違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『自分は一番厳しいところでボランティアすることが好きだから』by尾畠春夫!

1年前の2018年の夏に突如時の人として全国区の知名度を得たのが尾畠春夫さんだ。

 

私も知ると同時にファンとなってしまった。

 

www.chigau-mikata.club

 

尾畠春夫さんの行動はスーパーボランティアと評されている。

 

私利私欲の正反対に位置してると解釈されがちなスーパーボランティアとしての活動の基本をウィキペディアに載ってる尾畠春夫さんの活動や語録の中から拾ってみると、

 

軽ワゴン車に食料や水、寝袋などの生活用具を積み込み、助ける相手側からは力を借りないことが信条。「自己完結するのが真のボランティアだ」という。

 

 

ボランティア活動中は風呂もシャワーも浴びず、帰宅後温泉に3-4時間入る。

 

 

ボランティア時には言動すべてに気をつける必要がある。「暑い」とは絶対に言わない。自分が被災者であったならば、どう思うのか。ボランティアさせていただいているという立場を忘れてはいけない。

 

 

「対価、物品、飲食、これは絶対、頂かない。敷居をまたいで家の中に入ることもボランティアとして失格だと思っている。私はそれで良いと思うんですよ。人がどうしようと関係ない。尾畠春夫は自分なりのやり方がある。」

 

 

「表彰を受けたからといって、必要以上に頑張ろうとは思わない。今まで通り、ボランティアを続けていくだけ」

 

 

上げ始めるとキリが無いくらい良い話や見習うべき話が出てくるが、実は究極の私利私欲に基づいているのだ。

 

 


 

上記のツイートの尾畠さんは今回2019年の九州北部での豪雨被害で佐賀県の武雄市での姿。

 

尾畠さんウオッチャーである私は当然尾畠さんが現れることを予測して然るべきだったが、全く思いつかなかった。

 

 

『自分は一番厳しいところでボランティアすることが好きだから』

 

 

ビジネスでもスポーツでも遊びでも勝ち負けの決着をつけることを繰り返してるが、前提となるルールがある。

 

 

ボランティア活動が本当は楽しくてしょうがない尾畠春夫さんが自らに課したルールが、「ボランティアを楽しむこと」以外の私利私欲を徹底的に排除することなのだ。

 

おそらく、そうしないと尾畠さんの心のバランスが取れなくなるのだろう。

 

尾畠春夫さんが現れる現場には、災害が起きていることが多いので、喜ぶことではないのかもしれないが、その姿を見てると私利私欲で汚れた心が少し浄化されるような気がする。