GoogleTrendsで遊んでいると面白いことに気付いた。
検索可能な2004年以降で『台風』と検索すると、
今年の伸びがすごいことが分かる。
台風15号、台風19号と記憶に残るような台風が立て続けに来たのでグラフの伸びには納得できるが、これ自体はおもしろいことでも何でもない。
おもしろいのは地域ごとの関心度を示す『小区域別のインタレスト』で、ブルーの色が濃いほど、○印の密集度が高いほど関心が高いことを示している。
2004年以降の通算では、
台風の通り道として定番の沖縄や九州南部を中心に西日本が大きな関心を示していることが分かる。
最初の検索度を示すグラフで今年が大きく伸びているのは、昨年までは台風は西日本の関心事で、首都圏の人で台風を気にする人は出身地や身内が西日本の方だったり、仕事で西日本が関係してる方だけだったのだろうと推測できるが、今年は台風15号に始まり台風19号とたて続けに首都圏を襲ったために首都圏の方が当事者として台風に関心を持ったからだろうと推測できる。
では、この『小区域別のインタレスト』を台風15号が発生した9月から今日(10月14日)までで見ると、
少し中部から東の関心が増えてるように感じられるが、やっぱり沖縄から九州にかけての関心が大きいことが分かる。
では、今年の10月1日以降で見ると、
見事に東日本の関心事になり、沖縄に至っては興味を示していないことが分かる。
更に、直近7日間で見ると、
完全に中部地方と首都圏の関心事になり、沖縄九州は全く関心を示してない。
自然災害は当事者になるかもしれないという危機感が検索行為に現れていることが分かる。
それと同時に、今年はGoogleができて初めて首都圏が本気で台風に関心を示したと言えるのかもしれない。
今年の台風は、首都圏の方にとってはトラウマ級の出来事となったであろうが、そのトラウマは沖縄九州にとっては風物詩の一つなのでそれなりの対策は取られているが、それでもその都度想定外が起こるようになっている。
今日は久しぶりにGoogleTrendsで遊んで楽しかった。