昨日、次のような記事が出ていた。
そして今日になって、新たに次の話題が盛り上がっている。
神戸大病院で感染症教授の岩田健太郎先生が一個人の見解と言うことで発表した内容。
本来はYouTubeに動画が上がっているのでそちらが良いのかもしれないが、文字起こししてる方がいたのでそちらのリンクを貼りました。
ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機 なぜ船に入って一日で追い出されたのか(岩田健太郎先生の動画から文字起こし)
「あ!今、患者さんとすれ違っちゃう!」と、笑顔で検疫所の職員が言っているわけですよね。
我々的には超非常識なこと平気で皆さんやってて、みんなそれについて何も思っていないと。聞いたら、そもそも常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない。
そして、先週末には次のような記事も出ていた。
コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由 2/14(金)
山根
病院では、院内感染を防ぐためにどういう対処をすべきだった?
根路銘
病院の窓を全部開け放ち、扇風機でも使って室内の空気を外に排出し、ウイルスを追い出せばよかった。窓を開けて「鬼は外!」が最良の方策だったんです。
空気中に長時間浮遊し「空気感染」するインフルエンザウイルスと違い、コロナウイルスは「飛沫感染」しかしない。しかもコロナウイルスは、空気中で1~2メートルも飛べば死滅します。
そう答えてる根路銘氏とは、
インフルエンザやコロナウイルスによるSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)との闘いを経験してきたウイルス呼吸器感染症の大御所、根路銘国昭
上記に紹介した三つの記事に共通してることは、新鮮な空気で換気された酸素で呼吸するという、ごく当たり前のことをすれば新型コロナウイルスにかからないための対策になるのではと受け取れる。
新鮮な外気を導入し換気するということは、単純に言うと窓を開けることであり積極的にマイナスイオンを取り込むことだと思い当たった。
この単純なことにわたしは人一倍思い入れがある。
以下は、そのことを意識するきっかけの話。
たぶん1998年頃だったと記憶してるが、当時働いていた会社の社長のところに知人から売って欲しいと持ち込まれた商品があった。
詳細は省くが、研究開発に公的な資金の導入も取り付けたものだった。
そして、その販売の戦略を立ててくれと社長から命じられた。
その商品は謳ってる効能が本当ならば塗料や塗装の業界に革命をもたらすかもといわれるもので、マイナスイオンの力を活用するものだった。
当時、マイナスイオンというのはいかがわしい民間療法で使われるイメージがあったので、マイナスイオンについて調べることからスタートした。
マイナスイオンを象徴するのが滝で、開けた場所で細かい水しぶきが上がるような場所で大量に発生するのがマイナスイオンのイメージ。
調べて分かったのは、マイナスイオンの効果というのはどれも学術的な根拠やエビデンスが無かったということ。
では、効果が無いのかというとそんなことはないのだ。
つまり、説得材料としてとても弱いものだったのだ。
これは売りにくになと感じたが、調べれば調べるほど自分の生活には活かしたいなと思えるようになってきた。
そして、その時期になって大手の家電メーカーからマイナスイオン商品が出始めたのだ。
実際にマイナスイオンを機能させると使用感に差が出るというデータは取れたからだろう、しかしその根拠は微妙だったと思える。
わたしの印象に強く残ってるマイナスイオンの話として生活に取り入れる価値があるかもと感じているのが、寝る時にほんの少しでいいから外気が入るようにするということ。
これは古い日本家屋で発生するすきま風のイメージだ。
真冬や真夏には少しハードルが高くなるが、各段に睡眠の質が上がるかもしれない。
換気という観点からすると、現代人の生活はエアコンが普及したことと、マンションなど機密性の高い建物が増えたことで、閉ざされた空気の中で生活することが当たり前になっている。
職場がビルの中だと窓ははめ殺しがほとんどだから換気システムが働いていてもお世辞にも新鮮な空気にはほど遠いはずだ。
コロナウイルスは、タクシーの運転手や乗客も感染してるが、個人的には窓を開けないという環境のせいだと感じてる。
ところで、大手家電メーカーがマイナスイオン商品をリリースしたことで、マイナスイオンは市民権を得たと思っていたが、そういえば最近マイナスイオンの話なんて聞いたことないなと思い、GoogleTrendsで調べてみると、
関連するキーワードを見てもアイロンとドライヤーが出るくらいで、生活に身近なことばではなくなってるなと感じられる。
いろいろな情報が伝わってくるが、それらを総合すると、もう少し窓を開けて外気を取り込む生活をしなさいという警告のような気がしてくる。