違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

美容の悩みのような、人間関係の悩み!

GoogleTrendsで遊んでいて面白いことに気付いた。

 

検索可能な2004年以降での比較。

 

GoogleTrendsで『美容』『健康』を比較した画像

 

東日本大震災の頃を境目にして、『美容』というジャンルは、不動のものだと思っていた『健康』というジャンルを上回る存在になっていたのだ。

 

1年の中でも変動をするがピークは毎年3月から4月にかけてなのが特徴だ。

 

新生活を意識してだろうか?

 

関連するキーワードやトピックを見ても、時期を感じさせるものは出ていないので、本当の理由が別にあるのかもしれないとも感じられる。

 

美容というテーマの場合、女性と男性で分かれるのか?

 

それとも、ユニセックスで共通するのか?

 

 

ところで、美容に気を使うということが何を意味するかを説明するのが次のツイートだ。

 

 

このツイートによると、やはり人それぞれのようだが、『清潔』は『美容』に属するものだと言えそうだと気付く。

 

 

意識が、『健康』から『美容(清潔含む)』へシフトしてることが分かると、一つ疑問が湧いてくる。

 

健康は、他人と比較するものでなく、過去の自分と現在の自分の比較であり、現在の自分と未来の自分の比較であるように、比較の相手が自分自身なのだが、美容となると、健康のように自分との比較という側面もあるが、他人の目線や評価を意識するもののようにも感じられる、そうだとすると美容には優劣が問われようにも感じられる。

 

つまり、健康と違って、美容は競い合うという側面があるのだ。

 

自意識が過剰になれば、泥沼のような自己満足を求めるだろう。

 

 

 

平成29年度厚生労働省のデータによると、

 

美容室の数(理容室含まず)は、過去最高で24万7500店を超え

 

美容師の数(理容師含まず)は、過去最高で52万3500人を超えた。

 

最近営業展開を巡って物議をかもすコンビニは、日本全国で約5万8000店。

 

美容室以外にもエステなど美容関連の店舗はあることを考えると、美容の業界がいかに過当競争を展開してるかが想像できる。

 

 

美容の世界ではエイジングケアという捉え方があり、全年齢がターゲットとであり、年齢層に応じてテーマが変わってくる。

 

しかし共通してるのは、皮膚の表面の状態を入り口にして、体の内側である内蔵の働きを意識したり、皮膚の表面を表情と捉える場合は心や気持ちの持ち方もエイジングケアに含まれるようになり、美容という領域は医学や心理学とも深く関わってくる。

 

また、エイジングケアは年齢相応を自覚した上での若さの追求から、老化に抵抗することに特化したアンチエイジングまで幅広く展開されている。

 

現代の美容には健康への意識も含まれていると言えそうだ。

 

ところで、美容に関しては今や女性も男性も関係ない共通のテーマだが、リードしてるのはもちろん女性だ。

 

なぜ女性がリードするかというと、古典的な言い方だが『女性の敵は女性』というのがあるが、一般的に女性は女性に対して厳しい目を向けると言われる。

 

外見に関することも女性同士はお互いを厳しくチェックし合っていると言われる。

 

厳しい目を持ってる女性ほど、自分も厳しい目で見られていることを意識するだろう、だから美容やファッションが気になるのだ。

 

健康に対する意識は理性的であることに対し、美容に対する意識は感情的だとするならば、健康意識は男性的で、美容意識は女性的と言えるがGoogleTrendsで見るように世の中全体が美容の側にシフトしてるとすれば、男性も理性より感情で反応する方向にシフトしてるのだろう。

 

 

美容の中には健康も含まれ、美容には感情で、健康には理性で対処してるとするならば、少し意識した方が良いことがある。

 

感情で強く反応することの裏側には、強い暗示があることが多いということだ。

 

 

 

4月20日のマツコ会議(日本テレビ)でのマツコの発言が話題だったらしい。

 

 

マツコは、結婚観に対して言ったのかもしれないが、もっと幅広いジャンルに当てはまる気もする、もちろん美容に関することにもだ。

 

 

女性を縛り付ける古い考え方は、一般的には古臭い男社会が押し付けた名残りだと思われてるが、もしかしたら『女の敵は女』であるように、暗示にかかった女性同士がお互いに課し合ってるのかもしれない。

 

それが楽しいならば何の問題もないが、もし苦痛ならば問題は暗示にかかってることだと気付くことが大事。

 

そうすれば必要なことは心理学だと分かる。

 

感情的に反応し、感情で行動する多くのことは、心理学的に答えを見つけることができる。

 

関わってはいけない人と関わっていたり、関わり方を間違っていたり、美容の問題だと思っていたことは、実は人間関係の問題だったと気付けるだろう。

 

 

心理学的に対応できれば、苦痛に感じた課せられた重荷が嘘のように軽く感じられるようになるはずだ。