誰に向けられた情報なのか?
ブログを書き始めた人の多くは、誰かのために書くというよりも、自分のために書く人が多いはず。
自分のためにとは、自分が感じてることや思ってることを自分のことばで表現するということ。
非常に簡単に思えるこのことは、実はかなり難しい。
難しいというよりも、それなりの訓練や積み重ねや慣れが必要になる。
自分の思ってることを書いているはずなのに、『俺、こんなことが言いたいわけじゃないんだけどな〜』と読み返しながら思ったことが何度もある。
そして、年月を重ねて、言いたいことが思ってるように書けるようになってきたと自信が持てるようになると思うことが、『なんか、いっつも同じこと書いてねえ?』ということ。
他の方のブログなどを読んでると、同じことの繰り返しにはキャラが表れていると思えるのに、自分事となると視野の狭さや守備範囲の狭さに思えてくる。
さて、ここまでは前置きで、自分事として始めたブログであっても、いろいろ可視化されるデータで自分のブログが世間のどこに位置してるかを望むと望まざるとに関わらず知ることが出来ると、需要と供給の関係について考えるようになる。
しかし、データだけを基にして自分の需要を考えてみてもガリレオの湯川学(福山雅治)のように『さっぱりわからない』としかならない。
ニュースや報道やワイドショー的な膨大なメディアがあるが、商業目的な場合は、見てもらえるだけでは足りないはずで、需要と供給のマッチングが問われているはず。
世間の多くの人にはあまり興味がないかもしれなさそうな話題があった。
バイクは70歳から! 生きていることを実感するために走る、元内科医 2020/11/12
日本自動車工業会の調べによると、2018年度のバイクの新車購入者の平均年齢は52.7歳。そして2019年度は54.7歳と、高齢化の一途を辿っている。
日本のバイクの販売のピークは1982年で、現在はその頃の10%程度の市場規模になっている。
上記の記事を読めば分かるし、最近の新車購入者の平均年齢からも、バイクは若者が乗るというよりも、かつての若者が回春剤として求めている様子が感じられる。
さて、これだけ需要が減少してるバイクだが、わたしが見る情報サイトにはバイク関連のものが結構出てくる。
誰にでも出てるのか、それとも年齢条件でカテゴライズされて配信されているのかがいつも気になる。
もし、わたしをバイク購入へ誘導しようとしてるならアルゴリズムは判断ミスをしてるのだが、ページビューを稼ぐことが目的ならば少しは成功している。
わたしのブログは、ごく少数のリピーターの方を除き圧倒的に検索から入って来られている。
自分が検索する場合、検索のキーワードはその時の気分で変わりあまり一貫性があるようには感じていない、おそらく傾向めいたものはあると感じてるが。
そうすると、世間の方も似たようなものだろうとしか思えないので、予め需要を想定して話題を選ぶということがどうしてもできない。
もしわたしに多くのリピーターがいたならば、『こんなテーマだと反響が大きいんだな』と、同じような話題を誇張気味に書きたくなるのかもしれない、そのような場合は明確に需要に対しての供給になる。
需要が分からずに供給を繰り返すことは、なんと呼ぶのが良いのだろうか?
しばらく考えて思いついた、『そうだ、これは趣味なんだ』と。
需要が分からずにやるのは趣味で、需要を意識してやれば仕事でありビジネスなのだ。
現代には、遊びのような仕事が増えているのは、始まりは趣味だったのに途中からビジネスになったものが多いからなのだろう。
やってることは同じようでも、似て非なるのが趣味と仕事なのだ。