違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ブログの文字数で分かること!?

テレビ番組の『プレバト』で最も人気があるのが俳句。

 

5+7+5の17文字で情景や気持ちを表現する雅な遊びだが、この少ない文字数で何をどう表現するかが腕の見せ所なのだが、説明的になってもおもしろい句にならないし、聞き手の想像力を刺激することは大事だが、独りよがりになると意味不明になる。

 

意味はしっかり伝わっても、語順への配慮が足りないと、それだけで駄句になるということがある。

 

他にも次のツイートようなことも意識する必要がある。

 

 

使える文字数が極端に少ない場合は、説明することよりも、想像を掻き立てる方が重要になりそうだ。

 

では、もう少し文字数が増えるとどう変化するだろうか。

 

Twitterは基本140文字以内(今は例外がある)。

 

リリースされた当初は、そんな文字数で何が表現できるかと言われていたが、徐々に140文字でもかなりのことができると認知されていった。

 

特に日本語は、俳句など少ない文字数を活用する文化があったお陰かもしれないが、相性の良さを見せることになった。

 

俳句では説明調になることは嫌われるが、Twitterだと小さな新聞記事くらいの表現ができるので説明にも向いているし、リンクを貼ることができるので、説明に関してはリンクに任せ、本文には感想や意見を書いて伝えることができる。 

 

最近は、ビジネス上のやり取りをLINEで行うというケースも増えてるようだが、広い意味でのメールと考えると、伝えたい内容が相手に伝わる率は50%程度だと言われている。

 

会話の場合と比べて、伝えたいニュアンスが伝わらない率が高いのだ。

 

ビジネス上のやり取りは必要だからやってるが、嫌々やってる人も大勢いるだろうから、伝わる内容を十分意識するというよりも、義務は果たしましたよという程度の低い意識でやってる人が大勢いると思われる。

 

 

では、一般的な本の場合はどのくらいの文字数かというと、文庫や新書で1ページ600文字で200ページくらいが標準で12万字。

 

これがミステリー小説になると出版社によって基準は違うようだが40X40の原稿用紙で85枚〜180枚で、13万字〜28万字となる。

 

このくらいの文字数になると、俳句とは違い説明や解説が丁寧であることは重要な要素になるし、むしろ飾りとしての贅肉の要素も必要になってくるだろう。

 

最も文字数に柔軟に対応できるのはブログだろう。

 

ブログの世界も、文字数に関してはいろいろな噂がある。

 

実際に重要なことは、文字数よりも内容だと思うが、なぜか文字数で語られることが多いのはアルゴリズムの介入があるからだろう。

 

ブログに関しては最低1500文字という基準がお約束のように伝えられる。

 

同様に、ページビューを集めたければ5000字〜7000字書いた方が良いという意見もある。

 

どちらも、検索エンジンのアルゴリズムを意識した意見だ。

 

ブログを書き始めた頃、文を書くことが不慣れだった私にとって500文字が最初のハードルだった。

 

文字数を増やすために贅肉を付けまくっていたので、あとで読み返すと何が言いたいのかが書いた本人なのに分からないものがあるということが最初の1年くらいはあった。

 

やがて、後で読み返してもほぼ書いた時の気持ちを思い出せるようになっていったので自然体で書けるようになったのだろう。

 

そんな頃に、ページビューを集めたければ5000字〜7000字書いた方が良いという話を聞いてチャレンジしてみたが、これはいまだに私にとっては難しい。

 

私にとって書きやすいのは2000字〜3000字で、これを超えると書いていて疲れてくるし、読んでも不自然になりだすのだ。

 

おそらくブログを続けてる方はこの感覚をわかる方は多いと思う。

 

そんなつもりは無くても、良い感じで書き終われる時の文字数が一定の範囲に収束してることは多いのではないかと思う。

 

ブログをやってると文字数が多いことは善だと思いがちだが、俳句のような世界観もおもしろいと感じる。

 

少ない文字数でブログを書くとなると、写真やイラストなどとの組み合わせがないと体裁上寂しいかもしれない。

 

書きやすい文字数というのは、意外に性格や価値観と連動してるような気がするので、意識すると自己分析に繋がるかもしれない。

 

ちなみに今日は1968字。