コロナに打ち克つために世界中が自粛やガマンを強いられる中で、こういうタイミングで便乗を企てる者は少なからず出るものだ。
以下は日本の話。
新型コロナウイルス感染症に便乗した身に覚えのない商品の送り付けにご注意ください https://t.co/IANWc4EIr8 pic.twitter.com/osDks4bNCp
— 消費者庁 (@caa_shohishacho) 2020年4月15日
事前の知識として次のことは知っておいて損はないでしょう。
便乗するのは悪徳業者や詐欺師の看板を背負ってる者だけでなく、社会的公器の看板を掲げてる者も行うのだ。
知人のオーナーさんいわく、賃料が下がっても店から本部へのロイヤリティは1円も下がらないらしく、ただ単に本部の利益が減るのを防ぎたいだけみたいです
— 茶羽織@欲の先は闇 (@cyabaori) 2020年4月17日
最も便乗ネタが多いのは政治に関してであることは言うまでもなく、ピンからキリまである中で、最もピンに位置するのがコロナに便乗して憲法改正を企ててるという話だが、今日は政治には触れない。
便乗しようとする者は、コロナでほぼ全ての人が混乱と不安を受けているその気持ちにつけ込み便乗しようとする。
市職員を名乗る男から保険料の還付金があると電話があり、「市役所はコロナで忙しいので、ATMで手続きします」と約100万円を詐取。休業店舗を狙った空き巣の懸念も。新型コロナに便乗した犯罪に注意が必要です。#新型コロナ #COVID19 #緊急事態宣言https://t.co/K2ScxaAT4P
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2020年4月16日
便乗される側(つけ込まれる側)からすると、『困ったな、助けて欲しいな』と思うその気持ちが狙われるのだ。
手口は詐欺の王道を行くありふれたものが多いようだが、今のご時世さもありなんと思わせられるように仕向けられる。
【新型コロナウイルス関連:詐欺にご注意ください!】
— 大阪市広報 (@osakacity_koho) 2020年4月15日
水道会社の社員や、息子などになりすました新型コロナウイルスの流行に便乗した不審電話が発生しています。このような不審な電話等があったときは、慌てずに一旦電話を切り、すぐに警察に通報してください。詳しくは⇒https://t.co/kHBwL5GovO pic.twitter.com/bBilaf99Sb
そんな一方で、一見便乗してるかのように見えるが、鋭いところを突いているのが健康に対する意識だ。
日本では、病気になったり、健康に不安を感じる人が健康保険を使って病院に行くことは奨励されこそすれど、咎められることはなかった。
しかし、コロナの収束後は、健康ではないということは非難の対象とまではならなくても、他人から避けられる要素になるかもしれない。
「コロナ後の世界」に忍び寄る「健康・健全ディストピア」 不健康と不健全が「罪」となる社会で
〜〜以下引用〜〜
もしあなたがいま、生活習慣によってなんらかの不安を抱えているのだとしたら、いまのうちに「健康」になっておいたほうがよい。「健康でない」ことは、そのうち大罪になるのだから。
〜〜引用ここまで〜〜
当たらずとも遠からずという話に思える。
もし、コロナ収束後にこのような社会に近づいて行くとしたら、間違いなくここでも便乗する輩が出てくる。
日本人が空気を読むのが得意なかぎり便乗する者は後を絶たないだろう。