違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

Uber Eatsの悪評に感じる温故知新!

最近Uber Eatsの評判が悪い。

 

信号無視が目立つなど交通マナーの問題と配達のスキルの問題で評判が悪い。

 

配達のスキルには、配達を担当する地域の地理に熟知してるかしてないかも上げられるだろう。

 

ナビアプリを使えば大丈夫だという人もいるだろうが、安全で確実を求めるならば地理を熟知してる人には敵わないし、ナビを使うにしても土地勘は必要だろうが、現代ではそれを求めたら配達をしてくれる人は探せなくなるだろう。

 

同様なことはタクシーの運転手にも当てはまるだろうし、不動産業者にも当てはまるはずで、20世紀だったら起こる確率は今よりもはるかに低かったはず。

 

土地勘のない地域の地理を知ろうと思ったら必要な努力は並大抵ではない、土地勘とはその地で何年も生活して身に付くものであることを考えると、配達や配送は配る件数にもよるがそんなに簡単なことではなくドツボにハマるとナビがあっても簡単ではないことは多いはず。

 

少し前置きが長くなったが、最近Uber Eatsで話題になったのが次の件。

 

 

ツイート主はジャーナリストでもあったのでこの件はあっという間に拡散され大きな話題になった。

 

この件で問題にされたのは、

 

  • 30分遅れたこと
  • スープが溢れてグチャグチャだったこと
  • 受取を拒否された注文品を捨てたこと

 

いずれもなぜ発生したのかは不明だが、わたしには30分遅れたことは地理に不案内ゆえになにかしらのトラブルが発生したのではと感じている。

 

スープが溢れてゴチャゴチャだったことはこの30分の遅れと無関係ではないだろう。

 

受取を拒否された注文品を捨てたことは配達者本人が持っているモラルと常識の結果だろう。

 

そう考えると、限りなく配達者個人の資質に由来して起きた問題だと言えそうだが、Uber Eatsの仕組み自体に根本的な問題があり配達者はその犠牲になったとも言えそうだ。

 

 

Twitterで検索するとたくさんの配達の不都合が写真付きで見つかる。

 

もしかしたら、わざと形が崩れやすいものを頼んだり、液体や汁物を頼んでそのこぼれた姿をSNSで上げるために注文してるのかなとすら思える。

 

 

Uber Eatsの問題は、配達員の資質や問題を超えて、できないことをやろうとしてるようにも感じられる。

 

 

 

ここから先は少し論点をずらす。

 

実際にUber Eatsの配達シーンを見たことがある人も多いだろうが次のような格好で配達をしている、実際に見ると背中のバッグはかなり大きい。

 

 

バッグの中にはかなりの振動が伝わってることが容易に想像される。

 

そこで思い出すのが日本発の技術のおかもちだ。

 

 

 

その構造は、基台に固定されたフレームの上部に空気ダンパーのサスペンションが付いており、そこから吊るした荷台に寿司桶や岡持ちを置くようになっいるというもの。このサスペンションが走行時の揺れや衝撃を吸収してくれるのに加え、荷台が振り子のように大きく揺れることで旋回時の遠心力も克服。安定走行を実現する優れ物なのです。

 

 

 

最近は見ないが、寿司やラーメンなどもこれで運んでいたのだ。

 

中身が溢れたなどという話は聞いたことがない。

 

簡単な仕組みで制振防御できる仕組みだが、この仕組みの応用など考えなかったのだろうか?

 

 

注目の新サービスも一皮剥けば、昔のサービスの劣化版になってることは他にも探せばありそうだ。

 

 個人的には古いものより新しいものの方が良いに決まってると思いたいが、それはデザインなどの話であって、原理原則に関しては新しいものに軍配が上がるとは限らないと改めて感じられた出来事だった。