事情通の方々のツイートからAppleの真意や狙いを探ってみた。
今回のAppleのプレイングで大注目は、「個人情報取らない」宣言かな。これは、「データ戦争になるとGoogleに絶対勝てない… ピコーン、データ取ること悪にしちゃおうぜ!」という大人プレイで、恒例の「相手のビジネスモデルを台無しにしちゃう」アタックを、時流に乗せてきた感じかと。
— 深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) March 26, 2019
今回の発表でどうゲームのルールが変わったかというと、Appleは他の携帯と殴り合う意味が薄れたことかなぁと。Appleは淡々と自社サブスクに誘引すればよい。一方で、ほかの携帯メーカーは同じことしようとしても、Androidの囲みの中でGoogleと食い合い、Googleの足を引っ張ることになる。たぶん。
— 深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) March 26, 2019
商売が上手かどうかという意味では、目の付け所は間違ってなさそうに感じられるが、それに対する世間(投資家)の反応は?
一部で話題になってる、AppleEventとAppleの株価の関係。
— 山本@デレステP (@yama_dere) March 26, 2019
Event始まってどんどん下がってる pic.twitter.com/xZEqQ9o1LD
ガッカリしたのは投資家だけではなさそうだが、もちろん勝算はあるから展開されてる戦略のようだ。
appleの戦略は、横展開の刈り取りです。lineの戦略と同いです。
— チカイケ秀夫@CBO(最高ブランディング責任者) (@chikagoo) March 26, 2019
『ブランドポジション』を作ったら、
成長市場にブランド力を生かして、他社のパイをとっていくやり方です。
iphone=ハードの限界が見えているので『ソフト』決済にいくのは必然の戦略です。
ソニーはこれができなかった。 pic.twitter.com/TmgAPIP29M
20世紀の終わりに世界を席巻していた日本の家電各社が直面したのと似たような壁がAppleの前にも立ちはだかっているようだ。
決して品質に問題があるわけではないし、デザインも優れているが、ちょっと高いということが敬遠される最初のキッカケになるというのが共通点に感じられる。
今回の発表会の前から言われていたAppleの強みとして、収益を広告に依存しない戦略が取れるという点がある。
《これはAppleが広告に収益を依存しないがゆえにとれる、ちょっぴり嫌味な戦略なのだ》
— 神庭亮介 (@kamba_ryosuke) March 21, 2019
Appleの意味深な広告から見える戦略 https://t.co/J8S0AT2mVv @yuuuuuiiiiiより
リンク先に記事にある一文。
「iPhoneの中で起きたことは、すべてiPhoneから外に出さない」というメッセージの下にプライバシーポリシーのURLが書かれる。iPhoneの情報は絶対にユーザーのものであり、安心こそがAppleのウリであるという宣言に見える。
個人情報が守られないことは大きなペナルティが課される大問題になるが、個人情報が守れることが売りになるのかどうかが注目ポイントだと感じるので、評価が下るまではしばらく時間がかかるだろう。
わたし個人としては、全くワクワクしない発表会だった。