広告代理店の電通が政治に深く食い込んでいることが明らかにされることが増えている。
同様に、お笑いの吉本興業も政治に深く介入してることもよく話題になる。
政治風刺をお笑いネタにするのではなく、お笑い芸人が政治に忖度し提灯持ちをしてるように見えることも多い。
テレビに出る有識者と称される人々の中には芸能事務所に所属してる人もいる。
そして、コロナ関連で連日テレビで解説する大学教授の岡田晴恵さんも芸能事務所に所属したことが明らかになった。
そう遠くない将来には、日本の政治家も芸能事務所に所属するのではないのだろうかとすら思えるくらいだが、これは極端だとしても、元芸能人が知名度を武器に政治家になるというのは敷かれたレールを感じさせるような側面も感じられる。
また、元政治家でテレビタレントになってる人も珍しくなく、彼らの武器はわかりやすく説明する能力が高いことと、タレントとして自分が何を求められているかの理解力が高いことだ。
自分のタレントとしての価値やギャラや発揮するパフォーマンスと求められてる演技や芸を、常に天秤にかけて得をするように、損をしないように行動するだろう、それは決して悪いことではない。
その結果、真実に真摯に向き合ってるような錯覚を世間に与えながら、自分の得になるように行動する。
見え透いたウソを吐いたりすれば自分のタレント価値を損ねるので、巧みにさまざまな利害を天秤にかけ、結局はスポンサーに忖度する。
ここで言うスポンサーには権力や世間の空気も含まれる。
世界はともかく日本では、政治も経済も含めて多くのものや事が芸能マネージメント的な理屈で動いていると気付いた方が良いかもしれない。
人にはそれぞれの立場や意見があるが、それらを踏まえて常に最新の情報にアップデートした自分専用の天秤を持たなければいけない時代になったのだ。
一般人ですら、多くのことが芸能的な評価に晒されるようになったのだ。