であることがいかに重要であるかを意識するだろう。

 

一般人が、ブラックな環境が理由で健康が脅かされる時は、勇気さえ出せばそこから逃げることはできる。

 

しかし、権力者の場合は、持ってる権力が大きければ大きいほど逃げることはできないし、逃げたくはないだろう。

 

そんな時出てくる合言葉は、「24時間働けますか?」。

 

24時間働くために必要なものは何か?

 

薬物だ。

 

薬ではなく『薬物』!

 

薬物という呼び方をする場合は、良いものであるはずがない。

 

一般的にはこのような扱いを受けている。

 

 

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最近のちょっとしたマイブームがヒトラーで、その理由は、ヒトラーの言動は未だに過去の遺物になってないと気付いたから。

 

人類の歴史は、搾取の歴史だと先日語ったが、それに似てるかもしれないが、権力者の歴史は薬物の歴史と言えるかもしれない。

 

 

リンク先の記事から象徴的な部分を引用すると、

 

ヒトラーの主治医は、「魔術師」とも「帝国注射マイスター」ともあだ名された男、テオドール・モレルだった。

 

モレルが、麻薬系の薬剤や、日本ではヒロポンという名で広く使われた覚醒剤であるメタンフェタミン、ステロイドなどを処方していたことは間違いない。注射と薬の量が多すぎるのではないかと問われたモレルは「要求された量を差し上げているのです」と答えた。そうでないと、ヒトラーのような独裁者の主治医は務まらない。

モレルはヒトラーについて何も書き残さなかったが、ウィンストン・チャーチルの主治医であったモーラン卿は、チャーチルが亡くなった翌年に『チャーチル-生存の闘い』でたくさんの秘密を明らかにしている。家族以外誰も知らなかったのだが、チャーチルはうつ状態であることが多く、それが政治的な決定に影響をおよぼしたであろうという内容も曝露した。

 

 

 

 

持ってる権力が強大であればあるほど、権力者は孤独になると言われる。

 

側近ですら信用できなくなると言われる。

 

そうなれば、安心して寝ることもできなくなるのは当然だ。

 

こうして、薬物を使うという歴史は権力者の間でも続いているが、知恵が受け継がれるような伝わり方はしていない。

 

受け継がれたというよりも、共通点と言うだけに見える。

 

あくまでも個別な独立したできごとに垣間見える共通点。

 

 

 

 

ここからは、薬物を離れ一般論に移る。

 

すばらしい考え方やコンセプトは引き継がれにくい。

 

そして、良くないことは引き継がれやすい。

 

そんなことを感じさせるツイートを紹介。

 

 

 

 

人間は、受け継ごうと考えたり、受け継がせようと考えると、無理な理屈が多くなり小難しいことを考え出して権力志向になり、やがては道理を引っ込ませるのかもしれない。

 

 

受け継ぐというのは、一種の錯覚なのかもしれないと鴨長明が教えてくれる。

 

 

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず(方丈記

 

 

河の流れのように、一見引き継がれているように見えても、実際には独立した別の存在であるというのが現実の姿かもしれない。

 

最近、後継者問題を目にすることが多いが、次のツイートは学ぶ点が多い。

 

 

父から息子へは知恵が受け継がれ、営業マンにはダメな習慣が受け継がれていたことを教えてくれる!