違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

ビッグデータとゴミ屋敷の謎と不思議!

おもしろい記事があった。

 

正確には、最初はおもしろいと思ったがやがて「おもしろいのかな?」と疑問も湧いてきた。

 

キッカケとなったなった記事はこれ。

 

 

まず朝6~7時には、「明るい」「眠い」「健康的」「穏やかな」「がんばろう」と総じて、比較的ポジティブなワードを書き込む人が多い。

昼から夜にかけて見ていくと、12時には嬉しいランチ、「もぐもぐ」「うきうき」「安い」。13時には「満腹」「あったかい」など、お腹を満たして満足している様子である。

19時台に夕食をとったら、テレビやネットを見ながら「かっこいい」と叫んだり「かわいい」とほころんだりする。

ところが、夜が更けるにつれ、様子がおかしくなり始める。午前3時の時間帯特徴ワード1位は「まずい」、4時には1位がとうとう「死ね」に。

Yahoo! 検索ビッグデータで判明、日本人が「密かに悩んでいること」 夜中になるほどネガティブに…

 

 

ビッグデータやそれを分析するデータサイエンティストやデータアナリストという職はもてはやされてるように見えるが、その名に伴う実はあるのだろうか?

 

この場合の「実」は収入や報酬ではなく中身の意味。

 

もっともらしく見せることに腐心してるとしか思えないことも多い。

 

上記の記事に書いてあることは一見人間の心の闇に迫っているように感じるが、よく考えると朝に朝日と共に目覚めた人が健全で、夜寝ないで起きてる人が不健全という当たり前のことを御大層に言い直しただけにも思える。

 

ただおもしろいのは、知ってるはずのことを違う切り口で表現されると新鮮に感じることだ。

 

GoogleTrendsで「ビッグデータ」を検索可能な2004年以降で見ると、

 

GoogleTrends「ビッグデータ」2004年以降

 

日本では東日本大震災後の2011年夏頃から注目され始め最近は少し下がったというか、安定状態に入ったようにも見える。

 

 

ビッグデータに関して興味深いツイートを紹介すると、

 

 

 

 

最後のツイートで紹介されてる記事の中にこんなやりとりがある。

 

小宮:それはいいですね。データは多ければ多いほどいいですから。

よくこういうのをやっていると、「見間違いや被害妄想で報告するやつもいるだろう」と言う人がいるけれど、そういうのもデータの中に入っていいんです。パイが大きくなればなるほど傾向がわかる。それがビッグデータのいいところですから。

:仰るとおりだと思います。集まっているデータでも、「これはいたずらの報告だろう」というものはだんだん見えてきます。

 

 

 

このやりとりはまさにその通りだと感じると共に、収集癖の強いマニアックなコレクターの心理と共通するのではと思えてくる。

 

 

珍品コレクターとして有名な漫画家のやくみつるさんは、こんなことを言っている。

 

 

ビッグデータと珍品コレクションが共通するような気がしてくると『珍品』の範囲が気になり始める。

 

そしてよく考えると、これが『珍品』ですというものがあるというよりも、なんらかの理由がありその気になればそれは全て『珍品』になるのではと思えてくる。

 

だとすれば、ゴミ屋敷の主も珍品コレクターになるはずだ。

 

 

 

テレビなどで報道されるゴミ屋敷の主はリサイクル業を標榜する者もいるところを見ると、最初は商品の仕入れだったのかもしれない。

 

「これはまだ使える」「修理すれば使える」「部品を取るために使える」などという目でゴミを見ると、きっとお宝に見えているのかもしれない。

 

 

ビッグデータと呼ぶと今風でカッコよく感じるが、『情報のゴミ屋敷』と紙一重でもありそうだ。

 

 

ビッグデータやゴミ屋敷には謎や不思議がたくさんありそうだ。