日本が衰退するのは日本企業の社長の器に問題があるからではないかとふと思えてきた。
今年になって肝心な時に社長の頼りなさが露呈する出来事が頻発しているような気がする。
たまたま話題になってるだけなのか?
個別の出来事だと思って見てると見過ごしそうだが日本企業全体に関係する伝染病を患ってるような状態なのではないだろうか?
2019年に入ってからの不祥事の中から経営者や現場のトップにいる人の頼りなさが露呈した出来事を集めてみた。
【にっぽん丸接触事故 船長飲酒】https://t.co/ZxMofXisjp
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 8, 2019
商船三井子会社の商船三井客船は大型クルーズ船「にっぽん丸」が昨年、グアムの港で米海軍施設の桟橋と接触し、船体の一部を損傷したと発表。男性船長は飲酒していたという。
このような事件は株価に影響することが多いのだが、
商船三井とか船長飲酒で株価爆下げかなと思ったら、全然平気そう。銘柄いろいろですね🛳 pic.twitter.com/w36j4heUFD
— 俺の株 (@orekabuway) January 10, 2019
この程度のことでは株式市場が動揺しないということは、表沙汰になることが少ないだけで珍しいことではないからなのかもしれない。
同様の出来事は空の上でも起きていた。
【ANA 飲酒の機長を懲戒解雇】https://t.co/KKfYlhy9M1
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 18, 2019
ANAウイングスの機長から乗務前にアルコールが検出され、計5便に遅れが出た問題で全日空は、機長を懲戒解雇。機長の依頼でうそを証言した男性副操縦士も、出勤停止1カ月の懲戒処分。
たくさん載せてもしょうがないが、全日空及び全日空系列は機長や副機長の飲酒発覚が実に多いことは検索するだけで分かる。
2019年に入ってからと絞り込んでると出てくるのは全日空ばかりだが日本航空で飲酒問題が発生してないわけではない。
交通相:操縦士飲酒、日航と全日空に立ち入りや処分検討 https://t.co/Go9jRBalRs
— 毎日新聞ニュース速報 (@mainichijpnews) November 20, 2018
以上は、経営者ではなく現場のトップの話だが、経営のトップの不祥事としては2018年の後半から2019年の前半は日産自動車のカルロスゴーン氏が不明朗な多額の報酬や経費を巡って日本とフランスの外交問題にまで発展しながら糾弾されていた。
ゴーン氏は日産の業績を回復させたことが大きく評価されていたが、その回復が過酷なリストラに依存していたからと考える人々からはあまり評価されていなかったのに報酬や経費を使い放題なのが糾弾であり解任の動機となっていた。
しかし、ゴーン氏が去った日産を率いた西川社長が取った手法が、
“脱ゴーン”も結局リストラ…日産、1万2500人削減でV字回復目指す https://t.co/8XqFkhkWYS
— zakzak (@zakdesk) July 26, 2019
一体何を学んでいたのかと言われてもしょうがないかもしれない。
日産のリストラ話も最近の話だが、この話以上に経営者のダメぶりを示す出来事が立て続けに起きている。
吉本興業であり、セブンイレブンの7payであり、日本郵便のかんぽ生命の売り方で発覚した社長対応のお粗末さであり、誠意の無さの露呈だ。
吉本興業の岡本社長は多くの人がテレビを通じて見ただろうからあえて触れる必要はないだろう。
これらの会社の社長の受け応えに共通してるのが下記の二つのツイートに書かれてること。
記者会見やってますが現場の者から見るとただ上手いことを言っているだけにしか聞こえない!乗り換え契約の実情を知らないのかわざと話さないのか…。簡保にしてもかんぽ生命にしても不適正契約は凄い!かんぽ生命や職場の上司からの圧力は度を超えたものです!コンプライアンス違反も凄い数!
— ✨神✨ (@godkami6) July 31, 2019
知識の無さとかじゃ無くて判断力が馬鹿過ぎてビビる。
— nesus-B (@NesusB) July 4, 2019
7payの件:『こういう方面の知識がないのに意思決定権がある偉い人たちに無視されてしまったんだろうなぁ』とネットユーザの推測←記者会見で7payの社長が二段階認証を知らないことが露呈 - Togetter https://t.co/aPNqVjzzDr
社長をはじめとする経営陣や現場のトップの資質が著しく低下してるのかもしれない、一部の会社でたまたま起きてるだけの事とは思えなくなる。
日本全体に蔓延っている“空気”を如実に表しているのかもしれない。
ここで取り上げた話題の場合、多くの人々は被害を受ける側になることが多いかもしれないが、このような“空気”の影響をすべての人が受けてるとすればいつ加害者側に回るか分かったものではない。
トップにいる人ですらおかしな振る舞いをするというよりも、トップにいるからおかしなことをすると思って心の準備をした方が良いかもしれない。
ダメ社長が起こすおかしな出来事を見た場合は、「人のふり見て我がふり直せ」の気持ちが大事になる。