さまざまな人間関係がある。
親子兄弟など親戚など血が繋がっている関係もあれば、血は繋がらないけど仲良くできてるから成り立つ友達関係(先輩後輩含め)もあれば、仕事付き合いを始め行きずりの関係を含めてさまざまな関係がある。
そんな関係にはいくつかのパターンがあり、よく聞くものとして
- 協力
- 利害(損得)
- 利用し、利用される
- 騙し、騙される
などがある。
不思議なことに、実際の事例に即して考えると、同じことをしたりされたりしても、良好な関係だと協力だと感じ合うことができるが、良好でなければ利用や騙しだと感じる。
人間関係は良好な関係への期待から始まるが、世間にはその期待が裏切られたり、打ち壊されたという話が実に多い。
相手に感じた期待が打ち壊されたり、相手に感じさせた期待を裏切ったりが発生する場では、『本性』がテーマになる。
こういう場合に使われる『本性』とは、平気で嘘をつくという意味で使われる。
嘘は、嘘も方便という使われ方をする場合には美徳とされるが双方丸く収まる嘘は少ないだろう。
『本性』には、嘘をつくという意味以外にもあおり運転をするような人のメンタリティに対しても使われる。
良い意味で使われることが少ない『本性』だが、多くの人がその人なりに相手の『本性』を見抜こうとは考えている。
心情を吐露することばが多くみられるTwitter上には含蓄のあることばがある。
恋愛に関するものが多いが、この感覚はビジネスにも当てはまりそうだ。
わたしはそうではないものに「本性」や「性」を見出したい。ヒトは服を着て生きている。裸がありのままではない。オトコとか、オンナとか、そういった要素が前面に出てくることが本性ではないって信じている。
— 仲西森奈 (@mori_na_kanishi) October 27, 2019
男の本性なんて、何回かセックスして性欲落ち着かせないと絶対見えてこないから、ヤル前にあれこれ品定めするのは100%無駄。いいと思ったらさっさと付き合ってヤルしかない。いつまでも彼氏すらできない女はこの「セックスコスト」を出し惜しみしているケチが多い。ケチな女は男と縁がない。
— 涼子@アプリで結婚した42歳 (@r40kk_com) October 27, 2019
悪い意味で使われることが多い『本性』だが、使い方次第では武器になる。
別にどうでもいい人には本性を出して振り回すのになぜモテる
— 監視ポリス (@jg86d) October 26, 2019
逆に好きな人には好かれたいから猫かぶるし、わがままなんか言わないし、尽くす女になろうと合わせてるのに
気がついたら都合の良い女になってて見向きもされない
なんでやねんねんねん。
ところで、『本性』とは限りなく本音に近いような気もする。
身に付けた常識やマナーや社会的な地位や立場、そんなもの何も無いと思ってる人でも実はいろんなしがらみを背負っている、そしてそのしがらみが本音をオブラートに包ませている。
『本性』についていろいろ思いを馳せてみたが、コレって性善説と性悪説が混在するから起きてる問題だと思え始めてきた。
また、人間は人生の積み重ねの結果で『本性』が変化するとも考えられる。
だとすれば、『本性』にはその人の現在が反映されているはず。
自分自身の『本性』は誰でも薄々気付いてるはずだが、何が影響してるのかを十分には理解できてないかもしれない。
この理由は絶対に理解できてる方が幸せに近づくはずだ。
現在の自分の何が『本性』に影響してるのかを考えてみるのは秋の夜長の思索には向いてる気がする。