女子アナについて語りたい訳ではないが次の記事に興味を引(惹)かれた。
弘中綾香アナ、土曜2番組で発覚した意外な不人気 水卜麻美アナとの違い
水卜アナは「芸能人ではなくアナウンサーに徹する」ことがモットーだという。どうやら、ここに弘中アナとの違いがありそうだ。
断トツの視聴率が取れないにしても、安定感で評価される──これはテレビ業界で生き抜く必勝法の1つだという。
まさに水卜アナのキャラクターに当てはまる。調子に乗って芸能人面することが絶対にない。老若男女から広範な支持を得ている。
これに対し、弘中アナは男性ファンなら多いのかもしれないが、女性に人気がないという弱点があることが分かった。
つまり安定感が足りない。
少なからぬ視聴者が「彼女は芸能人気取りではないか」と疑っている段階と言えるのかもしれない。
「女性視聴者は、ある意味で残酷です。彼女たちは、ちょっと前までなら弘中アナを褒めていましたが、潮目が変わればあっさり見限る。
結局のところ、女性視聴者は『男に媚びるような態度や視線』はあまり好きではありません。このままだとなかなか厳しいのかもしれませんね」(同)
実際にこの番組を見た訳ではないので、この記事のコメントが的を射てるかどうかは分からないが、昨今の風潮として女子アナには視聴率に反映される人気が求められているが故に、あの手この手で話題にされてしまうという事情が感じられる。
ネガティブな話題でも話題になることが大事だという傾向はどんな分野にも共通してる価値観のようにも感じられる。
話題になりさえすれば良いというのは限りなく広告宣伝的だが、話題にならないことは存在していないのと同じというのもまた真実だ。
なぜ上記の記事に興味が引かれたかというと、アメリカ大統領選でのトランプvsバイデンとダブって見えたからだ。
『話題にならなければ存在してないのと同じ』という価値観は、まさに『勝てば官軍負ければ賊軍』そのもの。
良く似た表現に『正義は勝つ』というものがある。
この表現は誤解されることが多く、思いが強ければ強く信じてれば願いは叶うという意味で解されることが多いが、実際には勝った者が正義と認定され、正義の座を奪い取るからという身も蓋もない意味に他ならない。
このように考えると、正義は勝つというのは恐ろしい表現だと気付ける。
トランプ氏がなりふり構わない理由だろう。
では、私たちのような末端の者にとっての正義とは何だろうか?
脳裏に浮かぶ言葉がある。
生きてるだけで丸儲け!
言わずと知れた明石家さんまさんの名言。
生きてることに意味や価値を求めるから、生きてるだけに満足できなくなる。
そんな意味や価値を追い求めることは正義と勘違いしやすい。
そうなる理由の大半は人間関係に起因している。
家族や身近な人からの悪影響が大きいことが多い。
生きてるだけで丸儲けと実感したければ、他人の期待に応えたいという気持ちを捨てることは重要だ。
勝てば官軍とは種類が違うが、一番大事なのは自分だ。