テレビのバラエティ番組を見てると、『編集』という行為はでっち上げや捏造と紙一重のように表現することが多いので、世間は『編集』という作業を軽視しがちだが、映像作品の場合質を決定付けるのは『編集』次第なのだ。
真実を描いているだけのドキュメンタリーですら編集は重要なのだ。
バラエティ番組はよく嘘をつくが、新聞やニュースは嘘をつかないと信じ込んでることが危険です。事実をねじ曲げる捏造は話にならない。問題なのは、全て事実だけど編集されて一部しか流さないことによって、伝わり方、受け取り方が変わってしまうことにある。このことに気付いている人は意外に少ない。
— 越前屋俵太 (@echizenya_hyota) September 14, 2017
真実と事実は同じだと思いがちだが、事実の時系列を並べ替えて編集したり、引用する事実と引用しない事実を設けたりすることで、嘘はついてなくても真実から離れてしまうことがある。
編集は今や全ての分野で行われ、情報として流通している。
広い意味で編集する側にはモラルが要求され、観(見るも読むも含む)る側にはリテラシーが求められる。
そういう意味では編集されたドキュメンタリーは、もはや真実ではないなどと言う意見もあるが、味気ない無編集の時系列の事実は時としてただの退屈に過ぎないことも一方の真実という悩み深さがある。
発信されるほぼ全ての情報は編集されている。
編集された情報をどのように受け取るかは、受け手のリテラシー次第となるので、結果として情報の解釈は全ての分野でエンターテインメント化することになる。
絶対的な真実というのは概念上のものになり、相対化、分散化された自分にとっての真実というものが増えていくことになる。
そんな相対化、分散化する真実の存在が増えていることを感じさせるツイートがいくつかあった。
※ツイートの内容に賛同してるわけではありません。
僕もSPAでたまに記事書きますが、SPAが嘘をつかないなんてことはないと思いますよ笑。さすがに編集者が意図的に嘘ついたり捏造はないと思いますが、取材源の言ったことがそのまま記事になる感じなので、取材源の嘘はそのまま出るんじゃないですかね。 https://t.co/1pQZuscUeT
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) April 20, 2019
NHKの捏造フェイクニュース
— 桐谷育雄 (@kiriyaikuo) March 15, 2019
口だけ「真摯に受け止める」
NHKの「自主的な編集判断」と主張。
厚労相根本の不誠実さを見事に批判した小川淳也の主張を一言も報道せず
事実に反して審議引き伸ばしをしたかのような嘘の報道をしたNHK。
安倍を嘘で守る政権放送NHKhttps://t.co/FBBcFOY0KX
そうそう、中継で全体像を見れば安倍内閣の無脳ブリが一目瞭然になる。だから犬HKは特定部分しか中継しない。一方、ニュースでは上手に編集してマトモな回答をしてるように見せかける。これは捏造と同じだろう。途中で嘘を言ったり誤魔化したりしてる部分も政治家の判断に重要だ。 https://t.co/3iD1vWJAaJ
— よたろう (@kyosh813) October 16, 2019
明らかな捏造や嘘については記事を書いた人間とその記事を採用した編集者に審議委員会を設けてペナルティを与えてほしい。三回やったらアウト。五年間みんながやりたがらないタブーの問題の記事しか書いてはいけないことにする。
— カサコねこ (@nohohohoho) October 4, 2019
どういう経緯でこんな捏造が起きてしまったのか知らんけど間違いなく言えるのは担当した編集マンはクソ!映像で言い訳できない嘘がバレた時ほど見苦しいことはない。あってはならない。たとえ指示されたとしても最後の砦の編集が止めなきゃ誰が止められるんだよ。 https://t.co/3SutrY0mKj
— おらおら (@hoge_wtf) September 5, 2019
上記のツイートの編集された事実とは、
「加工が行われたのは、放送した投球シーン全31球のうち7球で、投手がボールをリリースした瞬間からキャッチャーミットに収まるまでの約0.5秒間について、映像のスピードを実際よりも2割程度速くしていました」と説明。
引用したツイートは、世間では良くないことが起きていると言いたくて引用したわけではない。
言いたいのは、発信される情報はほぼ全て編集されている現在では、情報を受け取る際にまずはエンターテインメントとして受け取ることが大事ということ。
決してその情報に一喜一憂してはいけない。
そして、どうしてもその情報をスルーできなければ考えるべきは、
- 編集の基になった事実は何だったのかを感じ取ること
- 背後で施されたであろう編集の意図を感じ取り読み解くこと
「あっ、ズラ被ってる!」、「きっと整形してる!」と気付くのは違和感があるからだ。
簡単に見破れるものはそもそもお粗末なものが多いが、出来が良ければ簡単には見破れない。
同様に、初めて接する情報に施された編集には騙されやすくなる。
施された編集に気付くためには、興味ある分野の情報には普段からアンテナを張っていなければいけない。
興味のない分野の情報を判断しなければいけない時は、時間を掛けれれば調べることができるが、現代は即断即決を要求することが多い。
翻って考えると、即断即決を要求する相手には要注意だということだ。
やりたいときにやればいい。
— かずくん@どん底慶大生の逆転劇 (@Kazu_Consult) November 10, 2019
自分も散々売りつけで
「いまじゃないと意味がない。」
「即断即決が大事!」
とか言われて詐欺にもあった。
でもいま思うこととしては
"やりたいときに始めるのがベスト"
ということ。
だから僕は
その人がやりたいと思った時のために
コンテンツを強くしなきゃ。
情弱をカモるセールスの特徴
— 👑りくちぃ👑名古屋マーケター (@rikucheese) November 13, 2019
・やらなきゃおかしいよ🤣って言う
・できる人はやるよ?🤣って言う
・即断即決しないの?🤣って言う
・今のままでいいの?🤣って言う
・スタートは早い方が良いよ?🤣
って言う
都合いいよな、
これら全部の訳は
「さっさと金払え」
だよな??🤣
気持ち悪りぃな
情報に編集が施されていることに気付く前に感じる違和感は、その情報の周辺の相場を知ってるという相場感覚があればこそ感じ取れるもの。
生兵法は大怪我の基
— K.Saito@経済学徒 (@KSaito56987291) November 12, 2019
という言葉を思い知ったこの頃
相場感覚を知らないで物事進めてはいけないのね
情報に施された編集を見抜くためには相場感覚が大事だが、相場感覚は急には身に付かない。
急かす人とは付き合ってはいけない。