歯をくいしばるという行為や状態は、頑張ったり、力を発揮したり、時には悔しさに耐えるためのものだと思われ、ポジティブなイメージがあるので悪いことだとは思われていない。
生きることは、歯をくいしばることだと思われていることも多いし、歯をくいしばりなさいと教えられたり命令されることも多いかもしれない。
心の中でよく唱えるセリフ
— SYO(映画.comライター) (@SyoCinema) February 28, 2019
「The night is darkest just before the dawn(夜明け前は最も暗い)」。
苦しいとき、しんどいとき、大切な映画のセリフを思い出し、グッと歯をくいしばる。
映画だけは、いつだって味方だ。https://t.co/mlffcYl0mK pic.twitter.com/VcfBxQpJNL
サクセスストーリーには、歯をくいしばることは付き物だと思われているし、思い込んでいる人も大勢いる。
次のツイートのように、思わぬ状況でも歯は食いしばられている。
妹が授乳の時に赤ちゃんが乳首を吸うのが痛すぎて歯をくいしばるから頭も顔も凄い痛いんだって。
— みこみこ (@miko_asui) February 12, 2019
可愛い可愛い赤ちゃんでもこれだけ辛いんだぞ。
キモいおっさんに乳首噛まれたりグリグリされたらそりゃ殺意沸く🔪
歯をくいしばる時、身体には何が起きているだろうか?
ピアノを弾く時に歯をくいしばる癖のある私の前歯は少し欠けている。脱力の真反対にいるのでピアニストの入り口にも立てなかった。
— 井澗昌樹 (@mashaki0521) March 3, 2019
最近、突き指したかのように右手親指が痛い。手が広がらん。「はて…?」と思っていたら、今日分かった。指揮棒のコルクを渾身の力で握りしめているせいだ。
ストレスが溜まったりすると、キィ〜ってなちゃいますね。歯をくいしばる感じ。
— 湯之上聖子@トリムリターン (@shokoyunoue) March 16, 2019
そうなると咬筋の所や顎関節回り側頭部までガチガチになってデトックスルートの筋肉が固まり流れが悪くなります。
キィ〜ってなった時こそリラックス♡
深呼吸してお顔回りをマッサージしたりすると少し緩みますよ。 pic.twitter.com/2Wr9pqpe7x
【腰痛で悩む人の10の特徴】
— こうき@整体サロン経営 (@koki_bodycare) January 20, 2019
①足の柔軟性が低い
②呼吸が浅い
③肩甲骨が硬い
④重心の左右差がある
⑤身体が冷えがち
⑥良い姿勢をしようと筋肉が緊張
⑦歯をくいしばる癖
⑧よくつまずく
⑨ストレスが溜まっている
⑩日本人は反り腰が多い
書き出したらキリがないけど
多いのはこんな感じかな🤙
一生懸命何かをしているとついつい、歯をくいしばっている事がありますね😣物を食べたりしている時の刺激は血流を良くしますが、くいしばる時の圧力は血流を下げてしまいます。ストレスが強いほど知らぬ間にしているもの💦たまにほぐしてあげる事で肩こりなどの予防にもなります💡#歯痛 #血流 #肩こり pic.twitter.com/N0arJcdGqk
— つばさ先生@女性のための漢方相談 香心堂 (@koushindou11) September 22, 2018
無意識のうちに行うのが歯をくいしばるということ。
歯をくいしばることの反対はリラックスや脱力だが、やる気満々で、あるいは緊張を強いられる状況でのリラックスや脱力はかなり難しいことなので意識的な訓練が必要になる。
スポーツ選手がガムを噛むシーンを見ることがいつの頃からか増えたが、マナーとしてどうかと言われながらも、現在も続いているのは効果があるから。
その効果とは、リラックスして集中力を高める効果。
もっと言えば、「ココ一番!」という緊張感が高まるシーンで歯をくいしばらせないため。
無意識のうちに歯をくいしばるようなシーンで、歯を食いしばらせないためには準備と訓練が必要になる。
食べ物を食べてる時以外は、歯と歯が触れないようにするということが大事になる。
と言っても、何もしてないときでも口がポカンと空いてるような人を見習えと言ってるわけではない。
口を閉じてる時は、上の歯と下の歯が触れないようにするという習慣が大事になる。
そして、歯と歯が触れて良い唯一の例外が、食事中。
長男が食べる時にクチャクチャ音を立てる癖、2年前くらいにやっと直ったんだけど効果的だったのは「音立てるな」でも「恥ずかしいぞ」でも「周りが嫌がるぞ」でもなく「ものを噛む時は口を閉じるようにしなさい」でした。どう食べたら音が出ないか、本人はその具体的な方法が知りたかったみたい。
— やねうら (@sugitomoudon) December 9, 2018
食事中以外で、口を閉じているのに歯をくいしばったり、歯が触れ合ってる場合は、緊張していてリラックス出来てないというサインだ。
リラックスしたいと思うならば、歯をくいしばることは言うまでもなく、歯と歯が触れることも避けた方が良い!
食事中でも強い力で歯と歯が触れるのは良くない。
ちなみに、スポーツ選手がガムを噛むようになった背景には、もう一つの真実がある。
力を発揮しようと歯をくいしばることがパフォーマンスとして高くないことが判ったからだ。
歯をくいしばるというのは、美容や健康を含め良いところが全く無い行為だからやめた方が賢明だし、令和の時代には似合わない。