違う見方

新しい時代の始まり。複数の視点を持つことで、情報過多でややこしい現代をシンプルに捉えるための備忘録的ブログ。考え方は常に変化します。

あの人がなぜ?

一体真相はどうなってるのだろうかというゴシップ風の記事が目についた。

 

ガードレールにわいせつな落書き「全部カタカナ、個人名や絵も」模範で表彰の現役中学教師がなぜ?

山口容疑者は事件現場となった平塚市と隣接する秦野市の公立中学校の教師。

 

元教え子は「工夫された授業が分かりやすかった」と声をそろえる。

 

山口容疑者は、過去にはその指導方法が評価され、神奈川県が教員の模範とすべき教員と位置付ける「優秀授業実践教員」として表彰されたこともあるほどだった。

 

 

 

三重大病院…不祥事で麻酔科医一斉退職 背景にパワハラ「今辞めたら共犯者」 2/1(月)

「恐ろしかったです。このような上司がいる病院では、働けないと思いました」 (現場にいた麻酔科医)

 

三重大学は、男性医師の発言はパワハラだと認め、厳重注意したということです。

 

 

 

人の心の中には天使と悪魔が同居しているからこそ起きてる出来事なのかもしれないが、起きてるだけでは世間への認知は進まないはず。

 

起きたことが認知されるためには、まず発覚することが必要で、その次にそのことが話題として伝わる必要がある、と思える。

 

空気を読んだり、忖度したりが当たり前の世の中では、臭いものに蓋がされることはよくある話で、発覚するためには蓋が外される必要がある。

 

 

一般論としての発覚には、密告や内部通報の匂いがするし、コロナ禍では〇〇警察と呼ばれるボランティアの摘発者も珍しくなくなった。

 

 

 

 

 

密告や内部通報は、管理や監視と相性がよく、データが証拠化しやすい。

 

こんなデータが公表されてるなんて知らなかった。

 

「内部通報の多い企業」ランキング最新TOP100  2021年1月29日

「1年間で100人に1人が通報する」環境が、通報制度が機能している目安の1つとみているが、通報1件当たりの従業員数は100人未満が101社中78社、200人未満は同じく94社だった。

 

 

密告や内部通報は、窮鼠猫を噛む的な反撃であり抵抗だと感じられるが、ピンチの時には自暴自棄になるというケースもある。

 

甲子園で優勝したチームで主将を務めた人物が大学入学後に起こした事件の裁判があり、その背景に大学野球部内のパワハラがあり、そこから逃げるための自暴自棄があったことが報じられていた。

 

 

甲子園V主将裁判で主張、駒大野球部「風習」で転落  2021年1月27日

「深夜2時、3時までコンクリートの上に正座させられたり、雨の中、傘もさせずに先輩たちの買い出しに行かされたり、たばこの火で根性焼きさせられたりしました。3月から9月に退部するまでほぼ毎日ありました」と供述。

 

「チームの体質、風習についていけなかった」ことが退部の理由と説明した。

 

 

 

世の中には、『あの人がなぜ?』と思わざるを得ない事件が起きることが珍しくなくなっているような気がする。

 

ストレス時代と言われるが、ストレスの理由が被害者にとってはハラスメントだが、加害者にとっては予定調和な風習や伝統に従っているだけの行動というのがまだまだあるのだ。

 

いわゆるブラックと括られる分野には必ずと言っていいほどあるはずだ。

 

正義の味方であってもブラック化が避けられないのが現代。

 

実録!警察官がストーキング・性犯罪…過去には裏金で事件揉み消しも 戸田一法 2021.1.29

任意で免許証の提示を求められたのに、理由もなく住所など個人情報を控えようとした場合は、きちんと拒否すべきだろう。

 

全国で25万人以上もいる警察官。筆者の知る限り警察官は正義感の強い方ばかりだが、これだけの人数がいれば、谷内被告や元巡査以外にも、偶発的に職権を悪用する警察官がいるのは不可避なのかもしれない。

 

ただ、警察官が治安を守るため職務に専念し、そして市民も法令順守に努める社会が健全なのは、言うまでもない。

 

 

 

おもしろいことが何もないと嘆く人は多いが、それは無用なストレスやハラスメントと無縁な証で、本当は喜ばしいことなのかもしれない。