違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

『備えあれば憂いなし』の反対語であり同義語でもある『後悔先に立たず』!

千葉県の森田健作知事が台風直撃時の過ごし方を巡って火だるまになっている。

 

 

 

この森田健作知事の振舞いの是非はさて置き、わたしにとっての興味は、世間の災害に対する意識が変化しているように感じられることにある。

 

たびたびの災害を受けたからこその意識の変化だろうし、傍観者意識から当事者意識へシフトしたからこその変化であり教訓が生まれているように感じられる。

 

 

さて、怖いものの代表として古くから『地震、台風、火事、親父』などと言われていたがGoogleTrendsで見てみると、

 

検索可能な2004年以降では、

 

GoogleTrends「地震、台風、火事、親父」2004年以降

 

 

東日本大震災が突出してることが分かるとともに近年は台風が地震を上回り出したことが分かる。

 

地震と台風どちらへの関心が強いかというよりも、災害への関心の高まりが検索に現れているのだろう。

 

いつ来るか全くわからない地震に対し、台風の場合カウントダウンは完全に見えている。

 

「うわ〜突然来た〜」という地震に対し、「来るかな?」「来そうだぞ」「来るぞ」「来た〜!」となるのが台風。

 

 

備えが大事だと分かっていても、備えれば大丈夫なわけではない。

 

備え以上に『運』がものを言いそうな気がする。

 

だからと言って『運』に期待し備えを怠るときっと待っているのは後悔だ。

 

『備えあれば憂いなし』の反対語は『後悔先に立たず』だと改めて思い知ることになるが『運』に左右されるというところが不条理に満ちていて残酷だ。

 

近年の台風は地球温暖化のせいで威力を増していると言われるが、その原因を産み出している先進国が被害当事者になる分には因果応報という当然の報いとも言えそうだが、親の因果が子に巡るようなことは世の中には多い。

 

次のようなケースでは備えようはあったのだろうか?

 

 

 

生きるということは、備えようがないことに備えることなのかもしれない!