カメラやテレビなど映像を取り扱う分野では高画質が追求されている。
高画質として要求される要素やレベルにはさまざまあるが、高画質と括られることが多い。
その影に隠れるのが音声。
テレビや映画などでは、高画質なプログラムには高音質な音声が付きもので、ボーッと見てると高画質化されると勝手に音もリンクして高音質になると勘違いしてしまいそうになる。
しかし、映像と音声は別々の存在で互いに独立したもの。
数年前から志の高いYouTuberの中からは、異口同音に『映像よりも音声にこだわれ』と上がっていた。
そして今年のコロナ禍で始まったリモートワークでも音声に難のあるコミュニケーションに拒否反応の声が上がっていた。
映像と音声の組み合わせでいうと、音声の方が重要だという声が増え始めたような気がする。
また、スティーブ・ジョブズをはじめとする欧米のカリスマ経営者の中に瞑想を愛好する者が多いことから、映像を伴わない音声(この場合は静寂を妨げない自然音や環境音)に注目する人も密かに増えていた。
カメラに対する投資に比べたらグッと少ない投資額で音声の録音は楽しめる。
私も数年前にタスカム リニアPCMレコーダーTASCAM DR-05というのを購入して自然音や環境音を録って楽しんでいた。
自分にとっての最適な設定を見つけるための若干の試行錯誤や、大敵である風のノイズ対策という工夫は必要になるが、今は必要な部材は百均で手に入るので試行錯誤も楽しめる。
ところで、この音を録るということに関して先入観としてステレオ録音でなければいけないという思い込みがあったのだが、最近モノラルでも悪くないんじゃないかと思い始めた。
俳優の火野正平さんが自転車で旅をするこころ旅という番組が好きで見てると、音声をガンマイクで録ってるように見えるからだ。
俳優・火野正平さんが相棒・チャリオ(自転車)に乗って日本全国を走ります!
その日の旅の目的地を決めるのは、みなさんから寄せられたお手紙。「人生を変えた忘れられない風景」「大切な人との出会いの場所」「こころに刻まれた音や香りの情景」「ずっと残したいふるさとの景色」など、お手紙に書かれたエピソードをもとに、ひとりひとりの心に大切にしまってある「こころの風景」を訪ねます。
https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/guide.html
そこで数日前に購入したのがtascam DR-10SG
まだまだ設定を試行錯誤してることと、標準で付いているカバーが風に対してはイマイチなので試行錯誤中。
上記は自転車のサドルにゴリラポッドで固定して道路の環境音を試し録り中、乾電池でも作動するがモバイルバッテリーで動作中の写真。
今日は久しぶりに山登りして、山の風景の音を録ってみたい。