違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

忖度が独裁を促すブラック企業やブラック国家もいつか躓く!

ブラック企業やブラック経営者は、道理を引っ込ませて無理を押し通すと言う意味では、権力に近い影響力を持っていると言える。

 

道理を引っ込ませて無理を押し通す権力は、表面的な振る舞いは紳士的だが、勝手に周りが忖度するようになるので、文句の言いようが無いという厄介さが生まれる。

 

しかし、権力者が死亡すれば忖度が弱まるので「口に立てられていた戸が開き始める」。

 

元SMAP3人の出演に圧力か ジャニーズ事務所に注意 公取委 2019年7月17日

芸能人と所属事務所の関係をめぐっては、▽事務所側が認めなければ独立や移籍ができなかったり、▽事務所を辞めたあとの芸能活動を制限したりする契約を結んでいるケースがあり、独立や移籍をめぐってトラブルになるケースが相次いでいます。

 

火種はたくさんあっても、忖度が社会全体に機能してると、もみ消しと同じ状態になるのだ。

 

 

 

ジャニーズ事務所と同じことが、お笑いの吉本興業でも起きているようだ。

 

吉本興業所属タレント闇営業問題で沖縄カジノ頓挫か 週刊実話 2019年7月6日

「一連の吉本芸人の闇営業問題で、吉本の監督責任を問う声が強くなっている。反社会的勢力との接点は、クリーンさが求められるカジノでは致命的になりますから」(メディア関係者)

 

吉本興業の場合は、ジャニーズ事務所と違い最高権力者の死亡がキッカケではなく、ブラック企業が表面を取り繕いたがる体裁に不備が生じたことがキッカケだ。

 

ウィキペディアによると忖度が現在のような用いられ方をするようになったのは、つい最近のことで1997年からだと書かれていて、その際には政治用語として使われていたとある。

 

忖度がまかり通る世界はどんな分野でも、政治から影響を受けたり、政治に擦り寄る姿が良く似合う。

 

 

 

政治に限らず、人事が重大な関心事になる組織では、長期政権が忖度を促し、忖度が独裁を促す。

 

今の日本は、ジャニーズ事務所や吉本興業と非常に良く似てる、そろそろなんらかの綻びが現れても不思議ではない!