現在午前10時少し前で、新元号の発表前。
わたしは、子供の頃から1月1日を迎えたからと言って、気持ちが新たになったりすることがほとんどなかった。
そんなわたしですら、2019年4月1日は節目としておもしろいかもと感じている。
1月1日には、節目として決意を新たにしようという気持ちはあるのだが、実際には時間の連続性への意識が強いからなのか、ちっとも新しい感じを受けなかった。
内心の本音としては、もう西暦だけで良いと思ってるので新元号には何も期待はしてないつもりなのだが、何かが始まる予感を急速に抑えきれなくなっている。
改元は、崩御(天皇の死亡)に伴うというイメージの場合、一国民としては改元ゲームに参加してるという意識は全く感じられないが、今回のように禅譲(本来の意味は血縁でない者に地位を譲ること)的になると、無関心のつもりでもどっぷりゲームに参加してる自分に気付いて、新鮮な気持ちが味わえるという驚きがある。
現状が順調で上手く行って満足してる人は、変化を嫌がるという。
現状に不満がある人は、リセットを願うという。
今回の改元は、リセットを願う人々にとって、正月や誕生日や記念日の比ではない特別な思いが込もるような気がする。
だとすれば、現状満足派の人々の中には、新元号の発表で流れが変わることを恐れてる人がいるかもしれない。
昨日の夜、泊まりに来ていた小学校を卒業した姪に、「平成最後のお風呂だからゆっくり楽しんで」と、良いこと言ってるだろう俺という顔していたら、「今日は平成最後じゃないよ」と返されて、「あっ、そうだった」と気付かされたが、その時に「俺、改元を楽しんでるな」と自覚できた。
そこで、改元の前と後で自分がどのように変化してるかを感じてみたいと思い、改元直前に少しだけブログを書いておこうと思って今書いている。
新元号の発表後に、自分や世間の空気がどのように変化するのかが楽しみだ。
発表後には、追記をしたい。
<追記>
【速報】出典は「万葉集」で、中国古典でなく、国書(日本古典)から採用したのは確認できる限り初 #新元号決定 #令和 #れいわ #万葉集 #平成 #官房長官 #新元号発表 https://t.co/CaAZdagpdz
— 共同通信公式 (@kyodo_official) April 1, 2019
見た瞬間、『悪くないんじゃない!』と思えた。
令和の『令』が命令の『令』だと不吉に感じるという意見もあるようだが、おそらくそういう意味は無いだろう。
『令和 』
— さん (@swvXSLr1lBxbyuc) April 1, 2019
万葉集の梅花の歌から。
令月は、何をするにも良い月という意味らしいですね。
令和には
美しく人々が心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ
という意味がこめられているそう。 pic.twitter.com/4fatmMqYmk
令和:出典万葉集、巻5、梅花の歌32首の序、「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」から、「令」と「和」。「初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわ)らぎ」と、春のよい季節に、風も和らいでいるという意味。災害の多かった平成の時代の後、平和で穏やかな時代であることを祈る。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) April 1, 2019
元号は政治的なものだと感じると、イデオロギーの強制を圧として感じるので不快になるという人は多いだろう。
しかし、江戸の町民文化のように、政治的なものを『お上』と一括りにして揶揄するような文化もある。
『令和』には、政治的な意図も込められてはいるだろうが、それ以上に江戸の町民文化に通じる粋があるような気がする。
新元号が気持ちよく受け入れられてる人には良い時代の扉が開くかもしれない!
<追記の追記>
令和を予言したかのようなツイートが話題になっていたので紹介。
2016年のツイート。
明治大正昭和平成令和
— しゃん (@syaaaan_) July 13, 2016
違和感ないね!